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イタリア!小さなまちと田舎の旅

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from: ぐら姐さん

2023年10月14日 22時17分28秒

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マルケの(小さな)まち

州ごとのまちシリーズ、トスカーナ、シチリア、カンパーニアは訪れたまちがそれなりの数だったので、とりあえず半分ほどで一旦切って、他の州のことを書いてから

州ごとのまちシリーズ、トスカーナ、シチリア、カンパーニアは
訪れたまちがそれなりの数だったので、とりあえず半分ほどで一旦切って、
他の州のことを書いてからまた戻ろうと思っています。
昨日まで書いていたヴェネトはそれほど多くなかったので、終わりました。

これまでに取り上げた州は、ティレニア海側が多く、
アドリア海側はヴェネトだけでしたので、引き続きティレニア海側の
マルケ州について書きます。
ここも訪れたところは少ないので、さらっと終わると思います。

1.アスコリ・ピチェーノ
2.アンコーナ
3.イエージ
4.ウルビーノ
5.チンゴリ
6.ポルト・レカナーティ
7.マチェラータ
8.レカナーティ
9.ロレート

これだけです。
明日明後日は出かけるので、その次の日から順に書いていきますね。
何も写真がないと寂しいので、’17年冬に一番長く滞在した(と言っても5泊ですけど)
アンコーナの到着した日の夜の街の写真を少し載せますね。





こんな写真を見るとイタリアのナターレが懐かしくなります。

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  • 16

from: ぐら姐さん

2023年10月27日 23時03分51秒

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ウルビーノの続きです。

ここで美術を学んでいた知人から紹介してもらった店で夕食。



夜道

何やらコンサートをやっていました。

その近くのバール

朝の散歩



本当に坂の多いまちです。


ラファエッロの像があります。

サン・ジョヴァンニ・バッティスタ祈祷所

ここの中のフレスコ画が好きなのです。

’17年に行った時には、修復を終えてきれいになっていました。


ここには2度とも1泊ずつだったので、次回は連泊してゆっくりしたいです。

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from: ぐら姐さん

2023年10月28日 17時28分47秒

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マルケの5.はチンゴリです。

イエージの項で書きましたが、
'17年冬にイエージから日帰りで行こうと思ってダメだったのです。
諦めきれずに、'18-'19年の冬に、今度はマチェラータから日帰りで行きました。
ちゃんと日本を発つ前にバスの時刻表を調べて確認しました。
チンゴリに行く目的はただ1つ、
ロレンツォ・ロットの「ロザリオの聖母」を鑑賞するためなので、
事前にチンゴリのコムーネにメールを送り、
「ロザリオの聖母」が本来置かれている教会が修復中で、
ムニチピオの一室に置かれていることは調べて分かっていたのですが、
観られるかどうか、私が行く日にちを知らせて、時間の確認もしました。

冬の寒い日に、チンゴリのバス停に降り立ちました。

人口1万人ほどのまちですが、立派な門がありました。
門の近くの城壁は、住まいにもなっているようでした。

ムニチピオに向かって進んでいきます。
(といいながら、気になると横道にそれて見ちゃったりして)




小さな泉がありました。

「悪天候の泉」という可笑しな名前ですが、
鹿と木は、チンゴリの紋章にもある象徴なのだとか。

時計塔のある広場の辺りがムニチピオ(市庁舎)のはず。

可動式の鉄柵。CINGULMと言うのは、その昔の呼び名でしょうか。

入り口が見えました。

「ロット、ベッリンゾーニ、サリンベーニ
修復中の場所のチンゴリの宝は、パラッツォ・ムニチパーレに置かれています。」

建物の中に入ると受付のような小さな部屋があり、
そこで、ロットの作品はここにあるのでしょうか、と訊いてみると
ちょっと待ってね、と受付の男性は内線電話を掛けて、相手となにやら話した後、
私についてきてください、と言って案内してくれました。

展示室に着くと、別の男性がいて
「こんにちは、あなたからのメッセージに今朝返信しましたよ。」
と言うのでした。
実は、昨日の夕方、
「マチェラータのインフォで、金曜は開いていないと言われたけれども、
本当に開いていないのですか?
これを観たくて以前問い合わせをし、
28日は午前中開いていると返信をもらったので日本から観に来たのですが」
とメールを送ったのです。
そのメールを彼は今朝開けて返信したようです。

