C'era una volta トスカーナ編 スヴェレートとその周辺
マッサ・マリッティマ

ここのことも、このトピに入れようと思っていたのに、書き忘れていました。
今さらですが、昨日cokemomoさんへのコメントに書いたので、ついでに。

このところ書いているラツィオ・シリーズの時と同じ旅行で
マッサ・マリッティマにも1泊で行きました。
https://www.beach.jp/circleboard/ac48590/topic/1100108519586?sortList%5BsortType%5D=2
このまちにも本当に素敵なロマネスクの大聖堂があります。
外側だけ眺めても、たっぷり時間をかけて飽きない、美しく楽しい聖堂でした。
昔の貯水槽壁から発見されたという壁画もなかなか面白かったです。

大聖堂

入り口扉の上にある聖チェルボーネの物語の５枚の浮き彫りが、とても印象に残りました。



まちも素敵でした。


夜も素敵でした。


遠くの眺めの素敵でした。

今日は、秋の旅行のプランであれこれ予約したり調べたり。
時間はいっぱいあるのに忙しかったです。
出発は10月23日。まだ1カ月半以上もあるのに、今年初なのでとても楽しみです。

C'era una volta トスカーナ編 スヴェレートとその周辺
ボルゲリとカスタニェート･カルドゥッチ

ボルゲリと書きましたが、私はボルゲリのまちは見ていません。
サパイオという秀逸なヴィーノを造っているカンティーナを訪れただけです。
そして近くのカスタニェートというまちでお昼を食べました。
のんびりゆっくり楽しみ過ぎて、次に予約していたペトラのカンティーナに行かれなくなってしまったのでした…

そのときのことが、こちら。
https://www.beach.jp/circleboard/ac48590/topic/1100094550259?sortList%5BsortType%5D=2

なだらかな丘に葡萄の木、というイメージとは違うこの辺りの葡萄畑。
平地です。

あの時何の疑問も持たなかったのに、今頃あれ？と思うこと。
皆様は下の写真を見て、気づくでしょうか。


よその写真も載せてみますね。

たいていのカンティーナは、この写真のように１段並べて板を置き、
また並べて板を置くという繰り返しなのですが、
ここサパイオは、金属性の専用ラック、しかも隙間がずいぶんあります。
カンティーナ内の空気がどの樽にも同じように触れるようにしているのでしょうか。
今度行ったら、質問してみようと思います。
こうすることによって、樽による違いが少なくなるのかどうか。

実は、京都に行っている間にサントリーの山崎蒸留所を見学してきました。
そのときに、ずらりと並ぶ樽に詰めた年が焼き印して有り、
樽を叩いてみると新しいものと古いものと音が違うのです。
古いものは水分が減り、中の空間が大きくなっていくのだそうで。
そして同じ年の同じに作ったものでも、熟成すると樽ごとに味が違うのだそう。
ウィスキーとは違うかもしれませんが、
ここサパイオのはどういう考えでこれを採用しているのか、とても興味があります。

カンティーナの写真はすでに旅報告にたくさん載せましたが、
ここの猫の面構えが気に入ったので、再掲します。

さて、カスタニェート・カルドゥッチの写真少し。

ここの、余計な手をかけない、でも必要な手はちゃんとかけるという料理、
本当に美味しかったのです。
Scamerita alla Buttera豚のもも肉のカウボーイ風

豚肉をミルト（ハーブの１種でサルデーニャでこれのお酒を飲んだことがあります）やローズマリーなどのハーブと一緒にグリルし、トマトやしょうがの刻んだものを乗せてあります。
（メニューを見て分かるように、なんとこれ、10€なのです！）

これと似た料理が、ボローニャの友人の旦那様のお店にもあり、その後食べました。
枝付きのハーブを一緒にグリルするのって本当に良い香りがついて、最高です。

東銀座にあるイタリアンの店で、鯛のカブトを口を上に向けて立て、
口に枝付きハーブをたくさん突っ込んでピッツァの釜で焼く料理があるのですが、
これが驚くほどの美味しさなのです。
大きい頭だと身も結構あって。

この辺りのサラミもすごく美味しいと聞いていますので、
ここもまた再訪したいところです。（再訪したいところありすぎ…）

nasakuraさん、

この写真にきっとそそられるだろうなあと思ってました！（笑

このお皿が運ばれてきたとき、一人だったのですが、思わずうわあ…と小さな声を上げてしまいました。
食べなくても目でまず楽しみ、味を想像し、そしていざ食べると…
それぞれのフルーツがそれぞれにちゃんと熟し、
甘すぎない焼き菓子の器ともよく調和し、
食べているうちにジェラートも融け始めてフルーツにからみ…
美味しかった～！！！

