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イタリア!小さなまちと田舎の旅

イタリア!小さなまちと田舎の旅>掲示板

公開 メンバー数:396人

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  • from: グラ姐さん

    2010年05月19日 00時47分55秒

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    トゥレーノ・ナトゥーラその1

    5月1日土曜日、
    シエナからのイベント列車、トゥレーノ・ナトゥーラの蒸気機関車にのりました。

    春と秋の気候のよい季節に、シエナからオルチャ渓谷のいろいろなまちへ
    いろんなテーマで週末に出る特別列車です。
    ディーゼル車のときと蒸気機関車のときがあって、今回は蒸気機関車です。
    http://www.ferrovieturistiche.it/p.asp?p=trenonaturacalendario.asp

    本当は1週間前の ”Festa del pecorino e del carciofo”
    (ペコリーノ・チーズとアーティチョーク祭り)に行く列車に乗りたかったけど、
    こればっかりは日が決まっているのでしかたなし。

    日本からの事前予約をして、支払いはこの日キャッシュで。
    支払いを済ませると、ちょうど1番線にその蒸気機関車が、
    汽笛を鳴らして入ってきました。
    もう、イタリアじいちゃん、ばあちゃんからおじちゃん、おばちゃんは
    やんややんやの拍手と歓声。

    まずは先頭まで行って、私も写真を撮りました。


    ??と思った人はいますか?
    これって機関車トーマスと違う・・・ そう、今回初めて知ったのですが、
    蒸気機関車も、他の機関車と同じでどっち向きにも進めるのですね?
    知ってました? これって、私が無知すぎたのでしょうか?

    ちなみに、しばらく走ってモンテ・アンティーコというところで違う路線に入るため、
    蒸気機関車を逆方向につけかえたら、ほらちゃんとトーマスのようになりました。


    この蒸気機関車は1914年製造のものだそうです。
    皆、嬉々として車両に乗り込みます。
    座席はこんな感じ。


    指定された号車の指定された席に行けば、
    イタリアでのお約束、ちゃんと別な人が座っていました
    そのシニョーラ、
    「あなた何番?ああここね。申し訳ないけどそこの席と替わっていただけない?」
    やはりそうきましたか。
    まあ、困ることは何もないので承知して隣のボックスへ。

    私以外の3人は、2人がミラノからのご夫婦で、
    もう1人は、ご主人の方のお姉さんでレッコに住んでいるそう。
    ご夫婦の奥様の方が、まず私に話しかけてきて、
    イタリア語が多少分かると判明したら、もうずっとしゃべりっ放し。
    いい人たちだったので、1人参加でも楽しい旅となりました。

    私を日本人と分かった上で、アジア系は皆いっしょという感覚なのでしょう、
    「私は、アジアの人たちが好きよ。
    真面目だし、手先が器用だし、良心的だし。
    私はいつも中国人の店で髪を切ってもらっているの。
    彼らのところへ行くと、たった8ユーロで、ちゃんと上手に切ってくれるのよ。
    イタリア人の店に行ったら15ユーロもかかるのに。」
    ですって。

    それから年の話をして、
    (イタリア人は日本人と同様けっこう平気で年の話をする)
    私の年を言ったら「信じられな〜い!アジアの人ってどうしてそんなに若いの?」

    今度は私が彼らの年当てをして、もちろん思ったより少し若く言ったら、
    それよりも若かったので、
    今度は私が「信じられな〜い!イタリア人ってどうしてそんなに若いの?」と言い、
    ここの4人はみんな若い!ということになりました。

    奥様73歳(写真なし)ご主人75歳、そのお姉さま80歳。
    写真は80歳と75歳のきょうだいです。


    そんなこんなでモンテ・アンティーコに着いたわけですが、
    ここでは、機関車の先頭を最後尾につけかえるために、15分ほど停車し、
    客は降りて自由に歩き回ることができます。






    ここでは、実はイベントと言うか、見せ場がありまして。
    これまた今まで考えたことがかったのですが、
    蒸気機関車には大量の水を注入するのですね。
    もちろん水を、石炭焚いて蒸気にし、その力を動力にするのは分かっていましたが
    水を入れるところって見たことがなくて。

    この駅には、水を入れる管が残っていて、注水場面を見せてくれるのです。

    これが注水する管。


    水は、こんなすごい太さで注ぎ込まれるのでした。


    とりあえず、モンテ・アンティーコの駅も載せておきます。


    さて進行方向を変えて、サンタンジェロ・スカーロへと向かいます。
    モンテ・アンティーコまでは今でも鉄道が走っていますが、
    その先は廃線になっていて、こうした特別なイベント列車のときだけ走るのだそう。
    そんな話をしてくれた、ボランティアスタッフのシニョーレ。


