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イタリア!小さなまちと田舎の旅

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公開 メンバー数:399人

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  • from: ぐら姐さん

    2009年01月20日 07時02分53秒

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    カモッリ

     イタリア語は、gliの発音が独特の音なのですが、日本の文字だと「リ」に近く、さらにその前が拗音か促音のように聞こえることが多いので、カモッリあるいはカモーリと表記されることが多いようです。Pugliaをプーリアともプッリアとも書くのと同様です。イタリア人には、カタカナ読みで「プーリア」というと、え?と聞き返されること多いですけど。

     それはさておき、カモッリはジェノヴァから列車で1時間ほど。リオマッジョーレまでが2時間ほどなので、ちょうど中間点の辺りにあります。有名な超高級リゾート地ポルトフィーノも近いのですが、カモッリに2泊してちょこちょこっとそちらにも出かけてきたので、少しずつご紹介しますね。

     カモッリも、チンクエテッレ同様もとは漁港なのですが、何せリグーリアですから、リゾート地になってしまうわけで。砂浜もありますし。

     私にここを教えてくれた友人の知人が、カモッリは東リビエラで「いちばん可愛いまち」と言ったそうですが、それから想像するよりは大きなまちでした。そしてこのまちには、なかなかのレベルの宿が多く、シーズン中は高くて、私など泊まれないぐらいなのです。冬は、安くしているので、ちょっと奮発、ぐらいの気持ちで泊まりました。

     カモッリに着き、宿に荷物を置いて、早速散歩に出ました。このまちは海沿いに広がっていて(山の方にも住宅はあるけど)、メインの通りは、海岸通りと少し上にある線路と平行にある商店街の通りの2つです。

     宿からはどちらの通りにも行けるので、上の道に出て少し歩くと、もうまち外れの方まで着きました。そこからは港が見えます。
     

     下りていくと、何らや面白そうな船が見えてきました。
     

     デジタルズームで撮ったので近くに見えますが、私達が近付いていくときには、もう岸壁に着いて、漕いでいた人たちは降り始めました。
     

     岸壁に着いたときには、人々はいなくなり、この船がいったい何なのか聞くことはできませんでした。
     

     あとでこの船のポスターを見たのですがフランス語で書かれてたのでよく分かりません。もしかすると、このタイプの船の、まち対抗の競技が開かれるのかも知れませんね。

     港の周りを歩きます。
     

     海沿いの道を歩いていくと、港の向こう側は、砂浜でした。
     

     そしてそこから宿の方へ戻り、振り返るとこの景色です。
     

     つづく。

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コメント: 全6件

from: ぐら姐さん

2009年02月03日 20時11分35秒

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「カモッリを発つ朝」
 カモッリを発つ朝。ホテルの朝食はなし。お湯は、私の小道具で沸かせたので、インスタントのカプチーノを飲んでお出かけ。

 ふふふ、焼きたての熱々フォカッチャを食べるのだーっ!!!と2人でフォカッチャ屋へ突撃。8時ごろでしたが、ちょうど開店して、第一弾が焼き上がるところでした。
 
 この店、まちに2泊で3回目。おじさんも顔を覚えてくれました。焼きたてを店の前で頬張ります。
 

 多分生地にもチーズが練りこんであると思うのですが、上に乗っているのはリコッタなので、とってもさっぱりしていて、2枚ぐらいペロリと食べられそうです。(あ、2枚写っているけど、2人で2枚ですからね、念のため)

 このフォカッチャ屋さん、カモッリの名前をつけたカモッリエーゼというお菓子も作っています。
 

 
 はい、もちろん買って食べてみました。アーモンドの粉を使って、お酒の味を浸みこませているようです。しっとりとした食感でした。

 では、最後にこの朝のカモッリの風景を。

 港にある城
 

 

 その城へ続く階段から見下ろした港とまち
 

 

 イタリアのまちの朝、いちばんに働くお仕事の1つは、まちの清掃員。ここでは、小さな清掃車が活躍していました。
 
 日本では、毎日まちを清掃する姿は見られないですね。私の住むまちは、駅の連絡通路が新しいのに汚れていて、とても残念に思います。

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from: ぐら姐さん

2009年01月27日 19時53分11秒

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「カモッリの夕暮れと夕食」
 さて、翌朝用のフォカッチャも買い終え、美しい夕方の景色を振り返り振り返り、シャワーを浴び、夕食へ向かう準備のため、宿に戻ります。
 

