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イタリア!小さなまちと田舎の旅

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  • from: ぐら姐さん

    2020年02月29日 16時52分15秒

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    イタリア新型コロナ:休校中の校長先生からのメッセージが素晴らしい

    パレルモでご活躍の岩田デノーラ砂和子さんが、
    ブログで素晴らしい記事を翻訳してらしたので、ご紹介します。
    https://bonsenpai.com/coronavirus-in-italia0228?fbclid=IwAR1t3Kmw3RaKnueWGgpskETqx74tqaq8sXtfNH8C54RosElvDoEMHY4mhDc

    原文のURLも載せていらっしゃるので、
    イタリア語を学習していらっしゃる方は、そちらを読んでみるのもいいかと。

    以下に翻訳文をコピーします。(佐和子さんの許可は得ました。)

    ロンバルディア州の緊急対策で休校になったミラノのアレッサンドロ・ヴォルタ高校のドメニコ・スクイラーチェ校長が、生徒たちへのメッセージを同行のネット掲示板に掲載。17世紀のミラノを襲ったペスト感染の状況を語るマンゾーニの名著"許嫁(I Promessi Sposi)"の引用から始まる。
    〜ヴォルタ高校の皆さんへ〜
    "ドイツのアラマン族がミラノに持ち込む可能性があると健康省が恐れていたペスト。それは、実際に持ち込まれ、イタリア中に蔓延し、人々を死に至らしめた..."
    これは、1630年にミラノを襲ったペストの流行について書かれた"許嫁"の有名な第31章です。見事な先見性と良質な文章。ここ数日の混乱の中に置かれた君たちに、よく読んでみることをお勧めします。ここに全てが書かれています。
    外国人を危険と見なし、当局間は激しい衝突。最初の感染者をヒステリックなまでに捜索し、専門家を軽視し、感染させた疑いのある者を狩り、デマに翻弄され、愚かな治療を試し、必需品を買い漁り、そして医療危機。

    君たちもよく知っている通りの名前がいくつも登場するこの章は、マンゾーニの小説というより、まるで今日の新聞を読んでいるかのようです。

    親愛なる生徒たち。規則的な学校生活は市民の秩序を学ぶためにも必要です。休校に至るには、当局もそれ相応の決断をしたのでしょう。専門家でもない私は、その判断の正当性を評価することも、また評価できると過信もしません。当局の判断を信頼し、尊重し、その指示を注意深く観察して、そして君たちには次のことを伝えたいと思います。
    冷静さを保ち、集団パニックに巻き込まれないでください。基本的な対策(手洗いうがいなど)を怠らず日常生活を続けてください。
    この機会を利用して散歩をしたり、良質な本を読んでください。体調に不備がなければ家にこもっている理由はありませんが、スーパーや薬局に殺到しマスクを探しに行く理由もありません。マスクは病気の人に必要なものです。
    感染の広がりが速いのは、発展した文明の結果です。それを止める壁がないことは、数世紀前も同様で、ただその速度が遅かっただけです。このような危機における最大のリスクについては、マンゾーニ、そしてボッカッチョが、私たちに教えてくれています。
    それは、人間が作る社会が毒され、市民生活が荒れること。目に見えない敵に脅かされた時、人間の本能は、あたかもそこらじゅうに敵がいるかのように感じさせ、私たちと同じ人々までもを脅威とみなしてしまう危険があります。

    14世紀と17世紀のペスト流行時とは異なり、現代の私たちには確実で進歩し続ける医学があります。社会と人間性、私たちの最も貴重な資産であるこれらを守るために、文明的で合理的な思考をしましょう。もしそれができなければ、"ペスト"が勝利してしまうかもしれません。
    では、学校で君たちを待っています。

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コメント: 全1件

from: ぐら姐さん

2020年03月20日 09時38分32秒

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このコメントは、
以前立てた「イタリア新型コロナ:休校中の校長先生からのメッセージが素晴らしい」というトピックに付けています。
コロナ関連、またコロナの影響でのいろいろなことを書く方はここに続けてください。
(コメントを付ける前に青い文字の「親トピックを見る」を確認していただけるとよいかと)

さて、一昨年訪れたプーリアでチーズ作りを教えてくださった佳子さんが、
イタリアの現状を次のように伝えています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
昨日から、プーリア州にも軍用機で北伊ベルガモ県からコロナウイルスの重症患者が運ばれています。
昨日は3名が搬送、そのうち1名は搬送中に死亡。
ベルガモでは病床数が足りず、今、南イタリアの各州に患者を搬送しています。
犠牲者の数もベルガモ県がダントツでうなぎのぼり。
棺が足りず、亡くなった方は袋に入れられ、焼却されています。
(キリスト教は基本土葬です)
死ぬ直前はスカイプで親族と最後の別れを、それさえ叶わずにこの世を去る人も多いとか。
遺体が増えすぎて対応できずに、いよいよ軍隊が介入しています。

プーリア州は北イタリアからの帰郷者からの感染報告が続いてますが、
まだ驚くほどの数ではありません。
各町では外出禁止にも関わらず、意味もなく外で集まったり、わざと何度も外出して、告発されている人も多いです。
それだけ事の重大さを理解しろ。ということですが。
告発された人は罰金を支払う義務があります。

今日からは外でのスポーツ(ジョギングなど)も禁止になりました。
そろそろ、イタリア人もストレスMAXになる頃。
でも、病院で戦ってくれている医者や看護士のことを思うと、暇を持て余す余裕があることに感謝しないといけませんね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

北イタリアの惨状、想像をはるかに超えるものがあり、
病床不足、医師不足に対しては国際協力が必要な気もします。
それから、この病気の薬はまだ出ていないわけですが、
こういう症状にこの薬が効果があったというのはあちこちから発表されているわけで
そういう情報を国際的に共有し、投与を試みることもあってもよいのではないかと
素人考えで思ったり。

この記事をご存知でしょうか。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200315-00000122-dal-ent
NHK「あさイチ」のサブキャスターが、
4年半前のイタリアの病院での酷かった経験を書いているものですが、
現地在住の日本人たちは、今のこの時期にこれを書くことに対し腹を立てています。
それに、イタリアの病院は、そこまで酷くはない、とも。
言葉の問題もあったのではないかと思いますが、
実のところどうだったのか…

病床にあって辛い思いをしている方たちが、少しでも楽になり、
1日も早く回復されることを、
そして感染の恐れのある地域で1日も早く感染が収束していくことを
心から祈っています。

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