「カネッリからの移動」
今回カネッリには１泊しかしませんでした。
だって、全部で６泊の短期旅行の癖にカンパーニアからピエモンテまで移動したのですもの。
スイス航空で、帰国便は朝だから前夜はローマに泊まらないといけないし。
そしてこの日はもう、夕方の便でトリノからローマへ飛ぶ日なのです。
（マイレージでアリタリアの国内便を取りました）

アグリのご主人から、その週末の３日間はRaduno degli Alpiniがあり、
建国１５０年記念とからめて５０万人のAlpiniが集まるんだよ〜
とメールがあり、検索してみたら金曜夜はライトアップのショーとかあるようで
是非見たいと思ったけど、グラン･フリット･ミストも食べたかったし、
トリノのお宿を検索したら、高いところしか空いてなかったし。
で、この日（土曜）の朝の移動となったわけです。

Alpiniについては、旅先からの速報で載せました。
http://www.c-player.com/ac48590/thread/1100102926265

トリノまでは車を飛ばせば１時間ほどなのに、公共交通機関を使うと時間が掛かる（２時間４０分）＆めんどくさい（３回乗り換え）。

朝食は８時半からなのだけど、奥さんが８時に小さい方のダイニングルームで出してくれました。
大きい方は、お昼に団体予約が入っていて、もうテーブルセッティングがかなりできていました。満席状態。




奥さんの車でカネッリまで送ってもらいました。
途中「ほら、今ちょうどアカーチャの花が咲いているのよ」と。
アカーチャ？初めての言葉です。頭の中にスペルを思い描いて
ACACIA…ああ！アカシアねっ！！！と納得したのでした。
花を見るのは初めてです。蜂蜜は昔から口にしていましたが。


「蜂蜜が美味しいのだけど、お花をフリットにしても美味しいのよ。今日のお昼のドルチェとして出す予定なの」
なんて聞いてしまうと、くぅぅ〜〜もう１泊したい！！って思っちゃいます。

奥さんもとても善い人で、バスが来るまで一緒に待っていてくれました。
FSの列車の代替のプルマンに乗り、カスタニョーレ･デッレ･ランツェまで行って、
またプルマンに乗り換え。
ほんの数分時間があったので、お初のまちの写真を撮りました。








なんだか美味しそうな店も。


さてプルマンがやってきて、今度はアルバまで。
アルバからは列車です。
それがね・・・　いつもなら駅前に着くプルマンが、へんなところで止まり、
今日はこの先には行けないからここで降りて駅まで歩いてください、って言うんです。

えええ〜〜〜そんなに時間が無いのに〜〜〜とプルマンを降りてみれば、
道路は封鎖されていて、大勢の人たちが沿道に集まっています。




それを縫うように走りながら、いったい何があるか聞かずにはいられないわけで。
この日、Giro d'Italia（ジーロ・ディターリア）がこのアルバから出発するのでした。
（リヴォルノにこの日から２日後の１０日にやってくるとポスターがありましたっけ）

イタリア人は、本当に自転車競技が好きなのですね。

ガラガラ転がしながら走って駅に着いたら、駅員さんがカヴァッレルマッジョーレ行き？それなら急いで！と言うので、
そうだといいながら切符を買い、急いで飛び乗って列車のドアが閉まると同時に
あ、打刻していない！
ということに気が付き、身振り手振りでホームの駅員さんに伝えたら、
なーんと、一旦閉まったドアが開き、駅員さんが切符を受け取って例の黄色い打刻機まで走ってくれたのでした。
駅員さん、ブラーヴォ！！！（何せ、罰金を取られたらたまりませんからね）

この方です。


列車の中からも、花が咲いているアカシアの木が見えました。


無事カヴァッレルマッジョーレで乗り換え、トリノへと向かったのでした。

「カネッリ３」
その日の「グラン･フリット･ミスト」の食事です。
フリットは野菜と肉がメインです。
お馴染みの前菜、カルネクルーダ、サルシッチャ、サラミからスタート。


これは卸したチーズが生地に混じっているフリット。
芳ばしくていけました。


ロビオーラチーズ、熟成期間３種


茄子とペペローネのバーニャカウダ


鶏胸肉、カルチョーフィ（アーティチョーク）、フィノッキオ(フェンネル、葉ではなく株の部分）のフリット


焼きサルシッチャと人参


仔牛と何だったか。


この辺になってくると何だったかよく覚えていません。


アニョロッティ。ここのは、いつ食べても美味しい。


ドルチェもフリット。
ブネと甘くしたセモリナとこの丸いのは何だったか忘れました。


お腹一杯いただいて、ワインもたくさんいただいて、
また部屋に戻って眠りに就いたのでした。

「カネッリ２」
suketakeさん、初めまして。
情報ありがとうございます。
番組情報や雑誌情報もお役立ちですね。

須賀敦子さんの作品が大好きなので、この番組は何回再放送されても観たくなります。
まだご覧になっていない方にももちろんお薦めです。


cocoさん、
＞アメリケーヌソースのような濃厚なエビの味がしました。
＞それにマヨネーズ？か何かを入れてさらにコクをプラスした、とっても濃厚なソースでした。
＞下にはピンクの岩塩がたくさん敷き詰めてあります。
＞黒い粒はお察しの通り、黒胡椒です。

ああ、本当に美味しそうですね〜。
召し上がられたなんて羨ましい・・・


さて、カネッリのアグリの散歩です。
葡萄の葉や蔓が、ぐんぐん育っています。


「美味しい葡萄に育って、美味しいワインになりなさいよ。」なんて呟いて。




ハーブも元気






こっちは、まだ育ちかけ。


果樹も若い見をつけて。






さくらんぼもたくさん。


お花は少し。


食事までは時間があったので、いいお天気の中散歩を楽しみ、
それから小腹が空いたので、リヴォルノで買ったさくらんぼを食べて、
ちょっと夕寝。

今回ここに来たのは、ご主人から「グランフリットミストの夕べ」の案内が来たからです。
以前友人からここのフリットミストはすごいと聞いていたので、是非食べてみたかったのです。

食事の時間になりました。

テーブルの花は、なんだったか、奥さんが、職場の庭に咲いているのをたくさん持ち帰ったもので、ほのかないい匂いがしました。


食事写真はまた次回。