そして、
「私は、以前あなたに開いていると返信しました。
嘘はつきません。どうぞゆっくりご覧ください。」と。

そこは、6m四方ぐらいの小さな部屋でした。
壁にその祭壇画が飾られ、それを鑑賞するのによい位置に
木製の椅子が4、5脚横に並べられているだけ。
そこで私は独り占めで鑑賞できるのでした。

パソコンの画面でこの作品を初めて観たときに、
画面上半分の、まるでクリスマスツリーのオーナメントが飾られているような構図に惹かれました。
下半分の、幼子を抱き、ロザリオを持つ手を伸ばしている聖母の動きや
聖母を囲む人々、
その下で花びらを撒いている天使たちもなんと素敵なのでしょう。
初めはその程度。

ちょっと調べてみたところ分かったことがいくつもあります。

聖母は、聖ドミニクスにロザリオを与えているのだそうです。
聖ドミニクスはスペインの国家聖人の一人で、ドミニコ会の創立者でもあるそうで、
聖母マリアに対する独特な祈りである「ロザリオの祈り」は、
彼によって創始されたと伝えられているのだそうです。

ロザリオは、祈りの回数を記憶するために考案されたもので、
キリストと聖母の喜び、悲しみ、栄光の玄義を黙想しながら天使祝詞を150回唱え、
10回を一連、五連を一環として三環で終わるように考えられているのだそうで、
一連ごとに一玄義を黙想するため、「ロザリオの十五玄義」と言われるそうです。
(玄義とは、キリスト教で、啓示によってのみ示される信仰の奥義だそうです。)

そして上半分のオーナメントのような円の中には
「ロザリオの玄義」と呼ばれるキリストの誕生から死、
そして復活までが順に描かれていて
それらはすべて、祈りの際に瞑想すべき場面なのだとのこと。

本物を観たい、近くでつぶさに観てみたい、そんな思いが強くなり、
昨冬、アンコーナ滞在して、レカナーティやイエージを訪れてロット作品を観て、
残念ながらチンゴリに行きそびれたので、
観たい!という思いはより強くなったのでした。

その絵が、目の前にあり、間近でじっくりと観られる幸せ。
インターネットの写真ではよく見えなかったこの絵の背景は野ばらの木で、
その手前に木を組んであって円形のものが取り付けられている、
ということなのでした。
ちらちらとあちこちに小さな野ばらが咲いています。

聖母子

円形の中に描かれた「ロザリオの玄義」は、受胎告知から始まっています。
下の段の5場面は、受胎告知に始まる「喜びの玄義」と呼ばれるものだそうです。

この絵については、このぐらいでやめておきます。

近くで観て、離れて観て、立って観て、座って観て、
とても心地よい時間を過ごしました。

ロット作品を観終えて、すぐ近くのカフェで一休み。
朝、コルネット1個を急いで齧り、カップッチーノを大急ぎで飲んだだけだったので
落ち着いて座りたかったのです。

茶葉がたっぷり入った大きなティーバッグで、ちゃんと味のある紅茶でした。
美味しくいただき、ここまで来て観たかった作品を観ることのできた喜びを
じっくりゆっくりとかみしめました。

その後は、バスの時間まで少し間があるのでぶらぶらと歩きます。
マルケのバルコニーと書いてある、眺めの良いところがありました。


帰りのバスまで少しだけ時間があったので、公設市場を覘いてみました。

バスに乗ってマチェラータに帰りました。
わざわざ観に行ってよかったと今でも思います。
あの空間で一人でじっくりと眺める幸せ。
お薦めです。

明日から、ちょこっと遊びに行くので4日ほどお休みします。

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from: IANUAさん

2023年10月28日 00時37分44秒

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3週間行かれるのですか。それはいいですね。行きたいところにかなり行けますね。
円安と物価高がこれ以上進まないでほしいものです。

ヴァッレ・ダオスタは私もそんなに詳しくなかったのですが、先日ネットサーフィンしていたら偶然にも渓谷沿いの中世古城の壁画を知り、5つぐらい行きたい城が出てきまして城巡りを思い立ちました。山登りだけの州ではなかったのです。

古城ということで、ついでにマルケのグラダーラのお城の写真です。ウルビーノから割と近いです。

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