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  • from: 倭寇の末裔さん

    2014年11月09日 09時06分35秒

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    社会的共通資本 (3)

     宇沢は、初めは数学者を目指して大学の数学科に入ったが、マルクス経済学者川上肇の著、資本主義の弊害を実証的に論じた「貧乏物語」を読み、これに触発されて、経済学者になることを決意して、経済科に入り直したというくらいのヒュ-マニストであったからこそ、ヒュ-マニズムに根ざした経済学を展開したのだと思う。
     宇沢は、経済の効率化を求めて、自由競争、市場原理主義偏重に走り、私欲の手段と化した今の経済学を回復するには、ジョン・スチュア-ト・ミルの経済学原理に学ぶべきものが多いと言っている。
     
     即ち、マクロ経済的には、国民所得や消費、投資などの経済的変数が一定に保たれている状態がある。これが「定常状態」であり、これを維持することが大切である。
     経済学者は、これを実現できる制度的な条件を追求すべきであると言うのである。
     彼は、その進化論的な経済学説の代表として、ソースティン・ヴェブレンの唱えた「制度主義」を高く評価し、その考え方をベ-スとして彼の経済学説を構築したのである。
     それが宇沢の「社会的共通資本」の学説である。
     そこで、社会的共通資本について述べる前に、その基になっている制度主義について触れておくことにしよう。

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