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イタリア!小さなまちと田舎の旅

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  • from: ぐら姐さん

    2009年04月23日 23時07分40秒

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    アオスタから

     コルティーナは、北イタリアの東側ですが、フランスと国境を接する西の方に、アオスタがあります。コルティーナに行った3年後の'98年に行きました。以前に書いたモンタルチーノなどへ行った後、あと5泊ほど残っていたので、アオスタに3泊することにしたのです。

     アオスタのある、ヴァッレ・ダオスタ(Valle d'Aosta)州の位置はこちら。
     

     アオスタは、その州都です。アオスタ3泊にはさまれた2日間のうち、1日はクールマユールに出かけました。
     
     できるならば、クールマユールに泊まりたかったのですが、夏のピークシーズンに3泊で受け入れてくれる、中程度のお値段の宿が無かったのです。

     アオスタからバスでクールマユールに行き、クールマユールからロープウェーに乗って、モンブランが間近に見られるという展望台に行きました。
     

     

     360°のパノラマを見ながらお弁当を頬張るのは最高の気分でした。
     

     笑ってしまったのが、この展望台に着いた途端、殆どのイタリア人が、ロープウェーが到着すると同時に携帯電話を取り出し、友だちや家族にかけていたことです。チャ〜オ!今どこにいると思う?モンテビアンコ(モンブラン)が見えているんだよ〜という感じで、楽しそうに話していました。一斉にだったのでそれはそれは賑やかでした。

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    suu kimuchin Lucia いちろ

コメント: 全5件

from: ぐら姐さん

2009年05月02日 14時41分46秒

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「バルバレスコ・定休日のある宿」
 皆様、GWをいかがお過ごしですか?この2日ほど更新していなかったので、私は旅行に行ったのだろうと思っていらっしゃった方もいるのではないでしょうか。それはブッブーです。昨夜のフライトで帰省し、この5連休は実家でのんびり過ごします。

 さて、泊まったお宿は、ベッキオ・トゥレ・ステッレという名前。ミシュラン等の三ツ星とは何も関係なく、この宿のある地域がバルバレスコの中のトゥレ・ステッレという地域にあるのです。夜に撮った看板の写真だけが見つかりました。
 

 ここのレストランの内部です。
 

 当時の何も知らない感覚では、田舎のたった1軒の店なのに、インテリアもセンスがいいし、料理も本当に美味しい!という印象でした。今なら、そのぐらいのこと、当たり前なのですが。地方の、まちから離れたところに驚くほど美味しい店があるということは、イタリアでは多々ありますからね。

 特に感動したのがデザートのパンナコッタです。それまでに食べたことのあるパンナコッタのわたし的1位は、トリノのホテル・レストランで食べたものでしたが、この店のは、またちょっと違った味で美味しく、その後、ピエモンテは生クリームが美味しいので、パンナコッタも抜群に美味しいのだと誰かに聞いて、納得しました。日本で食べていたものとは別物でした。

 さて、チェックイン後、散歩に出る前にレストランの予約を入れたのですが、そのときに宿のオジサマに次のように言われました。
「明日は定休日なので、今日の夕食後に宿と食事代の支払いをお願いします。明日の朝食はありません。宿を後にするときは、鍵をこの小窓から中に投げ入れてください。」

 えぇぇーっ!ホテルのくせに定休日?!だって近くにバールも無くて朝食を摂るようなところなんてないのに…。もし出た後に忘れ物を思い出したらどうするのかしら…。

 なので散歩をしているときに何か食べるものを売っている店を探しました。でも、そんな店は1軒もなくて。

 でも、水のボトルは大サイズを持っていたし、なぜかすごいタイミングで紙パックのフルーツジュースも持っていたのでした。そして飛行機の中で食べなかった袋入りのパンやクラッカー、チーズ、ピーナッツもバッグの隅から見つかりました。翌朝は、それらで何とか腹ごしらえをし、前日に乗った白タクに、朝の向かえもお願いしておいてよかった!と思いながら定刻にやってきた車に乗って帰路についたのでした。

