「さらばシチリア」
ザヴィエルさん、

> おーここは気ずきませんでした、シチリアらしい乾いた良い風情です《ファビニャーナ似ですかね》あの木ノ下にイスとテーブルを置いてのんびり海を眺めて過ごしたい、でも車も入れないというと道から他は侵入禁止かも知れませんね、ウサギとかハリネズミとか沢山居て面白そうなんだけど。

本当にこのエリアはとても気に入りました。
絶対にまた、次はゆっくりと行きます。

> カステッランマーレかわいい良い感じの街じゃなかったですか？まさか此処が有名なマフィア村だったとは思えない明るい写真写りですよね。

カステッランマーレの街には立ち寄る時間がなかったので、これも次回の課題です。
シチリアは西南部（アグリジェントから西の海沿いエリア）に行ったことがないので
そちらも行きたくて、あと何回シチリアに行ったら満足できるのかわかりません…

さて、続きです。
カステッランマーレから一路パレルモへ。
レンタカー屋の店舗を見つけるのにちょっと苦労しましたが、無事返却。
西南さん、お疲れ！＆ありがとう！のビールの飲んで休憩し、
余裕をもってナポリ行きの船に乗ることができました。

これが私達の乗る船です。


このベルトで荷物が引き上げられ、人間は階段を昇ります。


小さなキャビンに３人で。


デッキに出て眺めていると、先に出航していった船が。


私達の船が港を出ると、
パレルモに向かって、右側がこの日に走リ抜けてきたサンヴィート、カステッランマーレ、
左側がその前に走ったポルティチェッロからパレルモまでのエリア、
そしてそのもーっと左は船を降りたミラッツォ、そしてエオリエ諸島…
もちろん全部を見渡せるわけではないけれど、ああ、あの山の向こうがあの町で…
と来し方を振り返させられる光景が目の前に広がり、
以前乗った時とは全然違う気持ちでいつまでもいつまでも眺めていました。

「:サン･ヴィート･ロ･カーポ〜パレルモその２」
> また少し車を走らせると、今度は崖の上からではないけど
> すごくすごく海の美しいところが遠くに見えて、途中に駐車場があったので
> やはり停めてみました。

おーここは気ずきませんでした、シチリアらしい乾いた良い風情です《ファビニャーナ似ですかね》あの木ノ下にイスとテーブルを置いてのんびり海を眺めて過ごしたい、でも車も入れないというと道から他は侵入禁止かも知れませんね、ウサギとかハリネズミとか沢山居て面白そうなんだけど。

カステッランマーレかわいい良い感じの街じゃなかったですか？まさか此処が有名なマフィア村だったとは思えない明るい写真写りですよね。

「サン･ヴィート･ロ･カーポ〜パレルモその１」
ぐら姐さん今晩は

> やるとき（自分達が困るかもしれないとき）は、やるね〜

これイタリア人の基本理念ですよねこういう時はしっかりしてます、枠組みが大きくなって家族、一族、街、州、または企業になってもこの理念を一番大切にしている気がします。他人が困るのは気にしない。
>
> また車に乗ってもう少し行くと、とてもとても美しい色の海が見え、
> 停まりたい！と思ったら、ちゃんとBelvedere（ヴューポイント）として
> 駐車場が用意してあるのでした。

そうなんです、このモンテコファーノの裾野辺りの景色一番好き！岩場の海岸と砂じゃない砂利の海岸なのでいつも海が綺麗だそうです。

マカリとか言う地域で別荘が多くマカリ村とか有る様ですが泊れそうに無いので（貸し自転車も無さそう）私の様な車の無い観光客は自由が効かない地域です、でもなんとかしたいので短期貸し別荘などもう少し探って見ます。

「サン･ヴィート･ロ･カーポ〜パレルモその２」
また少し車を走らせると、今度は崖の上からではないけど
すごくすごく海の美しいところが遠くに見えて、途中に駐車場があったので
やはり停めてみました。