 昼に見て、きれい!と思った入り江と教会の搭でしたが、夕暮れになると時計に灯りがともり、なんともいえない懐かしいような、心がほのぼのとする夕景色なのでした。
 

 ホテルへ続く道も、散歩の人で賑わって。
 

 1本奥の上の道は、クリスマスシーズンなので、こんなイルミネーションが。
 

 上から下へとライトが点滅し、星が降ってくるような感じでした。

 部屋へ戻って、シャワーを浴び、洗濯を済ませて夕食へ。旅行中1度は食べたいオマールか伊勢海老のパスタ!と思うのですをが、このホテルのレストランにオマールのパスタがあったので、ここに決定!それと鰯のマリネ、焼き野菜をいただきました。パスタの写真ですが、店の照明が暗くて、赤っぽかったのでこんな色になってしまいましたが、大きさも味も申し分なし!大満足のパスタでした。1皿22ユーロです。
 

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from: ぐら姐さん

2009年01月25日 09時52分19秒

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「行列のできるフォカッチャ屋」
 さて戻ればもう夕暮れ。そうそう私達のホテルは、料金に朝食が含まれていなくて、朝食は10ユーロプラスになりますがどうしますかと聞かれ、けちなので付けないことにしたのでした。というわけで朝食べるものを調達しなくっちゃ。

 そう思っているところに、行列のできているフォカッチャ屋発見。
 

 フォカッチャ屋はほかにもいくつもあるのに、この店だけが異常に混んでいるのです。もちろん様子を見に、突撃〜!ちょっと図々しく人を掻き分けて、ガラス越しに見えるオーブン室まで行きました。お、焼いてる焼いてる。
 

 このオジサマ、カメラを向けているのを知っていて、気になるくせにとってもシャイで、動きを止めてくれません。イタリア男らしくありませんね〜。雰囲気としては、イタリア版川谷拓三といった感じ。(ああ、例が古すぎる…)お、一番人気らしい品が焼きあがりました。
 

 これ、焼き立てだとリコッタの水分がぴちゃぴちゃ垂れてくるような状態です。焼いた端から飛ぶように売れて、次々と焼いていました。
 

 私達は、これと、もう一つ野菜が入っているという、キッシュのようなもの、そしてリオマッジョーレで最初に食べて気に入ったカリッカリの薄焼きフォカッチャを買いました。
 

 ほかに、切り売りピッツァもありました。(残念ながら食べてない)
 

 こちらは、その翌日に買ったオリーブのフォカッチャ。これは激ウマでした。
 

 このお店の袋を見て、びっくり!なんと、豊洲のららぽーとにも店があるのです!
 

 なぜ〜?店の中に、日本の女性達がこの店で修行をし、日本の支店をオープンさせた新聞記事が飾ってありました。
 

  実は、この店をすっかり気に入ってしまった私達は、この後2回通ったのですが、最後の朝早く行ったときにはさすがに行列はなくて店の人にゆとりがあったので、聞いてみました。木村屋とフランチャイズ契約を結んだとのこと。

 して日本での評判やいかに?と思って調べてみたら、いくつかのブログに書かれていましたが、どうやらこの店とは作っているものが違う模様。値段も安くない(これは仕方がないですけど)。カモッリの店のような行列のできる店とはいかないようです。

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from: ぐら姐さん

2009年01月24日 16時14分37秒

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「サンフルットゥオーゾ」
 修道院から搭へ続く道を歩いて行きましたが、搭には入れないようになっていました。何とかと煙は…の、何とかと同じなので高いところが大好きで、上りたかったのでちょっと残念。

 そこから向こう側の入り江に下りていけるようになっていました。修道院のビーチよりもさらに小さなビーチがありました。
 

 ここには、レストランがありました。夏場にこんなところで1日過ごすのもいいだろうなぁ…。泳いで、横になって、おしゃべりしたり、本を読んだり。お腹が空いたら美味しい魚介を食べて。
 

 搭に続く道を小さな入り江と反対の、山の方に行ってみました。なんと、山羊さんたちが大勢!皆、忙しそうに草を食んでいました。
 

 