    機関車も古ければ、スタッフもお年を召した旧鉄道員で、
    お土産の記念グッズを売っているのも同年代ぐらいの女性達でした。
    皆元気で、いろんなことをよく知っていて、いろいろな人の質問に答えたり
    自ら窓外の畑や山を指差していろいろと解説もしていました。

    続く。

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コメント: 全6件

from: グラ姐さん

2010年05月20日 06時51分52秒

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「トゥレーノ・ナトゥーラその2」
サンタンジェロ・スカーロ(駅名はサンタンジェロ・チニジァーノ)に到着。


まちの人たちで結成されている「虹のバンド」のお出迎え。
すごい人山の奥からだったので写真は撮れず。

ここでは16:40まで4時間半自由時間なのですが、
カンティーナの見学ができることになっていて、虹のバンドが先導して行くので、
ひとまず着いていくことに。

途中に地元の名産やワイン、食べ物を売る露天がいくつも出ていました。

ポルケッタを少し味見させていただきました。


空豆!イタリアでは生で食べたことがなくて、是非食べてみたいと思っている食べ物です。


そして空豆と一緒に食べるペコリーノも。


でも、カンティーナの見学があるので、味見や買い物は後回し。
カンティーナの門まで先導した虹のバンドの面々が、役目を終えて帰っていきます。


見学したのはこちらのカンティーナ、Banfi

さて、時間がないので続きはまた次回。

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toorak

from: toorakさん

2010年05月20日 22時37分08秒

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「トゥレーノ・ナトゥーラその2」
ぐら姐さん

このトゥレーノ・ナトゥーラ、自由時間もたっぷりある上、露天があったりカンティーナ訪問があったりと、いろいろイベントがあるみたいで楽しそうですね。

そら豆、おっきいですねー。さやの状態のは見たことなかったです。やっぱり日本のものとは種類違うみたいですね。

> 見学したのはこちらのカンティーナ、Banfi

家族経営くらいの小さなワイナリーは見学させてもらってゆっくりテイスティング楽しませてもらったことあるんですが、Banfiくらいの大規模なワイナリーになると人数も多そうで見学ものんびりマイペースでは難しそうですね。

大きいところだとテイスティングも有料のとこもあるって聞いたんですが、ここはどうでしたか?

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mitsu

from: グラ姐さん

2010年05月21日 02時55分21秒

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「トゥレーノ・ナトゥーラその3」
toorakさん、

> そら豆、おっきいですねー。さやの状態のは見たことなかったです。やっぱり日本のものとは種類違うみたいですね。

日本のよりも細くて長いですね。
この後書きますが、残念ながらここでは食べなかったのです。

> Banfiくらいの大規模なワイナリーになると人数も多そうで見学ものんびりマイペースでは難しそうですね。
>
> 大きいところだとテイスティングも有料のとこもあるって聞いたんですが、ここはどうでしたか?

うふふ、今回はそのことについて書こうと思っていたのです。

Banfiでの見学は、toorakさんの予想通り、
大手カンティーナに大勢の見学者、マイクを使ってのもの。
これまで小さな、良心的なカンティーナを(いや大きいところも)
いつも少人数で見てきた私にとってはちょっと興醒め。


説明なんか聞きもせず、適当にあっちこち覘いて、ひたすら最後の試飲待ち。








カンティーナの周りの景色

ああ、車でちょっと走れば素敵な風景がいくらでも見られるでしょうに…

朝、シエナの駅までタクシーに相乗りした日本人ご夫妻と途中で会って、
いっしょにカンティーナの中をふらふらしたのですが、最後まで試飲無し!!!

え〜っ!もうこんな大手のワインなんて、絶対に買わないね、なんて話しながら昼食へ。
昼食は、別料金で20ユーロ(ワイン代別)。
特設テントにテーブルが並べられていました。


そしたらね、なんとっ! ワイン別料金と書いてあったのに、
カンティーナ・バンフィのご厚意により試飲代わりにボトルサービスで飲み放題だったのです〜。


同席した日本人夫妻と、さっきまでボロクソに言ってたことはすべて撤回。
今度日本で見たら買ってあげよう!なんて、まったく現金ですね〜。

メニューは不思議な組み立てでした。
1皿目は。パンチェッラと言っていました。パンのサラダです。


パンを水で湿らせてぽろぽろにし、
刻んだ玉ねぎやトマトなどの野菜、オリーブオイルと混ぜてある、
とてもトスカーナらしい料理です。
玉ねぎがほどよくきき、トマトとオリーブオイルがパンに浸みて
とても美味しい一皿でした。