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from: ぐら姐さん

2009年04月29日 20時30分16秒

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「バルバレスコへ」
 ピエモンテのアルバやアスティ県のワインづくりのまちやカンティーナのことはいくつも書いてきましたが、この当時は、まだ全然訪れたことがなくて、この前年にガルガニャーゴの宿でカンティーナ初見学を果たし、この夏の旅行計画を立てている時に、どうせならイタリアワインの名醸地モンタルチーノやバローロ、バルバレスコを訪れてみたいと思ったのです。

 そして、モンタルチーノのアグリに1週間泊まったわけですが、私の旅行は、まず休暇ありきで、休めるだけの日数ぎりぎり一杯のプランを立てるので、アオスタの後どこに1泊しようかと思った時に、バローロかバルバレスコ!と思ったのです。

 イタリア政府観光局でバローロとバルバレスコのホテルを調べたら、バローロに2軒、バルバレスコに1軒しかリストには無くて、その全部にファクスを送ったら(本当にそういう時代だったのです、11年前は。)返事をくれたのはバルバレスコの1軒だけで、そこに泊まることにしたのでした。

 行き方もよく分からなくて(それでも行っちゃうところが何ともいい加減な人間でして)、地図を見るとアルバからが近いようだったので、アルバで降りたら、なんと真夏のバカンスシーズン。海辺のまちや山の避暑地以外のイタリアのまちは、ゴーストタウンのようになっていたのでした。

 店は閉まり、人影もほとんどなく、当然駅前の広場にはタクシーも1台もなく…。1軒だけ、中華のレストランが開いていました。ひとまずそこで昼食を摂り、店の人にバルバレスコまで行きたいがタクシーを呼べるか聞いてみました。そうしたら知り合いの白タクを探してくれたのです。やれやれ。

 このときは、'95年にコルティーナやベッルーノを訪れて以来、イタリア語を話したい!と思って勉強していて、少し話せるようになっていました。レストランの人や、白タクのオジサンにはイタリア語しか通じなかったので、勉強しておいて本当によかったと思いました。

 さて、その宿については何も知らずに行ったのですが、レストランが宿も併設しているような小さな宿でした。1階がレストラン、2階が客室です。客室の窓を開けると、目の前に広がる葡萄畑!この店、バルバレスコのチェントロから離れた道沿いにあって、道の向こうにも葡萄畑を見下ろすところなのでした。そのときも'04年に訪れた時もレストランの写真はあるのに、宿の写真は無くて。

 '04年の時に宿の近くで撮った、葡萄畑の風景です。
 

 宿に荷物を置き、適当な方向に歩いて行くと、しばらくしてカンティーナがありました。敷地にお邪魔し、Buongiorno〜と声をかけてみたら、仕事中のオジサンがカンティーナから出てきました。何か用かと聞くので、カンティーナを見せていただけないかお願いしてみると、俺はタンクの洗浄中たけど、勝手に見て回っていいよ、と言ってくれました。
 

 迷惑にならないように見て回っていると、オジサンは娘さんを呼んできて、この娘は英語を話せるから、説明を聞くといいと言ってくれたのでした。当時は、イタリア語よりは英語の方が少しはまだましにできていたので、かなりイタリア語訛りの強い英語でしたが、ありがたく説明していただきました。オジサンはずっと仕事をしていましたが、そのうちお母さんも出てきて、一緒に写真を撮りました。
 
 
 テイスティングルームで試飲もさせていただいて、私と友人は2本ずつ買いました。
 
 このワインは、大切に日本に持ち帰り、しばらく寝かせてから頂きました。一口飲むと、このときのカンティーナの様子や葡萄畑の景色が鮮やかに蘇るのでした。

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from: ぐら姐さん

2009年04月28日 05時02分28秒

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「アオスタ4」
 クールマユールとグラン・サン・ベルナール峠が目当てで滞在したアオスタでしたが、アオスタも、ローマ時代の遺跡が残る、雰囲気のよいまちでした。

