「ルッカのアグリ１１」
　ごめんなさい、この写真もぶれています。これは豚肉のミルク焼き（煮）。豚肉のブロックの表面をフライパンで焼いてから、深さのある容器に入れ、牛乳も入れてオーブンで焼くのだと言っていました。

　肉を切り分けてから、その牛乳の味を調えたものをソースとしてかけます。

　付け合せは、ポテトのローズマリー風味焼きと、ルーコラのサラダ。ポテトのローズマリー風味焼きジャガイモを適当に切って、塩を振り、ローズマリーの葉の部分だけをとって、オリーブオイルを少々と一緒に混ぜてからオーブンで焼きます。簡単でとても美味しいので、家でもよく作っています。

「ルッカのアグリ１０」
　食事写真は、あまりきれいに撮れていません。明るいライトがないこと（フラッシュを使うと色が飛ぶので使っていません）、この当時、まだデジカメのマニュアル操作の方法を知らなかったこと、セルフタイマーを使うとぶれ難いことを知らなかったこと…理由はたくさんあります。

　写真はよくないけど、食事は、ちゃんとした普通の家庭の料理です。農家なので、新鮮な野菜もあり、サラダはたっぷりとボウルに出てきて、お替りもできました。

　これは、トスカーナらしい、ファロ（スペルト小麦）のスープです。スープと言ってもリゾットに近いぐらいのボリューム感があり、立派にプリモだなあという感じがします。自家製オリーブオイルの香りを楽しみながらいただきます。

　ファロは、サラダにしても美味しい大好きな食材です。

「ルッカのアグリ９」
　朝食です。カフェ・ラッテでいい？生ハムやサラミも食べる？卵はいかが？と訊いてくれて、こちらが欲したものを運んできてくれます。

　普通のイタリア人なら、朝から生ハムなんて食べないのですが、こういうものを欲する外国人がいることを知っているのです。アグリでこういうところは珍しいかも。

　私は、甘いもの＋カフェというイタリア式朝食ではものたりないので、普通のパンと生ハム類、そしてイタリア式の甘いものも少し食べます。食卓のオリーブオイルは、この農園のもの。

　ここは、ご夫婦で農園とアグリを切り盛りしていて、高校生の上の娘さんが、学校から帰ってくると話し相手になってくれたり、カフェを出してくれたりします。お母さんもお父さんも働き者で、お父さんは農場のしごとだけではなく、食事の時にサービスする仕事もちゃんとやっています。

「ルッカのアグリ８」
　ここが、ダイニングルーム。普通は１泊朝食付きの宿泊なので、朝食をここでいただきます。

　本当は、夕食は出していないのですが、それを知らずに１泊２食付の予約メールを入れたら、家族と一緒の食事でよければどうぞといっていただけたので、夕食もここで、家族と一緒にいただきました。

「ルッカのアグリ７」
　ここがレセプションの役目を果たしている場所です。テーブルの上には、ここの家のオリーブオイルや蜂蜜、ご近所で生産している方のジャムなどが飾ってあり、買うことができます。

「ルッカのアグリ６」
　空き地に、こんな台車も飾ってあります。これは秋に行った時に撮ったものですが、春に行ったときも、花が飾ってありました。

「ルッカのアグリ５」
　アグリの生活棟の奥の倉庫。壁面が風通しよくできています。ベルトコンベアーで、収穫したものを入れたケースを２階に運ぶのでしょうか。

「ルッカのアグリ４」
　外には、レモンの鉢植えがいくつもあり、ここからレモンをもいでお料理に使ったり、リモンチェッロを作ったりしています。

　テーブルも置いてあって、ちょっと座って本を読んだり日記を書いたりしていると、何か飲む？と声をかけてくれます。

「ルッカのアグリ３」
　こちらが、入り口のところの飾り。いかにも農家らしいですが、やはりちょっとおしゃれな感じ。この部分にも屋根があるので、雨にぬれる心配はありません。

「ルッカのアグリ２」

　このアグリは、オリーブをメインにした農家。でも日本の農家のイメージとは随分違って、入り口などもきれいに飾っていますし、宿泊室も、とても素敵にまとめられています。写真は、私の泊まった部屋。