サンタゴスティーノ教会を目指して、ぶらぶらと坂道を下って行きました。
素敵なものを売っているお店がたくさんあったけど、ウインドウをちらっと見るだけで
中に立ち寄るのはぐっとこらえて。



着きました。

でも残念、昼の閉館時間になってしまい、中に入れません。
すぐ近くに店があったので、そこでお昼を食べてから
開くまで待つかどうか考えることに。

ロカンダ･ディ･サンタゴスティーノという例によって安易な名前の店。
不思議な雰囲気の店でした。

テーブルも椅子もテーブルクロスもばらばら、
美しい、趣味で集めた大きなお茶の缶とか、古い道具とか
いろんなものがごちゃっと飾られていて。

置かれているものに共通に言えることは、
この店を作っている人の「私の好み」ということのみという感じ。

それが不思議な統一感を生み出していて、居心地は悪くないのです。
写真は遠慮してこの1枚しか撮りませんでしたけど。

注文を取りに来たシニョーラは、金色のロングヘアーをたらし、
ピンクのベレー帽を被っていて、え？店の人なの？という感じでしたが
どうやら彼女がここの奥様のようでした。

この日は３人ともパスタ１皿のみ。
ポロネギとサルシッチャののピーチです。

近くにあったからたまたま入った店なのに、
これ、すっごく美味しい！
ネギの香りと味が口の中一杯に広がって。
ピーチの茹で加減も抜群。
少なく見えるけれど、それはイタリアンパセリが立派過ぎるからで
窪みのある皿に、十分な一人前が入っていました。
満足。
姉は、ピーチを食べたのが初めてだそうで、感動していました。

でも１皿とカッフェなのであっという間に終わってしまい、
教会再開の時間まではまだまだ。
中心部まで上ってまた降りてくるのも嫌だし（最後はまた上ることになるので）
フィレンツェに戻ることを考えると時間的にも厳しいし、
ということでこの教会は諦めることにしました。
（またの機会があるでしょう、きっと）

ぶらぶらと中心部まで坂道を上って行きました。



実は、この旅行に発つときに、
旅支度のリストで最終チェックはしているので、
旅先で困るような忘れ物はなかったのですが、
いつものように慌しく支度をしてきたため、ピアスをつけて行くのを忘れたのです。
食事に行くときの大き目のはポーチに入れていましたが、
もし普段使いにいいのを見つけたら買おうと思っていました。
で、あったのですよ、手作りアクセサリーを売っている店が。

ウインドウに飾られているのが、どれも個性的で、でも妙に目立ち過ぎなくて、
安くはないけど、それほど高価でもないので、小ぶりのピアスなら手が届きます。
私にぴったり！と同行の2人も言ってくれたので、購入。

ドゥオーモに入ります。

有料でした。
入り口は、左側のアーチの向こうにあります。
入り口のところのフレスコ画。受胎告知ですね。

1148年、ローマ教皇エウゲニウス3世が建立。
シエナ学派による多数の美術品が内部にあります。
『旧約聖書』、『新約聖書より（キリストの生涯）』、『最後の審判』
などの美しいフレスコ画の数々、
『受胎告知』、『大天使ガブリエル』-などの木像等々がありましたが、撮影禁止。

見終えてドゥオーモを出ると、青空と塔が！

入り口の門に向かいながら、別のビューポイントがあったので寄りました。



さあ、最後の目的地、
ボローニャ在住の友人が、値段のわりに美味しいよと薦めてくれた
ポッジボンシ郊外のカンティーナへと向かいます。

ぐら姐さん

サンタゴスティーノ教会は入ることが出来なくて残念でした。

この教会は見所が沢山で、無料な分だけ、有料のドゥオーモよりも遥かに勝ります。

単廊式の一見地味ですが、美術品の宝庫です。

残念ながら、キオストロのフレスコ画は残されていません。

ここはお勧めです。次回のお楽しみに是非。

サン・ジミニャーノの写真懐かしく見ました、３回行きましたが行くたんびに
周辺が変わってしまうのが残念です。