セストリレヴァンテ滞在はじめに駅前でこんなポスターを発見しました。


うちの夫はイタリア語はほとんどわからないのですが、ふたりしてこのポスターを見てビビビッと惹きつけられてしまいました。
どうやらラヴァーニャという町の中心でペーストなどが試食できるイベントがあるらしい！私たちは１０日にはジェノヴァに移動しなくてはならなかったのですが、９日の１５時からなら行けるではないですか。これは是非行かねば、でも、ラヴァーニャってどこよ！？
ってことで部屋に戻ってから地図を調べるとラヴァーニャはなんとセストリレヴァンテのすぐ西の町でした。ということで勝手にこのイベントをペースト祭りと命名し、もちろん行くことに決定しました。

というわけで、レッコでフォカッチャを食べたあと列車でラヴァーニャへ向かいました。本当は途中でラパッロによって観光したかったのですが、雨も降ってきたのでラヴァーニャへと向かうことにしました。
ラヴァーニャの駅を降りても昼休みで雨降りの町には駅前に人影もありません。地図も無かったのですがとりあえずチェントロと思われる方向へ歩いてみました。
数分歩けばもうチェントロで、テントでイベント会場が準備中でした。まだ開場時間ではなかったのでとりあえず雨がかからない軒下などを選んで町をちょっと散策。
ここも海がすぐそばで夏はリゾート地のようでホテルもちらほらあります。それなりに大きな町のよう。
こんな教会もありました。


ジェラート屋さんでバジリコ味のジェラートなどを食べ時間をつぶし、３時になったので会場へ。


まだ開場したばかりで人もちらほらで、出展者も準備中だったりといまいち活気は無かったですが、ジェノヴェーゼペーストやお菓子などリグーリアの特産品を試食販売するブースが並んでいます。

オリーブオイルの農場のブースで２日前に絞りたてという今年のオイルを試食したら、もうめちゃくちゃおいしかったです。ピリリとまだ若い味がして香りがすごくよくて。２年ものも試食したらそちらもまたまろやかでとてもおいしかったです。
搾油所に行きたいと思っていて行けてなかったので是非是非買って帰りたかったのですが、１リットルの瓶か２リットルの缶かみたいなサイズのしかなく泣く泣く諦めました。この先まだ大荷物を引きずって長旅だったので、今回とてもそれを持っていくのは不可能でしたので。でも小売店には卸してないって言ってたし本当においしかったので無理してでも買えばよかったなあ。
(買ってないので失礼だし写真は撮ってません。)

さて例によりかなり試食を網羅し、夕食用のペーストを選びました。何件もで試食してみると各店の味の違いがあるのがよくわかりました。チーズが効いてる店、塩の効いてる店、同じ店でも何種類か揃えている所もありました。
常温保存の瓶詰めがほとんどだったのですが、冷蔵で売っていて日持ちはしないというお店のが一番おいしかったのでそれを買いました。一番おいしいといわれているプラ産のバジルを使っているそうです。
そして手打ちパスタ屋さんでトロフィエも買って、おいしい夕食を食べることができました。

ちなみにうちの２歳児はジェノヴェーゼペーストが大好きみたいです。そんなに子どもの好きな味じゃないと思うんだけど・・・。

さてラヴァーニャの駅はホームのすぐ海側が遊歩道のようになっていて天気のよい日は散歩したら気持ちよさそうでした。ラヴァーニャという町の名前すら知らなかったですが、おいしいイベントのおかげで訪れることになり、こういうのも旅の面白さだなあとあらためて感じました。