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イタリア!小さなまちと田舎の旅

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from: ぐら姐さん

2018年11月17日 15時48分49秒

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レッジョ・ディ・カラーブリア(’18年夏)

レッジョ・ディ・カラーブリアにはあまりいい印象がありませんでした。昔、中村俊輔がセリエAのレッジーナに行っていた時にレッジョのことがあまり良く言われて

レッジョ・ディ・カラーブリアにはあまりいい印象がありませんでした。
昔、中村俊輔がセリエAのレッジーナに行っていた時に
レッジョのことがあまり良く言われていなかったからかもしれません。
治安が悪く、荒んだ街という印象を持っていました。
でも今回の旅行中にカラーブリアで8月15日を何とか過ごせるまちは…と考えると
レッジョが一番なのではないかと思い、
調べてみたらそうそう悪いところでもないようで、2泊することにしたのでした。
あれっつぉさんのインマコラータの祝日以上に
8月15日は田舎に行ったら何にもできないですからね。

スティーロのバス乗り場にやってきたバス。

フェデリーコ・バスなんて名前だけで親しみを感じてしまいます。
海沿いの道を進み、最南端をかわしていくのかと思ったら違いました。
山の方を抜け、ヴィッラ・サン・ジョヴァンニの北の方に出てから南下するのでした。
途中で、ヴィッラ・サン・ジョヴァンニの駅が見えて
写真を撮ろうとして失敗。(角度が悪かったし、本気度も足りなかったかも)

でもメッシーナ海峡が見えて、向こうにシチリアが見えて、
やっぱりちょっと撮っておきたいと思い、車窓からスマフォで撮りました。

ああ、シチリアに行きたい…と思いつつ。

バスに揺られること3時間ほどでレッジョ・ディ・カラーブリア駅前に着きました。
駅近くのモダンなホテルにチェック・イン。
ロビーはなく、チェックインデスクがあるだけ。
ても機能的にサクサクと仕事をしている様子は好感が持て、
翌日8月15日の昼に食事ができる良い店はあるか訊いてみました。
調べておくわね、と言ってくれました。

お弁当を持ってきていたのですが、バスの車内で食べるわけにもいかなかったので
部屋で遅い昼ご飯。
それから、このまちの一番の見どころである国立考古学博物館に向かいます。
何しろ、明日は聖母被昇天祭で休みですから、この日のうちに見ないといけないのです。

とか言いながら、寄り道しながら歩いて行ったのですけれど。
nasakuraさんがベルガモットの香りのバスタイムに使えるものが欲しくて
近くにエルボリステリアがないかホテルのレセプションで聞き、
教えてもらった辺りに行ってもよく分からなかったので
道で出会ったカップルに尋ねると、彼と彼女の言うことが違っています。
とりあえず彼の言っているところが近かったので行ってみたら無くて。

そんなこんなしているときに、nasakuraさんが近くを探してみるから
みんなはドゥオーモでも見ていて、と言ってくれたので入って見ることに。
立派だけれど、新しくてあまり魅力的ではありません。

中は広くてキラキラ。



外に出て、nasakuraさんと合流。
見つからなかったそうです。
博物館に向かって歩いたら、あーらこんなところに!
探していたエルボリステリアが見つかり、
(結局、カップルの彼女の方が言っていた場所だったのでした)
目当ての品を買うことができたようです。

通りの左手の先に海があり、その向こうにはシチリアが見えます。

歩きながら、交差点などで海とシチリアが見えると、何だか嬉しくてパチリ。

通りに面した教会のような建物。

どうやら戦没者を悼むためのところのようです。

お店のたくさんあるメインストリートだったので退屈はしないで歩けましたが、
博物館までは結構な距離がありました。
ようやく到着し、入館します。(つづく)

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from: ぐら姐さん

2018年11月18日 22時45分45秒

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国立考古学博物館に入りました。
この博物館には、カラブリア州に関する貴重なコレクションがあるだけでなく、
南イタリアの歴史・文化を知ることのできる先史時代、旧石器時代、鉄器時代など、
考古学コレクションがとても豊富に残されているのだそうです。

目玉は、1972年にリアーチェ沖の海底から発見されたブロンズ像2体です。
イオニア海の底に沈んでいるのが発見されてから四十年以上が経過し、
2013年の末ようやく本拠のレッジョ・ディ・カラーブリア国立考古学博物館に戻ってきたのです。

さっそく見に行きます。
こちらがUomo maturo(壮年の男)





そしてこちらがGiovane(若い男)




素人目には分かりませんが、
Uomo maturoの脚の筋肉のつき方は乗馬を習慣とする男のそれであって、
Giovaneの方は、よく鍛えられていることは確かですが、
馬乗りの脚ではないのだとか。

ローマ人は、ギリシャの学問をすすんで学び、
優れた彫刻や絵画作品を所望してローマへ持ち運んではコピーを作りました。
この2体の像も、ローマ皇帝か裕福な貴族のコレクションに入るべく、
ギリシャのどこかの港で船に積まれ、嵐に遭ってリアーチェの沖に沈んで2000年もの間眠っていた…
すごいですねえ、こんなにすごいブロンズ像がその時代のギリシャでつくられていたなんて。
(でも、個人的にはマザーラ・デル・ヴァッロの「踊るサテュロス」の方がポーズも表情も好きです。)

