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from: 倭寇の末裔さん
2014/01/24 09:26:48
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平和主義の意義 (8)
・現代の平和志向
前節ではこれまでの平和主義論の主なものについて紹介してきたが、現代の国際社会で、国連関係を除いて、どのような動きがあるのかを見て見たい。
1EU(欧州連合)
欧州連合は、それまでの欧州石炭鉄鋼共同体が母体となって、1952年7月に発足した、ヨ-ロッハ゜地域の総合体である。
その発端は、1947年のマ-シャルプランである。これは、第二次大戦で疲弊し切った欧州の自力回復は困難であると見た米国が、ソ連との冷戦中でもあり、ソ連の影響力が及ぶのを防ぐという意味を込めて、計画、遂行されたものであるが、それだけでなく、その背景には、これまでに何度も戦ってきたドイツとフランス慮国間で二度と戦争を起こさぬようにするためという強い意志があった。
EUは、これまでの連合国家成立を目標とした平和主義論と直接的に繋がるものとは言えないが、その方向に沿うものであったとは言えるであろう。
ちなみに、EUは当初は6カ国で発足したが、現在は27ヶ国となり、1999年からは単一通過ユ-ロが導入され、現在の導入国は16カ国を数えるに至っている。
2中イの平和五原則
1954年、インドと中国間で調印されたもので、主権と領土の相互尊重、相互不可侵、相互内政不干渉、平等互恵、平和共存の五項目を合意した。ただし、最後の平和共存は、前の四項目が達成されることを条件とした。
インド、中国間にはカシミ-ルを巡る国境問題があり、これに関連した合意であると思われる。
この平和五原則は両国間では維持されていると思う。
3バンドン会議での平和十原則
1955年にバンドンで開催されたアジア・アフリカ会議で、バンドン十原則が合意、採択された。
この十原則は、その前年の中イ平和五原則に加えて、植民地主義反対、基本的人権確立、民族自決、核兵器禁止、全面的軍縮の五項目をプラスしたものとなった。
しかし、その後の動きを見るに、中国はこの五原則とは180度反対の方向に突っ走っているのである。-
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