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イタリア!小さなまちと田舎の旅

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from: ぐら姐さん

2008年09月27日 17時40分52秒

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アルタムーラへ!

イタリアは長靴の形によく例えられますが、ピエモンテは、それで言うと長靴の履き口、膝下にあたる部分になります。トリノで買出しの後、長靴の踵というかアキレ

 イタリアは長靴の形によく例えられますが、ピエモンテは、それで言うと長靴の履き口、膝下にあたる部分になります。トリノで買出しの後、長靴の踵というかアキレス腱というか、そのあたりまで一気に移動しました。

 トリノ〜バーリと飛べればよかったのですが、何せその日程を決めたのが出発少し前のことでフェラゴスト間近の時期でもあったので空き無し。ミラノからだと取れたので、その日にミラノから帰国する友人と一緒にミラノへ行き、リナーテからバーリまで飛びました。マイレージでゲットしたチケットです。

 さて、バーリにはほぼ定刻の19:30頃到着。ところが荷物が出てくるのに時間がけっこうかかってバーリ・チェントラーレまで行くバスは、1分前に出てしまっていて次までは35分待ち。

 この日の目的地はアルタムーラで、バーリからさらに私鉄で1時間、次の発車は、21:20なので着くのは22:30頃…。そのあとホテルまでは歩けば30分ぐらいかかる距離だし、タクシーなんて無いのは当たり前だけど、すぐに呼べるかどうかさえも覚束ないし…

 そんなことも視野に入れて、空港からアルタムーラのホテルまで、一応事前にお宿に聞いていたおよそのタクシー代は、マキシムで100ユーロとのこと。う〜ん、まずはタクシーに聞いてみることに。すると80ユーロだと言うではありませんか。時間や安全性、翌日からの体の楽さもいろいろ考えて、ええいっ!タクシーで行っちゃえ!!!と大奮発。

 夏時間なのでまだ暗くなっていない外の景色を見ながら、プーリアは、なんとも平らで全く山は見えず、ただただオリーブの畑が続いているところだわなどと思いました。ときたまなだらかな丘にまちが見えて。夕焼けがきれいで、うっとりしながらいるうちにいつの間にか星空に。

 タクシーは、びゅんびゅん飛ばして20:20にはホテルの前に着いていました。もしバス&電車を選択していれば、まだバーリに向かうバスの中のはず。2時間のお得です。奮発しただけのことはありました。

 さて、そうなると、な〜んだまだ晩ご飯を食べる余裕があるじゃありませんか!このまちは、ただただパンのために立ち寄ることにしたまちなので、その他の下調べはゼロ。レセプションのオネエサンに、近くに美味しいお店があるか聞いたら、この時期なのでお店がやっているかどうか電話してくれました。

 まちは、フェラゴスト(聖母被昇天祭=8月15日)を2日後に控えて、帰省者や観光客で溢れ、ある種の熱を帯びているような雰囲気。
 

 

 でも聞いていったお店は、ひっそりとした横道にありました。
 

 中に通されれば、この時間からやっと客が入り始めた時間で(さすが南イタリアです。9時頃からやっと晩ご飯タイムスタートって感じで)ものすごい数の前菜がずらずら〜っと並んでいます。お店のオネエサンが、あれこれと説明してくれたけど、とうてい全クリは無理。

 「ご自分で選んで皿に取りますか?それともお任せ?または、海のもの、大地のものと2つの皿に分けてお出しすることもできますが。」ということなので、2つの皿をお願いしました。

 出てきたら、予想を上回るボリューム!
 

 

 これにパーネ・ディ・アルタムーラを食べ、
 
アッラ・スピーナ(生ビールでよく見られるあの注ぎ口から出す)
のプロセッコ0.5L×2を飲んでお腹が一杯!蟹蒲(イタリアでよく見られる)はご愛嬌として、その他はけっこう美味しくて、大満足です。

 オネエサンにアンティパスト2皿をお願いした時に、あとは、食べた後で考えますか?と言われたので、他には何もオーダーしていなくて、本当によかったです。

 ドルチェも食べる気はしないけど、フルーツでさっぱりするのもいいかとオーダー。なんとも飾り気なく、どかんと出されました。
 

 こんな量は食べきれるはずもなく…半分でギブアップ。膨れたお腹を抱えてお宿に帰ったのでした。空港に着いてから、3時間あまりにして感じました。「プーリア、恐るべし」 

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from: ぐら姐さん

2008年09月28日 08時37分52秒

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「パーネ・ディ・アルタムーラ」
 このまちに出会えたのは、我が家の近くのパン屋のお陰です。最近イタリアのパンに興味が湧いたらしく、チャバッタとパーネ・ディ・アルタムーラという2種類を作り始めたのです。

 早速、2種を手に取り、レジへ。レジ担当に、パンの名前と数を読み上げ袋詰めをするオバチャン、「チャバッタが2個、タムーラ1個」と言うので、私は噴出しそうになって下を向きいて堪えました。

 イタリア語でアルタムーラと言えばalta(高い)mura(壁、城壁)であって、al tamuraではないのです。アルタ1つとか言うのならいいのですけどね。イタリア語を少しでも知っている人が聞くと、かなりな違和感を覚えるはず。

 それで、ものすごく印象に残り、イタリアにそんなパンがあるのかしらと検索してみたと言うわけです。アルタムーラは、上記の2つの単語が1つに結合されたまちの名前でした。そしてなかなかすごいパンを作るまちだったのです。

 Pane di Altamura はD.O.P(原産地保護名称)指定されているパンです。このパンの製法には、こだわりがあり、小麦粉は、地元の上質セモリナ粉をさらに引いて細かくしてから使用、酵母は、天然酵母に限り、焼くのは、薪の窯で夜明けとともに(この、夜明けと共に、が条件に入っているかは定かではありませんが)というもの。

 検索しているうちに、このパンを作るパン屋の息子が広場にパニーニの店を開いたら大繁盛し、それ以前にできていたマクドナルドが閉店に追い込まれた話を読んで、是非この町に行って、このパンを食べてみたいと思ったら、行かずにはいられない気持ちになってしまったのです。
http://plaza.rakuten.co.jp/prezzemolo/diary/200701110000/

 さて、翌朝パン屋を訪ねて出かけました。このまちで一番古くからある釜のパン屋は、こんな感じです。
 

 え、ここがパン屋?入ってもいいの?と思って見たら、こんな看板がありました。
 

 なんと1423年から!

 Buongiornoと入ってみれば、焼いていましたよ!
 

 この釜、見た目はたいしたことないけど、奥が深〜い!大きい!おじさんもオネエサンも、感じのいい方でした。
 

 で、買いましたよ〜。 写真は、ホテルの部屋で撮りました。
 

 パンの大きさを見ていただくために、手前にボールペンを置いてみました。横にある袋は、タラッリです。

 一旦お店を出たのですが、ああフォカッチャも美味しそうだったなぁ…と思って戻り、8分の1切れだけ買いました。
 

 これ、この後の移動の際、駅のベンチで食べたのですが、ああ1枚丸々買うんだった!!!と思うほど美味しかったです〜〜〜。仔牛肉の挽肉を乗せて焼いたものが激うまと後で聞いたので、そのためにまた行ってもいいかも、と思うほどでした。

 さて、日保ちがよいというので、このパンは日本に持ち帰り、我が家まで運ばれた後、切り分けられ、無事冷凍庫に収まりました。ときどき食べては、このパン屋を思い出して楽しんだのでした。

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