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  • from: 倭寇の末裔さん

    2019年02月10日 10時56分28秒

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    老いを考える

    筆者もいつのまにか80歳超え、今年3月には89歳を迎える。
     医療のの進歩と、環境衛生の向上によつて、人間の寿命は長くなり、今や100歳時代と言われる。昔は「人生わずか五十年」とか、「70古代希なり」といって、70歳になると「古稀」の祝いをしたりたが、それも今死語てしまっている。
     昔は確かに長寿はお目出度いことであったが、昨今は長寿化社会はあまり歓迎されない。財政的には年金の負担が増えるし、といって、年金だけでは老後の生活ができないから、少ない貯蓄を切り崩しても府合う府で70歳そこそこで貯蓄が底をつき正解が成り立たなくなるからである。老年破産とか老後貧困といわれる所以である。「百歳なにがめでたい」と言う本が出版されるのも故なるかなである。
     このような生活資金の心配がなく、病気もさほど心配がなければ、「老い」も悪いことばかりではないと思う。
     女性は、20歳くらい若返りたいなどと言う人が多い。美しいままでいたいと思う女心ではそうであろう。が筆者はそうは思わない。
     ショ-ペンハウエルは、「布の表裏のようで、若いときは、表の綺麗さしか分らないが、歳とると、布の裏面の糸の絡み方や織り方が良く分るようになり楽しい」というようなことを言っているが、その通りだと思う。
     歳とると、記憶力は弱くなるかもとれないが、ものごとのからくりや問題の背景構造についての解析力、判断力は鋭くなるのである。
     ものを考え、書くことが好きな筆者にとっては、この能力の鋭敏化はなによりもの「老いの贈り物」であると考えている。
     「老い」の最大の楽しみである。
     村上新八
     

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