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イタリア!小さなまちと田舎の旅

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from: グラ姐さん

2010年11月25日 06時48分09秒

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シーツと薪釜

この夏1週間泊まったリーパリのお宿、私たちの部屋に行くときに通る小径沿いに、女性のファーストネームだけが書かれた表札のついている1区画がありました。そ

この夏1週間泊まったリーパリのお宿、私たちの部屋に行くときに通る小径沿いに、
女性のファーストネームだけが書かれた表札のついている1区画がありました。

そこには、入り口のすぐそばに薪釜があり、入り口の手前にモップを洗うような深いシンクの流しがあり、
そして日中はシーツがはためいていました。
ここに住んでいるのは、老シニョーラ。年の頃は75ぐらいでしょうか。

ここからは、私の想像した作り話です。
このシニョーラは、この宿の女主人(それ風の人はいたけど、男性はみかけなかったのです)のお母さん。
お母さんの代に宿を始め、繁盛して、今は娘が宿を引き継ぎ、孫娘(20代半ばぐらいの英語の堪能な女性がいました)も宿を手伝うようになり、
彼女たちは、「お婆ちゃん、これまでせっせと働いて私たちを育て上げ、この宿を繁盛させてきたのだから、
もう隠居して、悠々自適で暮らしてよ。」と言っているのに、
お婆ちゃんは、「いやいや、人間元気なうちは働いて、働いて、働かないとお天道様に申し訳ない。」と言って
自分のできる仕事をやり続けている・・・ なあんちゃって。

はたまた、こんな話も考えました。
この老シニョーラは、この宿の女主人の先代のときからここで働いていて、
女主人が子どもの頃は子どもたちの世話もしていたのです。
身寄りも無く、ここのためにずっと尽くした彼女にと宿の一角を彼女の住まいにし、
もう働かなくていいから…と言われても、彼女は洗濯物を干したり、
自慢のピッツァを焼いたり、何かしら働かないと気がすまなくて・・・。

いずれにしろ、老シニョーラは、働くことが楽しくて・・・という表情で
洗濯物を干したりたたんだりしていました。
薪釜には1度も火が入りませんでしたが、宿が暇な時期になると、薪をくべて、
ピッツァやパンや、はたまた魚などを焼いているのでしょうか。
(薪釜焼きの魚って、すっごく美味しいのですよ!銀座のイタリアンで食べられます)

1週間、この前を通りながら勝手に想像をめぐらせ、でも老シニョーラはいつも奥の方で仕事をしていて、
せいぜい挨拶ぐらいしか交わせずに終わってしまいました。

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from: グラ姐さん

2010年11月26日 01時02分35秒

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「Re:Re:シーツと薪釜」
> パッと見は、エーゲ海の丘に見えましたが、違うのですね。

Kさん、初めまして。
エーゲ海の丘…ミコノスやサントリーニでしょうか。
すみません、シーツで。
ああ、エーゲ海もいいですねぇ。

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