「改めて、バルバレスコ５」
　Ginaさん、お久しぶりです。

> ああ、懐かしい！
> この旅行は、今までの旅行の中でも記憶に残る楽しい旅でした。

　本当に楽しい旅行でしたよね〜。楽しいこと、美味しいこと満載で、みんなで笑い合って。

> そしてこの香りもよく覚えています。あまーい香りと、発酵臭が混じっていて、私の中では、おまんじゅうをふかしている時の香りとして残っています（笑）

お饅頭をふかす香りですか、なるほど。


　さて、協同組合で試飲したワインたちのボトル写真もありました。
　

　ここまでで試飲と言うよりは、飲み歩き散歩のようなものを散々したので、座ってお茶でも飲みたい気分になり、眺めがよさそうな店に入りました。

　ところが、そこはバールでもカフェでもなく、カンティーナで経営しているワイン飲み処なのでした。つまり、自分のところで作っているワインと、ちょっとしたつまみ、そして水しかないのです…。あらら、と思いつつリストを見れば、もう飲まなくていいと思っていたはずなのに、またそそられて。ワインをボトルでオーダーし、ハム･サラミの盛り合わせと水もお願いしたのでした。
　

　ハム･サラミは気前良く盛り付けられ、おまけにグリッシーニも付いてきて、またまた美味しくいただきましたが、何よりも美味しかったのは、ここからの眺めです。
　

　葡萄畑に覆われた丘の、谷を流れるタナロ川。豊穣という言葉がぴったりと合う感じの景色をゆったり座ってのんびり眺めながらグラスを傾け、他愛もない話を交わし、日は傾いて行きました。
　

　さて、お宿にかえりましょう、とタクシーを呼んでくれるように店の人にお願いしたら、なんと「ここにはタクシーがないのよ。アルバから呼ぶようになるので、時間もお金もかかるけど、いいかしら。」と言われてしまって、仕方なく歩くことに。

　夕闇の中を、ワイン７本を持っててくてく歩いているうちに、トイレに行きたくなって急ぎ足で歩いていたら、同行の人たちよりずっと前を１人で歩いてしまって、私の横を通りがかった小さなトラックが止まって、どこまでだい？と宿まで乗せてくれました。

　お蔭様で早く宿に着き、トイレを済ませて、外で待つこと１５分ぐらいだったでしょうか。やっとみなさんが戻ってきました。私だけ、途中から車になってしまって、ごめんなさいでしたが、きっと皆さんは道中のお話を楽しんだに違いありません。ですよね、Ginaさん。

「Re:改めて、バルバレスコ４」
ああ、懐かしい！
この旅行は、今までの旅行の中でも記憶に残る楽しい旅でした。

そしてこの香りもよく覚えています。あまーい香りと、発酵臭が混じっていて、私の中では、おまんじゅうをふかしている時の香りとして残っています（笑）

「改めて、バルバレスコ４」
　バルバレスコ協同組合は、1958年に設立された、イタリアでもっとも賞賛すべき協同組合で、「バルバレスコの父」といわれるドミッツィオ・カヴァッツアのセラーを基礎としているのだそうです。60の組合員と100ha余りのネッビオーロの畑があり、きわめて高品質なワインを実にリーズナブルな価格で出しています。協同組合としては小規模なため、あらゆる行程にきめ細やかな配慮が行われているのだとか。

　その協同組合の前に着いたときは、ちょうど収穫した葡萄を摘んだ車から、その場で除梗破砕機に葡萄を運び入れている最中でした。
　

　

　除梗破砕機の方へと回り込むと、果梗を外されて砕かれた実（果汁と皮）がどんどん溜まっています。
　

　そしてそれはタンクへと太いパイプで運ばれて行くのでした。写真だと、においを伝えられないのが残念なのぐらい、どう表現したらいいかわからないにおいが立ち込めていました。まだ発酵はしていないはずなのに、ちょっと発酵しているっぽいような。

　ブルーノ･ロッカで結構飲んだはずなのに、またまた試飲をして、それぞれまた購入したのでした。

「改めて、バルバレスコ３」
　ブルーノ･ロッカのカンティーナをい〜い気持ちで出て、そろぞれ購入したワインを持ってしばらく歩くと、バルバレスコのチェントロの近くに着きました。バルバレスコの全て（？）のカンティーナのワインを揃えている公営のエノテカがありました。
　
　
　でも、もう試飲でさんざん飲んできたので、だれもここで飲もうとはせず。（実は、このあとバルバレスコ協同組合のカンティーナも見学することになってしましたし）

　チェントロに入りました。
　
　
　そういえば、このサークルを始めた頃に１枚だけチェントロの写真を載せましたっけ。
http://www.c-player.com/ac48590/thread/1100027129556

　これがドゥオーモ。小さいですね。
　

　バルバレスコ協同組合のカンティーナは、なんとチェントロにあるのです。（続く）

「改めて、バルバレスコ２」
　カンティーナに着きました。
　
　
　ブルーノ･ロッカというそのカンティーナは、大きなカンティーナではありませんが、優秀なワインを醸造しているところだとのこと。

　今日の仕事はほぼ片付いたところでした。
　

　テイスティング･ルームに行くと、壁には、ガンベロ･ロッソのトゥレ・ビッキエーリ（最高の評価を示す３つグラスマーク）の賞状がズラリ。ほぼ毎年受賞しているようです。
　

　テイスティングは、バルバレスコを飲むのにふさわしい、多きなグラスで、種類が替わるごとにグラスをワインで洗って。量も日本の下手なレストランの１杯分以上ありそうな量。
　

　バルベーラ、そしてラバヤとコパロッサという２つのバルバレスコ、その年違いを味わいました。。「ラバヤ」は砂とマールの粘土が適度に混じり、石灰分が少なめで、表土が２〜３メートルというこの家の自慢の畑で、がっしりとして厳しい味わいのワインを生み出します。「緻密なラバヤ」「明快なコパロッサ」というふたつのバルバレスコなのだそうです。どちらもとても気に入って、それぞれ何本かずつ購入しました。

　私は６本買って、今度はそれを担いでバルバレスコのチェントロへと向かいました。たくさん試飲したので、みんないい気持ちでのんびりと歩いていきました。