新規登録がまだの方

下の[新規登録]ボタンを押してコミュニティに登録してください。

新規登録(無料)

登録がお済みの方はこちら

コミュ二ティポイントのご案内

詳しく見る

イタリア!小さなまちと田舎の旅

イタリア!小さなまちと田舎の旅>掲示板

公開 メンバー数:396人

チャットに入る

サークルに参加する

サークル内の発言を検索する

新しいトピックを立てる

サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。

閉じる

from: 倶楽姐さん

2012年07月07日 06時45分43秒

icon

カラヴァッジョの未発表作100点

私の、ミラノ在住の知人から、次のような情報が入りました。「ミラノのスフォルツェスコ城内(現:博物館)にあるペテルツァーノ財団所蔵品の、2年がかりの調査

私の、ミラノ在住の知人から、次のような情報が入りました。

「ミラノのスフォルツェスコ城内(現:博物館)にある
ペテルツァーノ財団所蔵品の、
2年がかりの調査結果が発表され、
ついにカラヴァッジョの素描画や
デッサンなど約100点が発見された。

これらのデッサン画などは、おそらく
カラヴァッジョが1584年から1588年にかけて、
つまり彼が13歳〜17歳の非常に若い頃に師事していた
シモーネ・ペテルツァーノの工房にいた頃の
ものらしい。

このシモーネ・ペテルツァーノは、北イタリア・
ロンバルディア地方におけるマニエリスム様式の
画家であり、若い頃はヴェネツィアで
巨匠ティツィアーノに師事していた。
ミラノの教会(サン・フェデーレ教会や
サン・バルナバ教会など)に彼の作品を
見る事ができ、ミラノを拠点に活躍していたようだ。

その頃にちょうどカラヴァッジョが弟子として
修行していたのだろう。
今回発見された素描画には、後のカラヴァッジョを
彷彿とさせる筆致が見られるらしい。

もっと研究がすすめば、美術史においても
貴重な資料になり、大きな発見であることは
間違いない。

これら100点の作品の価値はなんと7億ユーロ!!
この2年間の研究結果などをまとめた600ページに
わたる本を4ヶ国語に翻訳して明日から
Amazonの電子図書で発売するのだとか。

年内か、来年の初め頃にはミラノで
展覧会等があるかもしれない・・・」





興味津々です。
展覧会が年末年始にかかって行われるなら、絶対ミラノに行かなくちゃ!と思ってしまいます。

  • コメントする

    サークルで活動するには参加が必要です。
    「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
    ※参加を制限しているサークルもあります。

    閉じる

  • 9
  • 拍手する

    サークルで活動するには参加が必要です。
    「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
    ※参加を制限しているサークルもあります。

    閉じる

  • 1

icon拍手者リスト

from: シニョレッリさん

2012年07月27日 16時02分14秒

icon

「Re:Re:Re:Re:カラヴァッジョへの興味が募ります 脱線」
ぐら姐さん

> カテリーナがこの人の娘と言うことも知りませんでした。


カテリーナの母ルクレツィア・ランドリアーニです。この肖像画はアントニオ・デル・ポッライウォーロの作品で、ベルリン美術館にあります。
ルクレツィアはガレアッツォの愛妾でしたが、カテリーナを身ごもった時はランドリアーニ夫人で、夫との間には既に二人の子供がいました。

> > カテリーナの血はチャールズ皇太子にも引き継がれています。
>
> そうなんですか!どうつながっているのか想像もつきません。

カテリーナの孫がトスカーナ大公コジモ1世です。コジモ1世の孫がマリア・ディ・メディチ(フランス読みでマリー・ド・メディシス)で、アンリ4世と結婚しました。マリアの子供がルイ13世、娘のアンリエット・マリーはイギリス王チャールズ1世妃となり、また娘のエリザベットはスペイン王フェリッペ4世妃となりました。マリアの孫も王侯貴族と結婚しました。このようにして、カテリーナの血は全ヨーロッパの王侯に広まったと言われています。
メディチ家の兄脈はロレンツォ・イル・マニーフィコの曾孫カテリーナ(フランス読みでカトリーヌ・ド・メディシス)で途絶えましたが、カテリーナがアンリ2世と結婚したことで、兄脈もヨーロッパ王家に引き継がれることになりました。


カテリーナの晩年の肖像画かも知れないと言われています。フィレンツェ・パラティーナ美術館にあります。

> クリヴェッリは、最近興味を持ち始めた画家でして、
> ちゃんと意識して観たいと思っている人です。

カルロ・クリヴェッリは良いですね。
金箔を施した黄金地のパネルに、鮮やかで明るい色彩、金属的な硬い線描が特徴なので、何処の美術館でも一見すれば、直ぐに彼の作品と分かりますよね。華やかで豪壮な装飾感たっぷりな画風は魅了して已みません。


カルロの代表作「カメリーノの祭壇画」です。ブレラ絵画館にあります。カルロの代表作はブレラ、ロンドン・ナショナル・ギャラリー、アンコーナ、アスコリ・ピチェーノ、ヴェネツィアにあります。
カルロはヴェネツィア出身にしては非常に個性的だったので、共和国としての規制を重視するヴェネツィアには合わず、姦通もあってヴェネツィアから追放されました。ティントレット、パオロ・ヴェネツィアーノ、カルパッチョなどの類型的で多作な画家とは違います。

カラヴァッジョに戻ります。


ミラノ市庁舎裏にあるサン・フェデーレ教会です。(多分、間違っていたらゴメンナサイ)


サン・フェデーレ教会にある、カラヴァッジョの師匠ペテルツァーノの代表作「十字架降下」です。カラヴァッジョがペテルツァーノに師事していた時期に制作されたので、カラヴァッジョが恐らくこの制作の下働きをしたのではないかと言われています。カラヴァッジョの作品にはペテルツァーノの影響が何となく認められるように思います。


ペテルツァーノの自画像です。
全ての画像はWeb of Galleryからの転載です。

  • コメントする

    サークルで活動するには参加が必要です。
    「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
    ※参加を制限しているサークルもあります。

    閉じる

  • 拍手する

    サークルで活動するには参加が必要です。
    「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
    ※参加を制限しているサークルもあります。

    閉じる

  • 1

icon拍手者リスト