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イタリア!小さなまちと田舎の旅

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公開 メンバー数:396人

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  • from: ぐら姐さん

    2008年01月17日 20時27分54秒

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    スタートはカネッリのアグリから

     今回の短期旅行は、何となくトリノ往復をマイレージでゲットしていて、途中で行き先を変えようかとも思ったのですが、注意書きを読んでみると、日時の変更はできても、行き先の変更はできないとありました。

     さて、1月1日深夜に着いて、トリノで1泊するしかなく、ではその後の3泊をどこにしようか…。2日以降は休日ではないとは言え、ピエモンテの農業エリア(私が行きたいエリアは、それがほとんど)は、1月1日から、春の農作業が始まるまで、休業モードらしく。

     とりあえず、既に3回訪れている、カネッリの馴染みのアグリにやっているか、それから近くに1日ぐらい料理を教えてくれるか見せてくれるような人を知らないか、メールで聞いてみました。

     そしたら、「2日までは、営業しているよ!2日の昼は、知り合いのアグリのマンマに料理を教わって食べ、夜は家に泊まって、3日は、リグーリアに魚を食べに行こう!」などというお返事をもらい。でも3日の夜は、別に泊まりたい宿があったので(その街もみてみたかったし)、3日のリグーリアはお断りして、とりあえず2日は予約を入れました。

     2日朝、少し早起きして、急いで朝食を摂り、8:05発の列車に乗り、アスティへ。そしてそこからプルマンでカネッリへ向かいました。予定通り着きそうだと、宿にメールも入れて。

     バスを降りると、お迎えの姿は見えず。ま、10分やそこらは待つことになるのでしょう、と思い、春や秋とは少し違った街の様子を撮りました。
     

     
     ふと気が付くと、ララランラ、ラ、ラ、ラン…という鼻歌がそばで聞こえ、顔を向けると、宿のご主人がパンの入った袋を下げて立ち、「チャーオ、ぐら姐!」と迎えてくれたのでした。

     宿へ着くと、もう10時近いのに、宿泊の2組のイタリア人家族が、朝食を摂っていました。私は、済ませてホテルを出てきたはずなのに、「朝ごはん食べる?」と聞かれて思わずSi!
     
     カフェと、自家製瓶詰め桃ジュース、そしてクッキーなどをいただきました。

     この↓ヘーゼルナッツの粉を入れたケーキが、激うまでした。しっとりしていて、甘さ控えめ、ナッツの味濃厚。
     

     秋に行くと、ポルチーニなどがディスプレイされているテーブルには、自家製の製品がずらりと並べられ
     

     棚にも飾られ、
     
     今日で帰る1組が、いくつかの瓶詰めと、ワインと、チーズを買っていました。(チーズは、ここのものではありませんが、ここで程好く熟成させたものです。)

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コメント: 全5件

from: ぐら姐さん

2008年01月23日 22時52分55秒

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「カネッリ7 雪の朝」
 たっぷりと寝て、朝目が覚めるとなんだか窓の外が明るいような気がして、カーテンを開けると、雪が積もっていました。ほんの少しですけど。

 北国生まれの北国育ちなので、今は首都圏に住んでいたって、雪を見ると、子犬のようにはしゃいでしまいます。顔を洗い、身支度をして、まだしいんと静かな下の階に下りていきました。

 寒いけど、空気はしっとりとして、ひんやりいい気持ち。窓の外の葡萄畑の地面も雪に覆われて。
 

 そういえば、見かけが素敵過ぎて、冬になったら本当に使うのかしらと思っていた薪ストーブは、やはりちゃんと実用なのでした。
 

 外に出てみると、うふふ。雪の上についているのは、鳥さんの足跡だけ。とりあえずは、まっさらな雪面。真っ先に人間としての足跡をつけました。
 

 庭に飾ってある、ワイン作りの器具も雪の中。
 

 門の上の陶器の鶏も雪を被って。
 

 雪の葡萄畑を少しだけあるきました。
 

 そうこうしているうちに、宿のご主人が車でやってきました。彼ら家族は、別な家に住んでいるのです。「チャーオ、ぐら姐!キミが雪を連れて来たねぇ。」ですと。

 前夜の話では、奥さんが昨日から行っているリグーリアに車で魚介を食べに行き、その帰りに私の次の滞在先クーネオに送ってくれることになっていたのですが、この雪では、カネッリの街まで行くのが精一杯だとのこと。雪ですから、仕方がありません。

 本来、自力でカネッリからウーディネへ移動するつもりで時刻表を調べて行っていたのですが、朝早くと午後しかないので、それで行くことは既に無理で、お宿のPCで検索したところアスティまでプルマンで行って、そこから列車を2つ乗り継いで行けばいいということが分かり、すぐに出発。