リヴォルノは、食べに行く価値ありのまちですよ、本当に。
私はなんてったってカッチュッコを食べたいわけですが。

ぐら姐さん

マチェドニア・フルッタのひと皿がすてきです。
これはただのフルーツポンチの域を超えてます。
味を想像中です。きっとおいしいに違いなく。そして、
「食べることは、目でも楽しむこと」というのをイタリア人はよく知っていて、
そして実行するんだと思いました。

C'era una volta トスカーナ編 スヴェレートとその周辺
リヴォルノ

ここを訪れたのは、’11年の5月。
GWの後半からの短期旅行で、プローチダとカネッリに行き、
そのはざまで１泊だけリヴォルノに寄ったのでした。
https://www.beach.jp/circleboard/ac48590/topic/1100103648977?sortList%5BsortType%5D=2

目的は、カッチュッコを食べること。ただそれだけ。

リヴォルノは、どうということもない普通の小都市です。
特別な見どころはありません。
スヴェレートは、リヴォルノ県のコムーネなので、
リヴォルノの人にしたら「スヴェレートとその周辺」とまとめられた１つのまちにリヴォルノを入れられるというのは不本意なことでしょう。
でも旅行者目線では、カッチュッコ以外何もない都市でして。


料理の写真は、貼り付けたURLの投稿にほとんど載せているので、
載せこぼしは、皿の底に敷いたパンのみ。

ソースが本当に美味しいので、見かけはこんなになっちゃったパンですが、
最後の一口たりとも残すなんてあり得ないことでした。

お腹がいっぱいで、ドルチェはマチェドニア（ミックスフルーツ）にしたのですが、
それがとってもお洒落に出てきて。
マチェドニアをあんな風に出してくれた店は、後にも先にもあの店だけです。
URLをコピペしてみるのが面倒な人のために、再掲しますね。

どうということもない小都市ではありますが、
宿の近くにはテアトロ

港の方はそれなりに美しいです。

こんな横断幕がありました。

この年は5月14･15･16日にMare di vino（ワインの海）というイベントがあるのですね。
毎年のことなら、行ってみたい気もします。

旅行直後の報告に詳しく載せていますが、
このまちの市場がとても充実していたので
観光するものはそれほどなくても、それなりの都市だし、
市民にとっては暮らしやすいまちなのでしょうね。

テアトロで鑑賞して、
カッチュッコ等の美味しいものをたらふく食べて、
市場で美味しいものを買って食べて…
もし再訪するなら3泊はしないと、このまちの食を堪能はできないかも。
特別に観光しなくても、イタリアの普通の都市で食べることを楽しむならとてもよいまちだと思います。

C'era una volta トスカーナ編 スヴェレートとその周辺
カンピーリア・マリッティマ

スヴェレートの近くにカンピーリア・マリッティマというまちがあります。
初めてスヴェレートを訪れた’03年春に、
私が車で動けないのを知って、ブリケッラ農園の調理担当のラウラが
息子さんに車で私をご近所巡りに連れて行くように頼んでくれて、
そのときにスヴェレートのチェントロとここに連れて行ってもらったのです。

Trenitaliaにはカンピーリア･マリッティマという名の駅がありますが
まちは駅から離れています。（多分5㎞ぐらい）
ラウラの息子さんは話すことが苦手で、また迎えに来るからということで
一人でまちをうろうろして歩いてとても気に入りました。

’05年秋に同行者にも見せたくてまた車で連れて行ってもらいました。
https://www.beach.jp/circleboard/ac48590/topic/1100034288186?sortList%5BsortType%5D=2
こちらはブリケッラ農園のことをかいているのですが（すでに前回URLを載せています）
この途中にこのカンピーリア・マリッティマのことや、ポプローニアというところのことを書いています。

その後、こちらにもちょこっと載せました。
https://www.beach.jp/circleboard/ac48590/topic/1100084415119

'０３年の写真がなくて載せられないのがとても残念根のですが、
Campiglia marittimaと入れて画像検索すると素敵な写真がたくさん出てくるので、
もう一度行って、もっと時間をとって歩いてみたいまちです。

まちから遠くに見える海。

まち歩き




これは、古い水くみ場の様子を再現したものだそうで。

お盆休みでお出かけの方も多いことと思います。
日本には超大型の台風が接近中とのこと。
情報をこまめにチェックして、安全に楽しく過ごせますように。

toorakさん、

レオの相棒は、私が’11年に行った時にもいたのかしら。
同行のペコさんが、動物が苦手な人（猫も犬もウサギも全部ダメ）なので
みんな、ワンちゃんにもあまり近づかなかったのです。