突き当たりのビーチをさらに左に行ったずうっと向こうビーチから
○○トレインとか言って観光地をよく走っている列車の自動車がやってきました。


どうやら車は、許可無しにはこの駐車場より奥に行ってはいけなくて、
ここから先はこのトレイン利用か徒歩かということのようです。
きっと環境保護のためなのでしょう。
ちゃんとパトカーも回ってきて、監視していました。

また車に乗って、カステッランマーレ･デル･ゴルフォを目指します。
途中で見かけた石切場（たぶん大理石）


カステッランマーレ･デル･ゴルフォの町の手前にもBelvedereがあり、
車を停められるようになっていました。
人の集まるところには、物売りも出るわけで、


この車の物売りは、おじいちゃんでした。


なかなかそそられる品揃えで、手ごろなおつまみサイズのピスタチオが１ユーロ。
あまり荷物は増やしたくなかったのですが、ちょっと買ってしまいました。




ここからの眺め








一族郎党でバカンスを楽しんでいる人たちの記念写真は、シャッターを切るまでに時間がかかります。


ここからは、一路パレルモを目指します。

「サン･ヴィート･ロ･カーポ〜パレルモその１」
ホリデイ･アパートメントは、支払いはキャッシュのみだったし
（何せ、アパートに案内してくれた担当者に支払うわけで）
出るときも、担当者がチェックに来て、すべて元通りになっていることを確認してもらわないといけないのでした。
１２時に来るというので、それは困る、パレルモから船に乗る時間が決まっているので
できれば１０時に出たいと言うと、彼女はそれは無理というので間を取って１１時の約束をしました。

散歩を終えて、部屋をすっかりきれいにして、
担当者が来なくても１１時きっちりで出るつもりで、
前日のことを考えると当然遅れるだろうから、
「１１時まで待ったけど来ないから出かけるよ」のメッセージも１１時前に準備完了。
そうしたら、なんと１１時少し前に来たではありませんか！
やるとき（自分達が困るかもしれないとき）は、やるね〜
前日もそうしてほしかったよ…

ともあれ、予定通りに出発！


実は時間の余裕はあるので、
そして西南さんもレンタカー３日目にしてかなり慣れたこともあり、
途中、美しいところで何箇所か止まって、眺めたり写真を撮ったりすることができました。

最初の停車は、サンヴィート･ロ･カーポの町を出て５分ほどのところ。
あ、牛がいる〜　放たれて草を食んでいます。


なんだか広々と開けた感じがとってもシチリア。




また車に乗ってもう少し行くと、とてもとても美しい色の海が見え、
停まりたい！と思ったら、ちゃんとBelvedere（ヴューポイント）として
駐車場が用意してあるのでした。
ああ、私の腕がないので写真で美しさを伝えられませんが、
西南さんがとても素敵な写真を撮っているので、お時間のあるときにアップしていただけると嬉しいなぁ。











さて、こうやって写真を撮っていたら、足元の崖下で何かを捕っているおじさんが。


もしかして、と思って（昨日のセジェスタを思い出したのです）
おじさん、ルマーケを捕ってるの？と訊いたら、
そうだよ、ですって。
よく見るとあっちにもこっちにも小さいのがたくさん！
オジ「どこから来たんだい？」
ぐら「日本からよ」
オジ「日本でもルマーケを食べるのかい？」
ぐら「いいえ、食べない。フランス料理屋では食べるけど」
オジ「日本語でルマーケを何て言うの？」
ぐら「か・た・つ・む・り」
オジ「・・・」（まねできない。５音は難しかったでしょうか）

