トスカーナの（小さな）まち
1.アレッツォについて。

アレッツォは小さなまちではありません。
人口は9万人ちょっとなので大きな街でもないですね。
でも歴史のある、素晴らしい美術品のあるまちです。
イタリアにはこういうところが本当にたくさんあって。

初めて訪れたのは、ナターレの時期にフィレンツェに1週間ほど滞在したときです。
そこから日帰りで「聖十字架伝説」を観に行ったのでした。
それと映画「La vita è bella（ライフイズビューティフル）」のロケの広場を見たくて。

聖十字架伝説は、サン・フランチェスコ教会にあります。

外観はとても地味ですが、中はなかなか。
でも撮影禁止なので、写真はありません。
ブログに’22年の写真を載せていらっしゃる方を見つけたのですが、
撮影OKになったのでしょうか。

アレッツォの写真はこれまでにも載せましたがひとまず少し載せます。
大好きなグランデ広場



ドゥオーモ


街角





庶民の味方、ターヴォラ・カルダのお店

’05年冬、’11年冬、’14年6月に行った時の写真ごちゃまぜです。
適当に賑やかで、適当に田舎感もあり、のんびり滞在するにはいいまちだと思います。

2.アンギアーリについて

アンギアーリについて書くことは少しです。
1度バスで通りかかって、あのまちは何と言うの？と後で調べ、
1度立ち寄っただけなので。

’09年冬にサンセポルクロに向かっているときに見た、
バスから見ておおっと思ったのがこれ。

そして訪れたのは’11年の冬。
モンテルキからタクシーで行き、まちの入り口の広場で降ろしてもらいました。

早速、足の向くまま気の向くままに歩き始めます。

見て分かるように坂のまちです。

訪れる前に調べて分かったことは、
イタリアの美しい村々（i Borghi piu' belli d'Italia）の１つに入っていること、
昔「アンギアーリの戦い」というものがあり、それをレオナルド･ダ･ビンチが描き、
でもその絵は現存していなくて、ルーベンスの模写によって知られているだけだということでした。。

’11年だったかに、
フィレンツェのヴェッキオ宮殿の「五百人広間」にヴァザーリが描いた
「マルチャーノの戦い」と言う壁画の下に、
ダ・ヴィンチのアンギアーリの戦いの壁画が隠されていることが分かったということが話題になりました。

まちには、こんなところがありました。
「戦いの館」、アンギアーリの戦いのムゼオです。

私にとっては、その戦いはどうでもよくて、
バスから見た丘の上の城塞都市を歩いてみたいだけだったのですけど。
街角写真。






こういう小さな美しいまちをあてもなくふらふら歩く楽しさと言ったら。
本当にわくわくします。
（このわくわく感、もう4年も味わっていません…）

まちの外れの城壁の辺り。





初めてバスから見た時のぼやけた写真の城壁を、地に足を付けて撮りなおしました。

逆光で残念でしたけど。
１～２時間あれば歩けるので、車で動く方はちょこっと立ち寄ってみることをお薦めします。
（バスでも可能ですが、モンテルキとアンギアーリに立ち寄ってサンセポルクロまで行くのは困難。どこか1カ所でタクシー利用するとなんとかなります。）