 これは、きっとここの人たちが放し飼いにしているのでしょうね。そしてミルクを取って、チーズでも作っているのでしょうか。

 さて、また修道院の下を通って、船の出る岸壁に戻ります。
 

 船は16時。(14時の船に乗ってきましたから、ちょうど1時間半の滞在です)岸壁に、サンフルットゥオーゾの絵がありました。
 

  

 港へ向かう途中で、カモッリのまちが見えてきました。
 

 昨日、このサークルに入ってくださっているamiさんから、メールを頂きました。地図で、ここに書かれているまちの位置を示してほしいとのこと。確かにその方が、皆様が旅行プランを立てるときなど便利かもしれません。ということで、今日は、地図を貼り付けます。
 http://www.paesionline.it/camogli/mappa_camogli.asp
 下の方にイタリアの長靴のどの辺りの拡大図かも分かるようになっていますのでご覧ください。地図内の+-のところをクリックすると拡大縮小もできます。これから、いろいろ工夫してみたいと思います。

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from: ぐら姐さん

2009年01月22日 22時55分23秒

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「サンフルットゥオーゾの修道院」
 この修道院の建物は、7世紀だか8世紀だかに建てられて少しずつ増築され、13世紀にメインのゴシック建築部分が完成したようです。そして15世紀にドーリア家のものとなったのだそうです。何でも海底17メートルに沈んでいるキリスト像とドーリアの墓があることで有名なのだとか。1983年にドーリア家からFAIと言う、文化財や環境を保護する財団に寄贈され、今はFAIが管理しています。
(ドーリアについてhttp://pozyu.hp.infoseek.co.jp/wol/ca1.htm )

 下船して、早速中へ。
 
 以外に簡素なつくりです。キリストの磔刑像が、何だか可愛らしくて気に入りました。
 

 素敵なのは、小さな回廊です。
 

 

 柱頭部のこんな彫刻を見るとたまりません。
 

 

 この回廊は、2階建ての吹き抜けになっているところがまた素敵でした。
 

 2階の海側は、展示室になっていました。
 

 

 ここに入った時に、ものすごく不思議な印象がありました。私は、ここを見たことがあるのです。窓の形も、窓から見える外の景色も、少し前に見たことがある…。
 

 でももちろんここは初めてですし、これと同様のところを訪れた記憶もなく・・・。デジャヴなのでしょうか・・・。

 外に出て、周りを散歩することに。
 

 ここで、思わず笑ってしまいました。住人が十数人というこの集落の、それも1週間に何人通りかかるのかしら、というようなところにポストがあったのです。
 
 郵便局の集配人は、本当に来るのでしょうか。月1だったりして。

 少し上ったところから、別な角度の修道院が見えました。
  

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from: ぐら姐さん

2009年01月21日 07時17分41秒

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「サンフルットゥオーゾの修道院へ」
 宿から出かける前に、レセプションで地図をもらいました。宿のオジサマが、地図を広げて「このまちはとてもシンプルで、道は2つしかありません。上の道。そしてこの下の道です。」というので、私が「じゃあ、地図は必要ないわね。いらないわ。」とカウンターを離れかけたら、何だかオジサマには受けたらしく、ゲラゲラ笑いながら、まあそういいなさんな、という感じでこのまちから見に行ける観光スポットを教えてくれました。

 「ここがサンタマルゲリータで、こっちがポルトフィーノ。サンフルットゥオーゾには美しい修道院があって、船で行けるよ。それから…」

 船で行ける?この季節でも船が運航しているの?この修道院のことは知っていましたが、船で行くか、2時間半歩くかしか方法はないと書いてあったので、船はまずないと思い、諦めていたのです。

 オジサマが、地図にある時刻表のページを開いてくれました。なんと日曜(この日)は、本数が多い!行くべし!!!

 ということで、まちをざっと歩き、簡単に昼食を摂った後で、14時の船に乗りました。美しい崖の景色を見ながら、途中1箇所に寄り、30ほどで入り江に入っていく船。見えてきました…
 

 このサンフルットゥオーゾは、住人が十数人しかいない小さな集落だそうで、木々に囲まれてひっそりと修道院が建っている…という感じです。穏やかな海を進み、静かに船は近付いていきます。海からのアプローチがとても素敵なところでした。
 

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