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イタリア!小さなまちと田舎の旅

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from: ぐら姐さん

2015年10月29日 22時29分23秒

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ポンポーザの修道院へ

ポンポーザの修道院に行きたいと思ったのは、「イタリア古寺巡礼」の「起伏のない道を走り続けていると、地平線の彼方に美しい塔が見えてきます。」という表現を

ポンポーザの修道院に行きたいと思ったのは、
「イタリア古寺巡礼」の「起伏のない道を走り続けていると、
地平線の彼方に美しい塔が見えてきます。」
という表現を読んだときです。

行き方を調べてもよく分からなかったのですが、
Codigoro(コディゴーロ)というまちまでは、鉄道が通っているようでした。
Trenitaliaのサイトで時刻検索したら、出てきたので、
そこまで行けば、その先はタクシーで行けるだろうと考えました。

タクシーバスとかいうのも、ありそうだったのですが、
8月15日では、きっと無理だろうと思っていました。

朝8:40に部屋を出て、駅へ。
8月15日、フェラゴスト(聖母被昇天祭)の朝のまちは、
静かで、爽やかです。

この日でも、中国人系かアラブ系の人たちのお店は開いていました。
こちらは、バールが開いたばかり。
というか、まだ椅子を出していなくて立ち話?

コディゴーロまでの列車はなくて、代替のバスが走っていることは
前日の調べで分かっていましたが、
切符は駅で買うのかと思って聞いてみたら、
バスが出るバールで買えと言われて、そちらで購入。

バスは数分遅れでやってきました。
ポー川沿いの平坦な道をバスで走ること1時間15分。
コディゴーロの駅に着きました。
バス停は駅前で、そのバス停の表示にはタクシーバスのことが書かれていましたが、
ポンポーザに行く路線は、ここを通っていませんでした。
そして違う路線も、この日というかこの時期は走っていないようでした。

駅舎は閉まっていて、付近は閑散としています。
車はたくさん駐車してありましたが、人の気配はありません。

赤い箱は、衣類のリサイクルボックスでした。
でも、思ったとおり、こんなものが。

番号が2つあったので、最初のところへかけてみると、応答なし。
2つ目にかけたら、つながって、10分待てと言われて、
本当にほぼ10分後にタクシーはやってきました。

車がポンポーザに着く前に、遠くから平原の中に聳える塔が見えてきました。
本当に本に書かれているとおりでした。

そして10分ほどで到着。
みやげ物屋のところで降ろされ、
この先には入れないから、そこの道を行きなさいと言われ。

広々として、とても長閑なところで、
川(用水路?)の方から回り道をしていくことにしました。



さて、修道院に向かいましょう。

つづく。

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from: ぐら姐さん

2015年10月31日 03時25分09秒

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敷地内に、インフォメーションがありました。

まだ閉まっていたので(いつ開くのか?)何も聞くことができませんでしたが、
こんな独立した建物のインフォって、こんな田舎ですごい!って思いました。

修道院の中では、フェラゴストのミサが行われていました。
終わるまでの間、まずは鐘楼をじっくりと見ます。

この聖堂と塔が建った時の修道院長は、ラヴェンナ貴族出身の聖グイドで、
彼がラヴェンナ司教の前で水をワインに変えてみせる奇跡を起こした絵が
食堂の壁画にあるそうです。
ラヴェンナの虚栄に対して、ポンポーザの清貧を顕彰しているのだとか。
(残念ながら、この絵は見られませんでした)

このあたりの豊かな土地のおかげで作物がよく育ち、
塩田開発にも成功したことで、中世を通じてイタリアでも有数の
裕福な修道院だったのに、ここの建物は清貧志向だったのだそうです。

その清貧志向が、建築にも表れていて、
グイドは煉瓦やテラコッタという安価な素材にこだわりました。
あえて安価な素材を使ってどれだけ粋なことができるかという
表現意欲が満ち溢れていました。

わざわざ色の異なる煉瓦を誂えて、
しかも形や大きさも変えて、それらを文様のように並べました。
テラコッタの浮き彫りも手が込んでいますし、
煉瓦との相性もぴったりです。

そして塔の外壁には陶器の大皿がたくさん嵌め込んであります。
色とりどりで文様もしっかりしています。
一見するとイタリアあるいはスペインのマヨルカ焼きのようでいて、
調べてみるとエジプトのものが多かったのだとか。
エジプト陶器は11世紀のもので、かなり高価な輸入品だったのだそうです。

「イタリア古寺巡礼」からこの修道院を言い表している部分を先に書きました。
先に知っていただいて、写真を見ていただくと、なるほどと感じていただけるかと。

その煉瓦とテラコッタと陶器の美しさ、楽しさをご覧ください。















見れば見るほど面白くて、
高くてとても肉眼ではみられないようなところにも、
彫刻や嵌め込みがあって、
ああん、クレーンに乗って、高いところまでずっと見てみたい!と思いました。

ミサはまだ続いているので、先にムゼオの方に入ることにしました。
(つづく)

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from: ぐら姐さん

2015年11月01日 02時34分51秒

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ムゼオに入りました。


鐘楼が見えました。

これ、回廊ではありません。
入り口棟には、切符売り場とトイレがあるだけで
ここを通り抜けて別の建物に行くのです。
これが、ムゼオの棟近くから振り返って見た入り口棟です。

この短い道の途中から撮った修道院と鐘楼。
生垣のこちら側がムゼオの敷地になっています。

ムゼオの棟の前庭


中に入ります。





こんなフレスコ画を見ながら、2階の展示室へと行きます。















外に出ました。

日の当たり方がちょうどいい感じだったので、
鐘楼をアップで撮ってみました。


さて、そろそろミサが終わったようです。
修道院の本堂に行きましょう。

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