さてこのポイントにも別れを告げて、また車は先へと走ります。

「Re::サン･ヴィート･ロ･カーポ２」
ザヴィエルさん、

> なんだかメキシコ風な街じゃなかったですか、

メキシコに行ったことがないのでよくわからないのですが…

> この辺りは車だと楽しめそうですよねトラパニからも４０分程ですしその間も岩山や岩場の海岸などシチリアでも一番シチリアらしいダイナミックな景色ですし。

はい、この日のこの後のドライブでそれを実感しました。
本当に、あの辺りに１〜２週間滞在して、車であちこち行ったら本当に楽しいだろうと思いました。

「:サン･ヴィート･ロ･カーポ２」
ぐら姐さん
> ここは、きっと６月とか７月上旬に来るとこんなに混んでいなくていいだろうなと思いました。

なんだかメキシコ風な街じゃなかったですか、この辺りは車だと楽しめそうですよねトラパニからも４０分程ですしその間も岩山や岩場の海岸などシチリアでも一番シチリアらしいダイナミックな景色ですし。

確かに６月は人も少なく海も綺麗で良いです、でも日曜日は結構にぎわいます。

「サン･ヴィート･ロ･カーポ２」
翌朝、まだ人が少ない時間帯の散歩で、このまちを見直しちゃいました。
砂浜、きれい！
海、きれい！
空も岩山もみ〜んなきれい！！！










早朝散歩を楽しんでいる人たちがいます。


赤ちゃんも、オムツの上に海パンをはいて。


このシニョーレは、巨大なイカを持っていて、自慢げに見せてくれました。
漁船から朝揚がったばかりのを買ってきたのだそうです。


早々と今日の場所取りをしている人も。


もう店はオープンしています。


街も歩きます。






町役場の入り口には、お祭りのときの馬車の車体（と言うのか？）がありました。


町役場の入り口


前日のジェラートが美味しかったので、またまた食べました。
この日はコッパ（カップ）で。


これからまた車での移動なので、お昼用に食事パンを買いました。
前夜と同じ店なのですが、ここのパンもなかなかいけました。




ここは、きっと６月とか７月上旬に来るとこんなに混んでいなくていいだろうなと思いました。
この後のドライブで、近くにそれはそれは美しいところがあることが分かったので（また次回載せます）、
このまちか近くのまちに滞在して、車であちこちのビーチに出かけたら楽しいだろうと思いました。

「シチリア横断：サン･ヴィート･ロ･カーポ」
やはりすんなりとチェックインとは行かなかった話です。

地図サイトで検索し、プリントアウトして行ったのに、宿のある通りが見つからない！

仕方なく車を止め、西南さんには中で待ってもらって、
私とイプさんが道を尋ねて歩きます。


多分この辺りが中心地なので、近いはずなのだけど…


３回訊いて、やっと宿のある通りの宿の番地に辿り着きました。
が、どう見ても普通のおうち。
？？？
集合住宅のようで、何軒分かの呼び鈴があり、どれを押していいかも分からない…
ともかく予約確認書にある宿の番号に電話してみたら、
「ああ、予約の西南さんね。（ここは、西南さんが予約を入れてくれていた）
今、その住所の家の前にいるの？もう？
１５分ほどでスタッフが行くから待っていてください。」とのこと。
イプさんが西南さんに連絡をしに行き、車を近くまで持ってきて待つことに。
この時点で１４：２０。

はぁ〜　１５分と言ったら、実際には何分待たされるのかしら。
覚悟はしていましたよ、覚悟は。
でもねぇ、４０分も待たされるとは…
そしてやってきたオネエサンは、私達を案内するから、自分の車について来いというのです！
は？　宿はここじゃないの？

確かに、私達が予約したのはホリデイ･アパートメントという名前でした。
初め２人予定でB&Bを予約していたのだけど、途中で１人増え、
旅行が近くなってからの予約変更ができなくて、
１泊でも泊めてくれる宿を一生懸命探してやっと見つけたところだったのです。

でも、普通のおうちと同じだとは思っていなかったし、仮に普通のおうちでも、
予約確認書には、その住所が書いてあるのに！
オネエサン曰く、「ここもあっちもおんなじ様なものよ」だと。
どうやら、あちこちの貸家を束ねて扱っているエージェントなのですね。