 ところが、カネッリには無事着いたものの、プルマンが遅れている模様。ご主人は、外が寒いからと、プルマンが来るまで車の中で待たせてくれました。

 20分遅れでやってきたプルマンに乗り込み、アスティへ。それほど高くはなくても山越えの道は、やはり雪で、相当走りにくそう。
 

 

 やっとアスティに着いたときには、30分遅れで、予定した列車には間に合わず、自動発券機で調べたら、結局トリノまで出てからウーディネに向かうしかないのでした。今回はショーペロがなくていいなぁと思っていたのですが、雪にやられてしまいまったというわけです。

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from: ぐら姐さん

2008年01月22日 19時40分39秒

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「カネッリ6 晩ご飯」
 昼食が終われば、次は夕食。それまでなあんにもすることはありません。

 寒くても、葡萄畑を歩くのは好きなので、外をちょっと歩いたり、おうちの中でうろうろして写真を撮ったり。

 

 

 

 そうこうするうちに、夕食の時間になりました。ワインは何を開ける?ドルチェット?バルベーラ?それともネッビオーロ?

 バリカータ(バリック小樽に詰め替えて熟成させたもの)?それともノンバリカータ?

 たった1人のためにでも、好みを聞き、飲みたいものを開けてくれるのが嬉しい。これが1泊2食分に追加料金なしでやっていただけるなんて、幸せ!

 で、このワインを開けてもらいました。ノンバリカータのものです。
 

 前菜その1は、昼と似ていますが、サラミが違っています。
 

 次は、ペペローネの酢漬け。夏の旬の時に瓶詰めにしておいたものです。
 

 そしてロビオーラと言うこの辺りの山羊のチーズ。熟成期間の違うものがずらずらっと。
 
 ここの定番とは言え、いつ食べても美味しいし、赤ワインにぴったり!

 そして、
 
 奥が仔牛のローストのトンナータ。トンナータとは、ツナとマヨネーズをペースト状のソースにしてかける料理。ローマあたりでも結構見かけます。

 手前は、兎肉をロール状にしてローストしたもの。この兎肉も、昼の猪と同様、猟で獲れたものとのこと。なんだか、飼育されているものより味が濃いように思いました。

 そして美味しいのが、添えられたサラダ。セロリとクルミと仔牛肉のローストを刻んだものをエルベ・アロマティケで和えたもの。材料の組み合わせが抜群で、香りが良くて、ワインに合うサラダでした。

 ここまでで前菜が終了し、やっとプリモが出てきました。
 
 いたってシンプルな自家製タリアッテレのトマト・ソースです。でもこのトマトソース、旬の時期に作った自家製瓶詰めトマトで作ったソースなのです。やはり一味も二味も違うように思いました。

 さすがにお腹が一杯になってきて、セコンドはちょっとだけにしてもらいました。
 
 骨付き兎肉のオーブン焼き、フィノッキオ(フェンネル=ういきょう)のフリット添え。

 写真を撮り忘れましたが、ここにしては珍しく、別皿のグリーンサラダも出たので、本当にお腹一杯で、ドルチェはパスしました。

 昼と夜で猪、兎とジビエをいただき、冬もいいものだと思った1日でした。
 

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from: ぐら姐さん

2008年01月21日 00時32分46秒

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「カネッリ5 お酢のお母さん」
 時間が前後しますが、この朝チェック・アウトした家族連れがこの宿の小さなカンティーナを見るというので、以前も一度見たのですが、ついていきました。
 

 そこには、ワインビネガーもありました。ここでもやはり自家製のビネガーを作っているのです。
 

 この2つの瓶は、仕込んだ時期も違うので、片方は、つんとくる酢の匂いがして、もう片方は、なんともまろやかな匂いの、美味しそうなお酢の匂いがしていました。

 そうしたら、宿のご主人が、その美味しそうな方の瓶を棒でかき混ぜて、「ほら、見てご覧、Madre dell'aceto(マードレ・デッラチェート=お酢のお母さん)だよ。」と言うのです。
 
 瓶の横から見てもわかる大きな塊が見えます。

 上から覗き込むとこんな感じ。ぷよんぷよんしたゼラチン状のつるんとした塊です。
 

 バクテリアが作用して、ワインをお酢に変える時にできる沈殿物とのこと。これをずっと大事にして、新しくお酢を作る時に、瓶にワインを入れ、このマードレを入れるらしいです。するとこのマードレが作用して、ワインがお酢になり、マードレも成長する…ということらしく。

 小瓶を持っていって、ちょこっと分けてもらってくればよかった、と後から思いました。次回こそ、と思っています。 

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from: ぐら姐さん

2008年01月20日 09時14分45秒

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「カネッリ4 豪華ランチ」
 というわけで(カネッリ3の続きです)、宿に戻ってのランチと相成りました。