ほかの展示物もささっと見ました。





↑これ、↓この絵のように浴場に置いていたようなんです。


何のためなのでしょうねえ。



外に出ました。
目の前を観光トレインが通って行きました。

紺色のきれいなチンクエチェントが停まっていました。

私が喜んで近づいて行ったら、自慢げに撮らせてくれました。


宿に戻るともう19時近くになっていました。
少し休んで夕食に出ます。(つづく)

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from: ぐら姐さん

2018年11月19日 21時42分50秒

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レッジョ・ディ・カラーブリアの1泊目。
晩ご飯はどうしようかと話しました。
明日の昼に、美味しい魚介を食べる予定なので、今夜は適当でいいね、
近くの中華屋でも探そうよ、ということになり。
nasakuraさんが、「ぐら姐さんの野生の勘に任せるわ。」なんて言うし。

部屋で休憩しながら中華屋を検索しました。
無い…
中華&寿司なんて言うのが出てくるのに、ごく普通の中華の店が無いのです。
近くにないだけではなく、それなりに歩いて行けるところにも無い…
こんなことってイタリアのまちで初めてです。
中華&寿司の店なんて美味しいわけがないし。

で、近くに適当な店がないか検索してみたら、
すぐ近くに、カジュアルな店が見つかりました。
ここでいいんじゃない、ということで行ってみることに。

ホテルから歩くこと2分。
ここです。

地上階でないのは、珍しいです。
階段を上りました。
上の写真に見えているお店の人たちが、驚いたような表情で私たちを見ています。
食べるところは、さらに上のようなので、
上に行って食べられますか?と聞いてみたら、
Sìと言ってくれたので上がって行きました。

あらまあ。
味もそっけもないがらんとした空間。
テーブルと椅子だけはあります。
労働者風のオジチャン達が食事をしていました。

かなりディープな雰囲気。
なかなか楽しい!

待っているとオバチャンが来てくれて、
「えーと、今日はプリモがトマトソースのスパゲッティよ。
セコンドは豚肉かペッシェスパーダ(カジキマグロ)。
それとコントルノはインサラータね」
というので、4人共スパゲッティ、2人ずつ、肉と魚をオーダー。
インサラータは4つもいらないので2つでいいことにしました。
え?インサラータは2つでいいの?4つ食べればいいのに…みたいな表情でしたが
2つでいいの、と私たちはきっぱり。

その後一人でやってきた男性の動きを見ていると、
入り口に近い辺りの一角で、
セルフでトレイに紙のランチョンマットを敷き、
ナイフ、フォーク、コップを用意しています。

なるほど、この店はそういう仕組みなのね、と私たちも真似をしました。
ビールが来ました。

この店、ビールは小瓶のみ、水は500mLのペットボトルです。

スパゲッティがやって来ました。

マンマの味という感じ。
シンプルなトマトソースですが、普通にちゃんと美味しい!

次に豚肉がやって来ました。
インサラータは別皿で出てきたものを自分の皿に取り分けました。

これも、普通に美味しい。
魚も美味しかったそうです。

きっとこの店は労働者や単身者が食事をしに来る食堂なのですね。
あまりのそっけない簡素な雰囲気が、私たちはとても気に入ってしまい、
明日も来たいね~なんて思ったのですが、
残念8月15日にこの手の店はやっているわけもなく。

下(中二階)がスタッフがいるところのようで、
下りて行ってお会計をしました。
オバチャンが、えーと、と暗算でチャチャっと計算して出した金額は
27エウロ。
え!??
4人分よ、というとそうよ27エウロよ、というので支払って出ました。

ところがnasakuraさんが、
「ねえ、待って。絶対間違えているわよ、あの金額。
あんなに良心的な店に損させるわけにはいかないわ、引き返して訊いてみましょ。」
というので戻って、オバチャンに間違えていない?と訊くと、
「違ってないわよ。
食事が一人6エウロ。6、6、6,6で24エウロでしょ。
それにビールが2本で2エウロ、水が2本で1エウロですもの。」
とのこと。

この店、中二階に厨房があり、
私たちはここをスルーして2階まで行っちゃったけど、
ほんとはここで注文してから上に上がるシステムのよう。
メニューが貼ってありました。

プリモが3エウロ、
セコンドが4エウロ、
コントルノが1エウロ、
でも、1番下に書かれている文字を見ると、
これら全部をまとめたプランゾ・コンプレートのスペシャル料金は6エウロなのです!
(プランゾとあるけど、夜も同じらしい)

信じられないそのお値段に、ただただびっくり。
オバチャンや厨房のオジチャンに、ホントに美味しかったわ、ありがとう!!!
と挨拶を交わして出てきました。
オバチャンの写真を撮らせてもらい、とってもいい感じに写っているのですが、
許可を得ていないので載せません。

プランゾ・コンプレートのスペシャル料金は6エウロに
インサラータも含まれているのなら、2つとか言わずに4つもらえばよかった。
オバチャンが、どうして2つでいいの?って顔をするわけですね。

レッジョにまた行くことがあったら、絶対またあの店に行こうね、
と4人で話しながら宿に戻ったのでした。

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