おお、やっぱりサガリバナ目的でしたか。しかも西表とは！いいですねー。梅雨明けしたばかりのベストな時期ではないですか。
私は石垣から日帰りでしか行ったことがないので定番のマングローブのクルーズしかしていないのです。川に落ちたサガリバナの花は是非いつか見てみたいです。那覇でもあちこちで見られますが、やはり物足りないです。
南国の花はきれいですね。ついでに投稿します。１１月終わりに撮った那覇のトックリキワタです。パレルモでは８月に花盛りだったというのにこの違いは何なのか不思議です。

IANUAさん、

＞梅雨明けしたばかりのベストな時期ではないですか。

そうなんです。
西表島には昨年行く計画を立てていたのが、同行の友人の都合などで一旦止めて
その後サガリバナのことを知ったので、その時期にと思って計画を立てたのでした。
石垣島には姉と昨年11月に行き、実質それが下見の形になったので
石垣島の計画は、
フェリーターミナル付近の手ごろなホテルに1＋2泊して街のごちゃごちゃや食を楽しみ、
2泊をオールインクルーシブのバカンス宿にしました。
そして西表も慌ただしくならないように2泊取りました。

2泊したのに西表でのツアーはサガリバナツアーだけ。
もう一つぐらい行ってもよかったかなとは思いますが、
行かなかったからこそ、ぶらぶら歩いて25日に載せた写真のような
あまりひと気のない美しいビーチまでの散歩も楽しめたので、それそれでよかったと思います。

今回利用したツアーのガイド氏が、西表の自然や歴史についてもいろいろと説明してくれました。
朝5時ピックアップの車を待っているときに星空が美しくてうっとりと見上げたときに
大きな鳥の黒いかげがファサーっと通って行った話をすると
もしかしたらオオコウモリかも知れませんね、20年ぐらい前までには
まだオオコウモリを食べる習慣がありましたから、と。
所謂フルーツバットですよね。
とても美味しいのだそうで、一度は食べてみたいと思っていますが東南アジアの国に行っても高級品なのでなかなか手を出す気にはなれず。

夜明け前のカエルの鳴き声に代わって、鳥が囀り始めるのが夜明けのしるしで
鳥の鳴き声が一段落するころに虫たちが活動を始めるのだそうです。
サガリバナは虫が授粉をすることで下に落ち、まとまって香りを発することで
（お菓子のような甘い匂いでした）さらに多くの虫たちを集め、
まだ木についている花の受粉を促進するしくみなのだそうです。

それから、サガリバナは本来水辺に生息する木ではないのに、
西表でマングローブと共に水辺に多く見られるのは、
かつて多くいた住民が畑を作るのに邪魔だったり、イノシシの侵入を防ぐため、
サガリバナの木を山から川の近くに移し替えたためなのだそうです。

西表島は、大正末期から昭和初期にかけては炭鉱で採掘をして結構人口は増えていたのだそうです。
今はそれもなくなり（マラリアで多くの方が亡くなったそうです）
石垣島より面積は広いのには今は2500人ほどの人口ですが、
そのために豊かな自然は保存されているとのこと。

IANUAさんの名護でご覧になったサガリバナも美しいですね。
今度は、夜に木の枝で咲いているサガリバナを見に行きたいです。