リボッリータ。豆や野菜、パンの入ったスープ。

スープと言うよりも水分の少ない煮込みです。
これまたトスカーナならではの料理で、
しみじみと豆の甘さを感じる舌にも胃にもやさしい味でした。

その次がペンネ・アッラビアータ。

これは、辛さ控えめのごくごく普通の味でした。

プリモ3連発の後に、セコンドとサラダ。
セコンドは、ローストした牛と豚1切れずつと薪で炙ったサルシッチャ(ソーセージ)1本。

シンプルだけど、美味しい。
サービス赤ワインのボトルをお替りしちゃいました。

サラダは、大きなボウルに入っていて、適当に取り分けるもので、
なくなるとお替りもありました。
(写真無し)

〆は、カントゥッチとヴィン・サント。これまたトスカーナ!!!ですね。

甘いヴィン・サントにかた〜いカントゥッチを浸して食べて、しみじみ幸せな気分。

プラ皿は味気ないけど、町内婦人会のマンマたちに、
家庭の手料理をごちそうしてもらった気分で、
こういう普通のものが普通に美味しいって本当にいいなぁと感じました。
そしてBanfiの厚意で赤ワイン飲み放題もあっての20ユーロは、とってもお得感がありました。

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from: ザヴィエルさん

2010年05月21日 17時13分12秒

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「Re:トゥレーノ・ナトゥーラその2」
ぐら姐さん

空豆を生で食べるとは澁澤龍彦のような、美味しいんでしょうか青臭い気がしますが。

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from: papalinaさん

2010年05月21日 22時02分00秒

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「Re:トゥレーノ・ナトゥーラその3」
> そしたらね、なんとっ! ワイン別料金と書いてあったのに、
> カンティーナ・バンフィのご厚意により試飲代わりにボトルサービスで飲み放題だったのです〜。
> 同席した日本人夫妻と、さっきまでボロクソに言ってたことはすべて撤回。今度日本で見たら買ってあげよう!なんて、まったく現金ですね〜。


ぐら姐さんに不向きな職業 → 政治家
理由は言わずもがな。すぐに収賄罪で捕まります。
うふふ。

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from: グラ姐さん

2010年05月22日 10時24分00秒

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「トゥレーノ・ナトゥーラその4」
ザヴィエルさん

> 空豆を生で食べるとは澁澤龍彦のような、美味しいんでしょうか青臭い気がしますが。

私は、大好きです。
カルチョーフィやプンタレッレのような、ちょっと癖がある野菜が好きな人は好きだと思います。
日本のものとは違い、豆の粒が小さく、やわらかいです。
青臭いし、すこ〜しほろ苦いような味もします。
これをペコリーノと一緒に食べると美味しいんです!!!
ワインが進むというか。

これについては、実際に食べたときのことを後ほど書きますね。


>papalinaさん、

はい。私には絶対に向きません。
美味しいものがどど〜んと出てきたら、絶対に買収されますもの。


さて、3回目で終わるかと思ったら、調子に乗ってどうでもよい写真まで載せていたら
4回目に延びてしまいました。

食事が終わる頃に、「虹のバンド」とは違うグループの演奏が入り、
そのあと通りに出てあちこちで演奏していました。


虹のバンドも負けじと通りで演奏を始めました。


実は、私はここからこのツアーをドロップアウトして、
ここに来る前に停車した駅モンテ・アンティーコから列車に乗って、
グロッセート方面に向かうつもりでした。
で、バールの人に聞いてみたのですが、ここにはタクシーはなく、
モンテ・アンティーコから呼ぼうにも、やはりそこにもタクシーはないのだそうで
モンタルチーノにならあるのだそうですが、だれもタクシーの番号を知らないないのでした。
いくつかの店で聞いてだめ。

この列車の添乗のオジサンに相談して、
モンテ・アンティーコで降ろしてもらえないかお願いしたら、
この列車は、岐路は別の路線を走るので、無理だというのです。
シエナまで戻ってからグロッセート行きがあるかどうか、
わざわざ電話して確かめてくれて、それはあることが分かったので、
結局、大幅な時間のロスはあるものの、シエナまで戻ることにしたのでした。

戻りの列車まで、まだ1時間ぐらいあったので、ぶらぶらと散歩。






ああ、ここから車でちょっと走れば素敵な景色がたくさん見られそうなのに、
車がないのは、本当にもどかしい… やはりトスカーナは、車で回らなくちゃ、と思いつつ
またシエナまで戻ったのでした。

ちなみに、帰りの列車でも同じボックスになった例の元気なお年寄り達。
ワインのボトルを3本飲んじゃったそうです。

さて、Treno Naturaのまとめをしましょう。

よい点
・乗客のイタリア人との交流が楽しい
・蒸気機関車が楽しめる
・トスカーナならではの料理がお安く、楽しく楽しめる
・お祭り気分が味わえる

よくない点
・美しい景色は、車窓からしか楽しめない
・蒸気機関車なので、窓を開けられない(開けると、煤が入ってくる)

これにてTreno Naturaの項を閉じます。

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