連れて行かれたおうちは、十分満足できる広さと大きなキッチン、
そしてエアコンも付いていて文句はなかったのですが、
なんと！　シーツも、タオルも何もないのです！
本当にただの家具付きアパート！！！

これって、イタリア人が、２週間とか１ヶ月とかの単位で借りるのにいいような貸家だったのです。
予約サイトももっと親切に書いてくれていればいいのに…
オネエサンが車の中にシーツやらタオルやらいろいろたくさん持っていて
宿代とは別料金の１人分１０ユーロで貸してくれ、何だか損した気分。
たった１泊なのに…

で、なんだかんだで落ち着いて、着替えて海へ出かけられるようになったのは、
なんと１６：４０だったのでした！（２時間２０分のロス！）

いよいよ、ビーチへ。


サン･ヴィート･ロ･カーポは、広い砂浜の美しいビーチと聞いていましたが、
すっごい人出で、芋洗い状態。
こんなに混んでる海水浴場は、イタリアでは初めてです。








海もちょっと濁っているような感じで、ちょっとだけ入ってもう帰ることにしました。
帰り道、ジェラート屋に寄り道。
なんとこんな名前のジェラートがあります。


イプさんは、ジェラートを食べると夕飯が入らなくなるから…
というので、私と西南さんが食べました。
すっごい大盛り。これでも一番小さいサイズです。




まちをぶらぶら歩き、




夕飯の買い物をして、




部屋に戻って食べました。
あ〜あ、明日の朝早起きして、人の少ないうちにもう一度散歩してみよう、
なんて思いながら眠りに就いたのでした。

「シチリア横断：ミラッツォ〜サンヴィートその１」
ぐら姐さん
> まあ！　そんなに素敵なところに泊まったのですか、いいですねぇ。

小さいパティオを囲んでぐるっと部屋が有るタイプの建物で１階にはリストランテも有ります、その中の何室かを貸していました他は普通に人が住んでいます。

２部屋＋キッチン付きのアパルタメントで８０エウロ位でした《ドォオーモ側じゃ無いので窓からは裏道しか見えません》、屋上に自由に出られるので横にドゥオーモ、前に街並が見渡せます。

「シチリア横断：セジェスタ」
フランコの店で美味しく楽しく食べた翌朝は、またまた車に乗って９時過ぎに出発。
セジェスタの遺跡を見てから、
シチリアの西端にある、ザヴィエルさんお奨めのサン･ヴィート･ロ･カーポまで行きます。

ガムテ貼りミラーでも車は順調に走り、セジェスタに２時間ほどで到着。

セジェスタの見どころは、二ヶ所。
一つは駐車場と売店の近く、バルバロ山の斜面に残されているギリシャ式の神殿の遺跡、
二つ目は、バルバロ山の山頂に残されているギリシャ劇場を含む古代住居跡です。
山頂までは、専用バスで行くか、歩くかのどちらかなので、バスチケットを買いました。
すぐにバスがあったのでまずは山頂から見ることにします。

山頂からの眺めが素晴らしい！


ギリシャ神殿も真ん中あたりに見えています。


そしてギリシャ劇場。






こんな乾燥している土地にいるカタツムリって、木や木の葉から水分を摂っているのでしょうか。


古代住居跡




またバスに乗って下り、今度はギリシャ神殿を見ました。








駐車場に戻る道が、とってもシチリアらしい感じ。


お昼になったので、売店横のバールでインサラトーネの昼食。


そしてセジェスタを後にして一路サン･ヴィート･ロ･カーポを目指し、
この日は順調にまちに到着。
でもね、やはりすんなりとチェックインとは行かず、やっぱりイタリアなのでした。
その話は、また改めて。