 只今発掘中。
 

 今ぐらい、いろいろなことに興味があって、調べる手段もあったら、もっとこのまちを楽しめたのでしょうけれど。そういう意味ではまた行ってみたいまちです。

 ローマの門だか水道橋だかが一方の壁になっているレストランがあって、そこで食事をしました。
 

 当時ポルチーニに興味を持ち始めた頃で、ポルチーニのグリルをセコンドのメニューにしている店を見つけ、そこでも食事をしました。こういうことだけは、当時から抜かりなかったのです。

 駅前です。
 

 帰国のためにミラノに向かうまで、あと1泊どこかへ行けるので、バルバレスコへと向かいました。

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from: ぐら姐さん

2009年04月26日 12時09分33秒

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「アオスタから3」
 グラン・サン・ベルナール峠の続きです。ハイキングコースを歩いていると、サン・ベルナールの像がありました。
 

 広々として、些細なことなどいっさい気にならなくなる山の景色。い〜い気持ちでした。
 

 

 クールマユールに泊まっていたら、こちらまでは足を延ばさなかったでしょうから、結果的にはアオスタ滞在でよかったと思いました。

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from: ぐら姐さん

2009年04月25日 06時25分04秒

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「アオスタから2」
 さて、3泊した中日の2日目は、グラン・サン・ベルナール峠へ行きました。、スイスとイタリアとの国境にあり、セント・バーナード犬のゆかりの地でもあります。セント・バーナードって、サン・ベルナール(フランス語)の英語読みだったのですね。

 サン・ベルナール峠という名前は、聖人サン・ベルナールに由来するそうです。この峠は、昔は商人や巡礼者が行き交っていましたが、山賊の出没や悪天候、雪崩などにより遭難者が数多く出ていたそうです。1050年、アオスタ大聖堂の助祭長ベルナール・ド・マントンは、峠の山頂に遭難者の救助を目的とした救護所を建設し、人々に宿泊と食事を提供し、多くの人々がそれによって救われたのだそうです。この功績によって、ベルナール・ド・マントンは、後の教皇インノケンティウス11世によって1681年に聖人に列せられたました。

 ここで代々育成されてきた救助犬たちは、樽に詰めた食料や気付け薬を遭難者へ送り届け、少なくとも2,500人の遭難者が救助されたと伝えられています。救助犬として用いられたのは2世紀頃にローマ帝国の軍用犬としてアルプス地方に移入された大型犬で、この峠での活躍にちなんで後に「サン・ベルナール」(セント・バーナード)と命名されたのだそうです。

 そのセント・バーナード犬の繁殖施設があると読んで、ここを訪れたいと思ったのでした。けっこう大きな施設で、十数頭〜二十頭ぐらいの成犬とたくさんの子犬たちがいくつかの部屋に分けられ、柵越しあるいはガラス越しに見ることができるようになっていました。
 

 

 これを書くに当たって、ちょっと調べてみたら、なんと'03年にサン・ベルナール修道院は修道士の老齢化と修道院の縮小に伴い、セント・バーナード犬を飼育することが負担となり、犬を売却したいと発表したそうです。確かに、あの大きさの犬は相当な量を食べるでしょうから、数多くを飼育するのは相当な負担になるのでしょう。

 でも、修道院の救助犬を維持しようという人たちが集まって基金を作る計画が立てられ、これにマルティニ市や美術館で有名なジャナダ基金などが加わり、救助犬として一躍セント・バーナードの名前を有名にした犬の名前を取って「バリー基金」が創設されたそうです。

 基金の活動は、スイス・セント・バーナード犬協会の助言を受けることにして、'04年に正式に発足し、修道院から救助犬を買い受け、夏季にはサン・ベルナール修道院で、冬季はマルティニ市に開設した飼育所で犬を飼っているそうです。今見に行くと、私が見たのとは、違う形で飼育されているのですね、きっと。

 さて、この峠には、湖があり、美しい景色も楽しめます。犬達を見た後は、湖の辺りでお弁当を食べ、一休み。
  

 その後、湖沿いの道路横にある小さな国境小屋で、スイス入国のスタンプを押してもらいました。フリーパスで通れるのですが、係官がパスポートにスタンプを押してあげようか?と声をかけてくれたので、記念に押してもらったのです。
 

 そして、どこがスイスでどこがイタリアか分からない、近辺のハイキングコースを歩き始めました。続く。

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