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イタリア!小さなまちと田舎の旅

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from: ぐら姐さん

2009年04月23日 23時07分40秒

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アオスタから

コルティーナは、北イタリアの東側ですが、フランスと国境を接する西の方に、アオスタがあります。コルティーナに行った3年後の'98年に行きました。以前に書

 コルティーナは、北イタリアの東側ですが、フランスと国境を接する西の方に、アオスタがあります。コルティーナに行った3年後の'98年に行きました。以前に書いたモンタルチーノなどへ行った後、あと5泊ほど残っていたので、アオスタに3泊することにしたのです。

 アオスタのある、ヴァッレ・ダオスタ(Valle d'Aosta)州の位置はこちら。
 

 アオスタは、その州都です。アオスタ3泊にはさまれた2日間のうち、1日はクールマユールに出かけました。
 
 できるならば、クールマユールに泊まりたかったのですが、夏のピークシーズンに3泊で受け入れてくれる、中程度のお値段の宿が無かったのです。

 アオスタからバスでクールマユールに行き、クールマユールからロープウェーに乗って、モンブランが間近に見られるという展望台に行きました。
 

 

 360°のパノラマを見ながらお弁当を頬張るのは最高の気分でした。
 

 笑ってしまったのが、この展望台に着いた途端、殆どのイタリア人が、ロープウェーが到着すると同時に携帯電話を取り出し、友だちや家族にかけていたことです。チャ〜オ!今どこにいると思う?モンテビアンコ(モンブラン)が見えているんだよ〜という感じで、楽しそうに話していました。一斉にだったのでそれはそれは賑やかでした。

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suu kimuchin Lucia いちろ

from: ぐら姐さん

2009年04月25日 06時25分04秒

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「アオスタから2」
 さて、3泊した中日の2日目は、グラン・サン・ベルナール峠へ行きました。、スイスとイタリアとの国境にあり、セント・バーナード犬のゆかりの地でもあります。セント・バーナードって、サン・ベルナール(フランス語)の英語読みだったのですね。

 サン・ベルナール峠という名前は、聖人サン・ベルナールに由来するそうです。この峠は、昔は商人や巡礼者が行き交っていましたが、山賊の出没や悪天候、雪崩などにより遭難者が数多く出ていたそうです。1050年、アオスタ大聖堂の助祭長ベルナール・ド・マントンは、峠の山頂に遭難者の救助を目的とした救護所を建設し、人々に宿泊と食事を提供し、多くの人々がそれによって救われたのだそうです。この功績によって、ベルナール・ド・マントンは、後の教皇インノケンティウス11世によって1681年に聖人に列せられたました。

 ここで代々育成されてきた救助犬たちは、樽に詰めた食料や気付け薬を遭難者へ送り届け、少なくとも2,500人の遭難者が救助されたと伝えられています。救助犬として用いられたのは2世紀頃にローマ帝国の軍用犬としてアルプス地方に移入された大型犬で、この峠での活躍にちなんで後に「サン・ベルナール」(セント・バーナード)と命名されたのだそうです。

 そのセント・バーナード犬の繁殖施設があると読んで、ここを訪れたいと思ったのでした。けっこう大きな施設で、十数頭〜二十頭ぐらいの成犬とたくさんの子犬たちがいくつかの部屋に分けられ、柵越しあるいはガラス越しに見ることができるようになっていました。
 

 

 これを書くに当たって、ちょっと調べてみたら、なんと'03年にサン・ベルナール修道院は修道士の老齢化と修道院の縮小に伴い、セント・バーナード犬を飼育することが負担となり、犬を売却したいと発表したそうです。確かに、あの大きさの犬は相当な量を食べるでしょうから、数多くを飼育するのは相当な負担になるのでしょう。

 でも、修道院の救助犬を維持しようという人たちが集まって基金を作る計画が立てられ、これにマルティニ市や美術館で有名なジャナダ基金などが加わり、救助犬として一躍セント・バーナードの名前を有名にした犬の名前を取って「バリー基金」が創設されたそうです。

 基金の活動は、スイス・セント・バーナード犬協会の助言を受けることにして、'04年に正式に発足し、修道院から救助犬を買い受け、夏季にはサン・ベルナール修道院で、冬季はマルティニ市に開設した飼育所で犬を飼っているそうです。今見に行くと、私が見たのとは、違う形で飼育されているのですね、きっと。

 さて、この峠には、湖があり、美しい景色も楽しめます。犬達を見た後は、湖の辺りでお弁当を食べ、一休み。
  

 その後、湖沿いの道路横にある小さな国境小屋で、スイス入国のスタンプを押してもらいました。フリーパスで通れるのですが、係官がパスポートにスタンプを押してあげようか?と声をかけてくれたので、記念に押してもらったのです。
 

 そして、どこがスイスでどこがイタリアか分からない、近辺のハイキングコースを歩き始めました。続く。

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