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イタリア!小さなまちと田舎の旅

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  • from: ぐら姐さん

    2015年06月21日 13時03分31秒

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    番外編:エリオ・フィリッピーノ@東京

    2007年3月に、ピエモンテを訪れたとき、
    いつも泊まるカネッリのアグリトゥーリズモのご主人が、
    エリオ・フィリッピーノの小さなカンティーナに連れて行ってくれたことを
    このサークルにも書きました。
    http://www.beach.jp/circleboard/ac48590/topic/1100046390036

    そのエリオのヴィーノは、
    写真家であり、イタリア関連の本を何冊も出版していらっしゃる篠利幸さんのお気に入りで
    篠さんの応援を得て、日本にも輸出するようになり、
    エリオは、数回来日してもいることを篠さんを通じて知っていました。

    今月何度目かの来日をし、大阪や名古屋でプロモーションをした後、
    東京のイタリアン・レストランで
    彼のヴィーノをピエモンテ料理に合わせて楽しむ食事会があり
    私も参加させていただくことができました。

    ちょうどエリオとは関係無しに来日しているカネッリのアグリトゥーリズモのご主人も参加、
    彼の隣の席に座り、エリオとも近い席だったので、興味深いお話を聞くことができました。

    というわけで、今日は番外編で、エリオから聞いた話を書きます。
    まずは、昨日飲んだヴィーノたち。
    1.“Rose di San Cristoforo”Millesimato 2010
    2.Langhe Arneis DOC 2013

    3.Quatro Amis Langhe Rosso DOC2013

    4.Barbera d'Alba DOC Superior “BarbaCesco”2009

    5.Barbaresco DOCG“San Cristoforo"2008

    3.のヴィーノの話。
    Quatro Amisは4種の葡萄を使っているということで、
    地元の品種バルベーラ主体で4種を混ぜてバランスのよいヴィーノを作れないかと
    あれこれ試みたのだそうです。

    バルベーラを60%にし、カベルネ・ソーヴィニオンなどを混合してみたら、
    バルベーラが勝ちすぎてダメだったそうで、
    50%だとちょうどよさそうだということが分かったところで
    それにカベルネ・ソーヴィニヨン、ネッビオーロ・ダルバ、シラーを
    違った比率で混合したものを4~5種類作り、
    ブラインド・テストでテイスティングし、その後1時間半後、3時間後とテイスティングし、
    一番美味しいと思うものが、3回とも一致したらその比率にすると決めて、
    何度も試みたのでそうです。

    結果バルベーラ50%、カベルネ・ソーヴィニヨン20~25%(年による)、
    ネッビオーロ20%~25%(これも年による)、シラー8~10%、
    というのが一番バランスがよかったので、製造に踏み切ったのだそうです。
    本当にバランスがよくて、そんなに重くない食事全般に会う感じでした。

    今は、それの白を思索中だそうで、
    ベースは、ランゲ・アルネイス50%にシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランを混合し、
    あと1種類を何にするか迷っているのだそう。

    カンティーナのオーナーが、エノローゴ(醸造家)も務めるといのは、
    楽しいことなのだろうなあ(大変でもあるでしょうが)、と思ったのでした。

    長くなったので、ほかにも2つほど興味深い話があったので、
    続きは、料理の写真もまじえながら、明日書きます。



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コメント: 全2件

from: ぐら姐さん

2015年06月23日 01時48分07秒

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エリオの話の続き、最終です。

ヴィーノの栓には、コルクを使うのが通常ですが、
近頃は、プラスチック栓、スクリューキャップ、そしてガラスの栓なども出ています。
はたしてコルクがベストなのか?という論争もかなり前からされていますが
エリオのところでも、その試みをしてみようといういうことになり、
今実験中なのだそうです。
例えばバルバレスコは、長期熟成させるタイプのワインですが、
ボトルに詰めてから、5年間はコルク栓で熟成させ、
その後、実験用の半分はリコルクし、半分にはガラス栓を使用して
さらに5年間置いてそれぞれの味を確かめ、
また5年経ったらそれぞれの味を確かめる・・・
まだ始めたばかりなので、リコルクしてまだ5年が経っていないそうですが、
どんな結果が出るか楽しみですね。

美味しいヴィーノを食事に合わせて5種いただき、
〆のドルチェには、エリオのところのではなく、
カネッリのアグリのモスカートを合わせ、
美味しくて幸せな食事会でした。

来夏、ピエモンテに行くつもりなので、そのときは、エリオのカンティーナも訪ねるつもりです。
今度はピエモンテでお会いしましょう、と別れて来ました。

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from: ぐら姐さん

2015年06月21日 23時57分20秒

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エリオの話の続きです。
BarbaCescoは、Barbera d'Albaではありますが、
できのよいバルベーラができた年にしか作らないのだそうです。
Superiorというわけです。

彼がこのヴィーノを作り始めてから、
過去15年間で9回作ったのだとか。
つまり6回は作れない年があったというわけです。
今回持ってきているのが、’09年のもので、
’10年は作っていなくて、’11年のものをもうじきリリースするとのこと。
毎年生産できるわけではないので、日本には輸出していないそうです。
行ったときに買うしかなさそうですね。

そのBarbaCescoに合わせた料理は、
ピエモンテ名物のタヤリンです。
イタリア産白アスパラガスのタヤリンに、
カネッリのアグリのご主人が、空輸してきた黒トリュフを削ってくれました。


私の目の前に来て削っているところですが、
この後素敵な香りに心を奪われて、写真も撮らずにがっついて食べてしまいました。

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