「Re::シチリア横断：ミラッツォ〜サンヴィートその１」
ザヴィエルさん、

> チェファルー良い街ですよね観光客が少ないともっと良いけど懐かしいです、ドゥーモの右側に写っているいる建物に私が泊まった部屋が入っていますこれも懐かしい。

まあ！　そんなに素敵なところに泊まったのですか、いいですねぇ。

私が以前泊まったのは、もっと駅から近いところでした。
何せ夜１０時半ごろ着くので、歩いて行くなら駅至近でないと怖いですからね。

次に泊まるときは、チェントロに泊まりたいな。（また行く気）

「Re:Re:Re:Re:シチリア横断：レンタカーの怪」
papalinaさん、

> で、一路北上してドロミテ周辺を走っていたら、エンジンルームから煙がもくもく…。本格的に故障する前にと最寄の営業所で車を替えてもらおうとしたら、どう見ても昨日や今日ついたと思えない錆びたひっかき傷を指して、「　ここに傷がついてる。」
>
> 私がつけた傷ではないことを主張するのだけど引き下がらない。しばらく言い合っているとランチから帰ってきたらしい別の人間がひと目見て　もういいよと言ってくれたのでした。

ひえ〜〜〜　怖いですね。
エンジンルームから煙もくもくも、そのイタリア人らしからぬお方も。

別の人が戻ってきてよかったですね！
それにしても、なんちゅう細かいヤツでしょう。
ドロミティ方面だと、イタリア人というより、チロル人気質なのでしょうか。
（あ、チロル人を悪く言うつもりはないですよ、昨夏とても楽しませていただきましたから。
でもスマイルは、ちょっと少な目かな。）

「:シチリア横断：ミラッツォ〜サンヴィートその１」
ぐら姐さん

チェファルー良い街ですよね観光客が少ないともっと良いけど懐かしいです、ドゥーモの右側に写っているいる建物に私が泊まった部屋が入っていますこれも懐かしい。

「Re:Re:Re:シチリア横断：レンタカーの怪」
> 私のことと、toorakさんのことを読んで、皆さん心強いと思うでしょうか。
> みながみなこうではないかもしれませんが…


イタリア人と思えない細かい人間もいました。

「　ホントにイタリア人か？」

と聞きたくなるくらい。
ベネツィアで借りたレンタカー。よく確認しなかった私たちも悪かったのですが、ダメージレポートには印なし。

で、一路北上してドロミテ周辺を走っていたら、エンジンルームから煙がもくもく…。本格的に故障する前にと最寄の営業所で車を替えてもらおうとしたら、どう見ても昨日や今日ついたと思えない錆びたひっかき傷を指して、「　ここに傷がついてる。」

私がつけた傷ではないことを主張するのだけど引き下がらない。しばらく言い合っているとランチから帰ってきたらしい別の人間がひと目見て　もういいよと言ってくれたのでした。

「シチリア横断：ポルティチェッロの美味しく楽しい夜」
さて、ちょっとしたトラブルはあったものの（昨日の日記）、
無事ポルティチェッロの宿に到着。

ポルティチェッロには、４年前に２泊しています。
そしてフランコの店に初めて行き、３回食べに行きました。

そのときのことはこちらに。
http://www.c-player.com/ac48590/thread/1100032501950

前回泊まったホテルは、おっとっとという感じのところでしたが
店にもっと近いところに新しいＢ＆Ｂができているのを見つけて予約。
その宿に辿り着いたのが午後８時ごろ。
宿の人は、夜はいなくなるようで（部屋の鍵に、宿の入り口ドアの鍵も付いている）
私達の到着があまり遅いので、
ドアにメッセージを残して出て行こうとしているところでした。