 キッチンで、ご主人が準備をするのに張り付いて見せてもらいます。お腹空いただろうから、これでも食べながら見ていて、と出てきたのがこのお皿。
 
 お馴染みの、生サルシッチャ、生パンチェッタ、カルネ・クルーダ。

 さて、これから食べるのはこれ。
 
 仔牛肉の首の後ろから背中へかけての部分だそうで、取り出してみると、大きなフィレ肉のような美しさでした。

 スライサーで切り、
 

 
 このまま味見してみるかい?というので、切ったばかりの何もつけない肉片を一口。ピエモンテの仔牛肉は、本当に美味しい!柔らかくて、味わいがあって、それでいてさっぱりしていて。

 そして登場したのが、これ!
 
 タルトゥーフォ・ビアンコ(白トリュフ)で〜〜〜す!!!

 この時期も、まだあるんですね。今シーズンは、不作でとても高かったのに、クリスマスや大晦日の大正餐に使いたい人たちがいるためにさらに値が上がったのだそう。でも、ここのご主人は、いつも買っている人とうまく交渉して30%引きで買えたのだとか。

 生の仔牛肉に、塩を少々、オリーブオイルを少々。そしてパルミジャーノを削り、白トリュフをたっぷりとかけて、いただきました。
 

 次は、目玉焼きにまたまた白トリュフを削って。
 

 そしてまた仔牛肉。今度はスカロッピーネにします。小麦粉をつけて、
 

 その間に、フライパンにオイルとローズマリーの枝を入れて熱し、
 

ローズマリーの香りがオイルに移ったところで取り出し、肉を入れます。
 

 仕上げに、エルベ・アロマティケを少しとパッシート(甘いデザートワイン)をたらしました。これにも白トリュフを削って完成!

 白トリュフを削った最後の小さなかけらをほれっ、と私の口に入れてくれました。これが一番美味しいんだよって。ムフンッと鼻に抜ける白トリュフの強い香り!ああ、うっとり…

 スカロッピーネは、こちら。
 
 エルベアロマティケとパッシートの香りが、ほどよくアクセントになり、でもそれには負けない白トリュフの香りがど〜んと押し寄せてきて、お肉の味を引き立てます!ああ、1泊でもここに来てよかった!と思う味でした。

 パスタも食べる?と聞かれたけど、結構お腹が一杯になってきたので、パスして最後のお皿へ。
 
 これはチンギアーレ(猪)の赤ワイン煮込みです。12時間かけて作るのだとか。冬ならではのジビエです。飼育したものではなく、猟で獲ったものだそう。この頃はプロの猟師が減って、獲物になる動物達が、増えているのだとか。

 どれもこれも美味しかったのだけど、お肉をたっぷりといただいて、もちろんワインもたっぷりたっぷりいただいて、お腹いっぱいになりました。

 それにしても、期待していなかった白トリュフをたっぷり食べられて、と〜〜〜〜っても幸せでした。

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from: ぐら姐さん

2008年01月19日 09時23分20秒

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「カネッリ2 1月2日は大人しくするしかない」
 朝食が一段落すると昼。アグリのご主人の友人が経営するアグリのマンマが、料理を作るところを見て、食べての予定でした。

 でも「ぐら姐、ごめんよ〜。今日はダメだって。今、あちこち電話したんだけど、どこも出なかったり、出ても休みだからって断られて…。とにかく出かけてみよう!どこか見つかるかもしれない」とご主人が言うのです。こんな事態を考えないわけではなかったけれど。

 とりあえず、彼の車で近郊ドライブ、おいしそうな食事どころ探し。その前に、と隣村の友人、画家だというシニョーラの家に寄って挨拶しようということで、一緒にお宅にお邪魔してきました。

 娘さんが、世界銀行の仕事でボリビアで暮らしているそうで、ドアには、南米のクリスマスリース。
 

 少しだけ家の中で立ち話をし、すぐにおいとま。この小さな集落にも素敵な古い建物がありました。
 

 

 霧に霞む冬の景色の中を車は走り、
 

 いろいろな集落で、やっている店は無いか探し、こんなところでは、車を降りて写真を撮り、
 

 

 1軒、開いている店があったのだけど、どうもピンとくる感じがなくて、スルー。

 人は殆どと言っていいくらい見かけず、車も疎らな通りを、アグリのご主人はF1並み(?)のスピードでビュンビュン車を飛ばして走りまわること1時間ほど。とうとう諦めて、「ぐら姐、カネッリの一番腕のいいシェフの料理を食べることにしよう」ということになりました。

 アグリに戻り、ご主人の料理をいただくことになったのです。

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