以前、マッチンさんがエレベーター使用中に停電で止まってしまったお話を書かれていましたね。

私も、停電にあってしまったことがあります。

「食事中に停電！」
ガッリーポリに滞在中の夜、部屋ご飯を食べ始めたら、突然灯りが消えました。
窓の外からはまちの人々のざわめく声。
窓から外を見ると、まち全体の灯りが消えています。

そう、停電です。
食事の最中なのに、全くもう・・・
すぐに復旧するかと思ったのに、数分経っても変わりません。
また窓の外を見に行くと街の人たちも、それぞれの家の中でキャンドルを灯したり、
暗いから外に出て、おしゃべりをしたり。
（真夏なので、９時近くても空が真っ暗にはなっていなかったのです）

ここまでは、困っていました。
暗い室内での食事はし難いし、テレビも楽しめないし。

あ、私いいものを持っていたのだった！
万が一のこともあろうかと、懐中電灯ならぬ山用のヘッドランプの超小型（でも明るい）を
小物入れ袋から取り出して、ヴィーノの瓶に取り付けました。
これ、結構すぐれもので、ベルト代わりに細いゴムひもが付いていて、
それが本体に収納されているのです。
長さも自由自在に引き出せるので、ほらボトルにもぴったり。

明るさ２段階＋点滅（遭難などの緊急用）なので、明るい方を点灯させると
食事をするのに全く困らない明るさ。

停電が復旧するのに20分ほどかかったでしょうか。
この写真は、復旧後に記念撮影したものなので、周りの明るさが均一です。
これまでいつも携帯していたのに、旅では初めて使ったこのランプ。

もうちょっと若かった頃、山遊びが大好きな夫と一緒に私も山遊びをしたり
（登山ではなく、山に入って、渓流釣りを楽しんだり、山菜やキノコを採ったり…）
キャンプをしてカヤックを楽しんだりしていました。
そのため、登山用品やアウトドア用品や衣類はけっこう持っています。
そういう商品と言うのは（ちゃんとしたメーカーのものは）本当にコンパクトに、軽量に、機能的に、丈夫に作られています。

それらの中から、旅行に持って行くと便利なものを少しだけ持っていたことが本当に役に立ったのでした。

ガッリーポリの写真を少し載せます。

昨日は停電のことを書きましたが、
停電ならぬブレーカーがおちて大変だったことは3回あります。
今日は、その1回目のことを。

「調理の途中でブレーカーが落ちた！」
’15年のフェッラーラでのことです。
フェッラゴストの前後の暑～～～い日の夕方、
アッパルタメントで夕食を作っているときのこと。
エアコンがんがんつけて、電気オーブンを使ったら、ブレーカーが落ちて、
照明も、エアコンもオーブンも全部使えなくなり。

真夏で、外はまだ明るかったので部屋を探し回り、
ブレーカーらしきものを見つけていじっても復旧しません。

仕方なく、この部屋のオーナー氏の携帯に電話してみました。
10分ほどで来てくれて、部屋のではなく、
大元のところのブレーカーで復旧させ、
エアコンと電気オーブンを一緒に使わないように言われました。
やれやれ。

イタリアは電気料金がとても高いと聞いています。
何しろフランスから買っていますからね。
だからなのでしょうか、契約しているアンペア数が小さいのでしょうね。

最近イタリアで（いや多分世界各地で）増えた、この手の貸し部屋は、
オーナーが別なところに住んでいることが多いので、
こういうときには不便ですね。

でも部屋は申し分なく、3泊なんてもったいないと思いました。
夏のバカンスシーズンの都市の宿は海辺や山と違って安く、
1泊50€なんてとてもありがたいです。




これがその日の夕食

これは別な日のもの。
特別なもの、手の込んだものは無くても、イタリア食材を思う存分食べられるのは嬉しいことです。

皆様またまたこんばんは。
パネットーネにパンドーロにスプマンテに・・のナターレが近づいてきました。イタリアはまだ遠いですが、せめてイタリアのおいしいものを楽しみたいですね。

さて、大規模停電、これも経験しました。場所はターラントです。やっぱりこの手のは南部が多いのでしょうか・・。
アラゴン城のすぐそばのレストランで夕食中、確か例のお食べ地獄のプリモを食べている時でした。町中の電気が急に消えてしまったのです。それから長い時間、レストランも何も出来ず食事は中断。8月の夕べだったので、暮れなずむ海をぼーっと眺めながら過ごしました。南部の夕食は長いですが、この時は多分3時間ぐらいかかったと思います。
長時間の大規模停電って、途上国か？と突っ込みたくなりますよね。