部屋は、モダンな内装で、結構広く、簡易調理ができる程度の設備もあって、
ここなら何泊かしてもいいなぁ、なんてもう次回のことを考えてしまいました。

荷物を置いて、服を着替え、そそくさとフランコの店へ。
南イタリアにしたら、これでも早い晩ご飯なので、店はまだ空いていました。
席に着いてから、前菜や魚の並ぶ場所へ行き、３種類ほど選んでいたら、そこへ奥様登場。
挨拶を交わし、前回彼女とは話していなかったので、
「貴女がグラツィアさんですね。」と話しかけたら、
「まあ、どうして私の名前を知っているの？」と彼女。
「日本のテレビで見たのです。」と言ったら、もう満面の笑顔。

そこへフランコがやってきて、ちゃんと私達を覚えてくれていて
（そりゃあね、２日で昼･夜･夜と３回食べに行ったのですもの。
お話もして、店のメニューにない料理も作ってもらいましたし）
グラツィアさんの「どこに泊まっているの？」（多分パレルモ辺りと思っている）の質問に、
店から見える宿の裏側を指差して、「ここで食べるためにあの宿を見つけたのです。」
というと２人とも大喜び。
グラツィアさんが「今夜はフランコが、あなた達のために腕を奮うわよ！」って。

私達は前菜を３品選んだだけで、以降一切注文していません。
座っていると、ときどきフランコが「マグロ食べる？」とか聞きに来ながら
次々と料理が出てくるのでした。

ワインも白といっただけなのに、デッラ･カーサではなく、
グラツィアさんの指示でちゃんとしたボトルのものが出てきました。


前菜
蛸とセロリのインサラータ


鰯のパン粉焼き（中に香草パン粉が包んである）オレンジ風味

写真がへたへただけど、味は抜群でしたよ、これ。

フレッシュ･マッシュルームのインサラータ


そこへフランコがやってきて、各々の皿にパネッレ（ヒヨコ豆ペーストの揚げ物）と何だったかのフライ（覚えていない）を入れていきました。

パネッレ美味し〜〜〜い。
なんとも言えないやさしい豆の味なのです。

そして次はマグロのカルパッチョ


「パスタもちょっと食べる？」と聞かれたので、もちろん「Si`〜〜〜」
ツナ、フィノッキオ（フェンネル）、干し葡萄が入ったカザレッチ

イタリアで甘い料理にはほとんど出会いませんが、
これは干し葡萄の甘さがいい感じに出ていて、またまたとぉっても美味しいパスタでした。

出てきたセコンドは、スズキのパン粉焼きと海老のグリル

これは取り分けた後のもので、スズキは大きなお皿にまんま１匹出てきました。

このころには屋外席は結構暗くなって、写真も暗〜くなってしまいました…
魚や海老が小さく見えますが、それはイタリアのレモンが大きいからで、実は立派なサイズです。
美味しい！でももうお腹い〜〜〜っぱい！！！もうドルチェはいらない…

と思っていたところへリモンチェッロのソルベット登場。


これぐらいでよかったね〜　と言いつついただいたら…

まだあった！　ミニサイズではあるものの、２個ずつのカンノーリ！


もう食べられないと思っていたのに、あんまり甘すぎず、少し塩味もあって、
しかもクリームを詰めたばかりなので、皮がパリッとしていて、うんま〜い！！！
ペロリと食べてしまいました。

もう言葉も出ないぐらいお腹いっぱいで、３人ともぼぉーっとしてしまうぐらい。

これだけ食べたら（ワインのボトルもお代わりしたし）３人分で２００ユーロぐらいかなぁ…
でももしかすると、かなりな割引がついて１５０ユーロとか言ってくれるかも知れないね、
なんて話しているところへ届いたお勘定。
見て笑っちゃいました。
だって全く明細が書かれていなくて○○○ユーロと書いてあったのですもの。
金額は、ここに書くのを控えます。本当に感謝感謝のお値段なのでした。

グラツィアさんに私がまた戻ってくるわ、とっても美味しかった！と言ったら、
彼女は、普段別れ際に言うあっさりした言い方ではなく
きっとよ、と確信に満ちた口調で「Ci vediaomo！（またお会いしましょう）」と言うのでした。