写真のネコちゃんはこのこと同じ？

ここで育っているワンちゃんもネコちゃんもみんな本当に幸せそうです。

ドルチェも、地味に美味しそう。
こうした地味だけど手作りの焼き菓子って、しみじみと美味しいですよね。

toorakさん


はい、ワンコもニャンコもワインも大好きです！ワインはイタリアをあちこち回るようになってから目覚めました。どこへ行っても casa vino にはずれはなく、旅の楽しみの一つです。料理の一部ということも分かるようになりました。
しかし、見るからに美味しそうなドルチェですね〜。ドルチェが美味しいのは料理と同じく素材の新鮮さかしら？　サクッとした小麦の香りと甘さ控えめのカスタードクリームが染み込んだ柔らかい生地のハーモニーが伝わってきました！
ん〜食べたーい！

suuさんもワインはお好きですか？ 夕食時にこのお宿のワインをいただいたんですが、とってもおいしかったんですよ。とにかくお料理が美味しい（ドルチェも！）ので、至福の宿です。

ぐら姐さん、このコの名前、その時も教えてもらったはずなのにすっかり忘れてました。

nasakuraさん、そうなんです。朝だからとても元気があって、枝を投げては走って取って齧って。。。を繰り返したのを思い出しました。
2015年は、レオの相棒に、このコも一緒でしたよ。シベリアンハスキーが混じってるような風貌で、でもレオと同じく穏やかな性格でした。宿に犬がいると大好きなもんでついついうれしく一緒に遊んでしまって、たいてい1時間くらい出かけるのが遅くなります。
そしてさらに思い出すと、部屋の窓を開けて葡萄畑を眺めていると、このコも外からひょいと入って来たのでした。

suuさん、

いいんです、スヴェレート。
ロマネスクの教会はありませんけれど。

＞この辺りには綺麗な町が沢山ありますね。

本当にそうですね。
この「C'era una volta スヴェレートとその周辺」で、
私が行ったところを取り上げるので
私の行っていないところでsuuさんが行かれたところの写真を載せていただけると嬉しいです。

＞アグリには大きなワンちゃん、石造りの街にはのんびり猫ちゃん、狭い日本で暮らす子たちより、いつも幸せそうに見えてしまいます。

犬も猫も、本当に幸せに見えます。

toorakさん、nasakuraさん、

このワンちゃんの名前はレオと言います。
toorakさんが行かれたのが4年前と言うことですから、’15年のことですね。
私が行った’10年の写真がこれ。

ちょっと雨に濡れています。
自らボールを持ってきて、投げろ投げろと催促し、
投げられたボールを取ると、こちらに持ってくるのではなく、
自分のお気に入りの位置に持って行き、今度はそこから投げさせる
ということを繰り返すコでした。

濡れてちょっとペチャっとしていますが、この当時で成犬という感じですから
やはり５年たてば、老犬ですね。
こんなところでのびのびと生活して年を重ねられるのは幸せな犬ですよね。
私も会いに行きたいです。元気かしら。

toorakさん、みなさま

このコ老犬ですね。
穏やかな顔をしています。
手に持っている木の棒を投げていっしょに遊んだのでしょうか。

イタリアを旅していてすてきなのは、景色や食べ物のほかにも
こうして犬や猫や人々の触れ合えること。
私もこのアグリにご一緒したくなりました。

ぐら姐さん、toorakさん

いいですね〜スヴェレート。美味しい空気に、美味しい料理に、美味しいワイン　贅沢すぎる〜！
こんな所でのんびりしてみた〜い。しかし、欲張りだからやっぱりあちこち出かけてしまいそう。この辺りには綺麗な町が沢山ありますね。
アグリには大きなワンちゃん、石造りの街にはのんびり猫ちゃん、狭い日本で暮らす子たちより、いつも幸せそうに見えてしまいます。

スヴェレート、私も大好きです。
ぐら姐さんに教えてもらって私も4年前にこのお宿に宿泊したのでした。
ほんと食事が美味しく部屋からの眺めも良く静かで良いお宿で。朝、ぶどう畑の間を散歩できたのもとても幸せでしたし。一晩しか宿泊できなかったのが心残り。おいしいところを中心に旅程を考えるので、ここはまた行きたいところの一つです。このコが元気なうちに行かないと。

C'era una volta トスカーナ編 スヴェレートとその周辺２

始めて歩いた時の写真は無いのですが、
まちがあまり変わらないので、いつのものでもそんなに違いはありません。
ただ、４回目に行った時は夏で、祭りか何かあるのか、
まちのあちこちに旗が飾られていました。

お祭りの雰囲気で浮き立つのも悪くないですが、
普段のまちの落ち着きが好きです。


このまちに滞在して、朝の顔も夜の顔も見てみたいのですが、
ブリケッラ農園も魅力的で、ついそちらに泊まってしまう私です。

もっと滞在日数を増やせば農園にもまちにも泊まれるのでしょうけれどね。
できればまち滞在はアッパルタメントにして、
八百屋や肉屋で買い物をして自炊したいなあ。