もちろん、きっと行きますとも。

店のそばの広場には、ステージが設えられて、初めはこの方達が歌を数曲歌い、

その後は、チビッ子ダンス大会になったり、カラオケ大会になったりしていました。

その近くには、まるで日本の夏祭りの縁日のような店がずらり。


大大大満足の楽しい夜でした。

「Re:Re:シチリア横断：レンタカーの怪」
toorakさん、

> いくら払わないといけないんだろうって返却時ビクビクもんだったのが、何も言われなくて！
> なんせ、その人、ロクに車をチェックしなかったし。
>
> 後日見つかって追って支払請求が来るだろうって数カ月は気になってたけど、結局音沙汰なしでした。

素晴らしいですね！
私のことと、toorakさんのことを読んで、皆さん心強いと思うでしょうか。
みながみなこうではないかもしれませんが…

「Re:シチリア横断：レンタカーの怪」

> え？この車を返すときに何か言われたでしょうって？
> それがね、答えはＮＯ！なんです。
> ざっと見て、ＯＫ,perfetto！と言われて終わりでした。
> やれやれ。

イタリアらしいですね〜。

以前、私もレンタカーの助手席のドアの下あたりに、わりと目立つこすったキズができちゃって、いくら払わないといけないんだろうって返却時ビクビクもんだったのが、何も言われなくて！
なんせ、その人、ロクに車をチェックしなかったし。

後日見つかって追って支払請求が来るだろうって数カ月は気になってたけど、結局音沙汰なしでした。

「シチリア横断：レンタカーの怪」
今日は珍しく写真なしのレポートです。

チェファルーを出てまた車を走らせたのですが、途中高速に入りそびれて町の中を通る道を進んでしまって。
イタリアの道は、町と町をつなぐ道はなかなかよくて表示もわかりやすいのですが、
町中が大変なことが多いのです。
一通で思ったとおりに行けず、迂回すると表示があったものが途中で消えてしまうなんてことも。

今回もやはり大変な事態が！
パレルモ方面はこちら、の表示を見ながら町中を走っていたら、
道が狭くなっていき、そして車は多くなっていき
そのうち目の前には教会へ続く階段が現れ、エエエーッ！
車で階段は昇れない！！！

近づくとその手前に右折する細い道があることは分かったものの、
案内標識からはパレルモの文字が消え、なんちゃら広場などと、町の中心部にでも行きそうな気配。
アララララ…と思っているうちに、車の横でポコッと小さな音がしたのでそちらを見ると、
なぁんと！サイドミラーの鏡だけがなくなっている！！！

車を停めて、私とイプさんが降りて、ミラー探し。
ところが近くにも遠くにも、路駐している車の下にも、どこにもミラーが見つからない…
かな〜り探している間に、近くに座っていたオジチャン達が、何を探しているんだい？
とイプさんに話しかけ、彼女が説明すると、
どうやら車を路駐させて近所へ行ったシニョーラが拾っているようだったと言い、
じきにそのシニョーラが戻ってくると、なんと彼女が拾って、
危ないからと近くの石段の上に置いてくれていたのでした。

ミラーは落ちたときの衝撃でひびひびになっていたけど、
私が旅行グッズの中に持っている、ぺちゃんこグルグル巻きのガムテープで貼って、無事装着。

それにしても、停まっていた車にほんの少し接触したかもしれないけど
ミラーだけが落ちるってどういうこと？
サイドミラーを車体に取り付けている部分は、まったく変形も、傷もないのに…

おそらく、はじめからねじか何かが緩んでいたか１本足りなかったかして、
落ちやすくなっていたのでしょうね。

ともかく、車は安全に走れるようになったので、一路ポルティチェッロを目指して走り、
なんとか夕食時には辿り着けたのでした。

え？この車を返すときに何か言われたでしょうって？
それがね、答えはＮＯ！なんです。
ざっと見て、ＯＫ,perfetto！と言われて終わりでした。
やれやれ。