「ボローニャ一人滞在」の最後のコメントが短かったので、
おまけと言うか、今日は旅行記とはちょっと違うことを書きます。

'０５年にフィレンツェに滞在したときに、
サンタ･マリア･ノヴェッラ薬局で柘榴の石鹸を買いました。
値段は覚えていませんが、結構高かった記憶があります。
もちろん品質も良かったわけで、気持ちよく使うことができましたが。

その後イタリアのあちこちで、石鹸を買っていますが、
そんなに高いものは買いません。
１個２エウロとか３個で５エウロとかのものでも、十分いい感じなのです。

今どき石鹸なんて使わずにリキッドタイプのボディーソープを使う人が多いのでしょうが、
私は、石鹸の泡が大好きなんです。
そして流した後のサラッとした感じも。

行くたびに買ってくるので、そこそこ数が貯まり、
昨夏にトロペーアで買った石鹸は、冬になってから使い始めました。
ベルガモットの石鹸なのですが、
２エウロのくせに大きくて、それなのにベルガモットの爽やかな香りと
きめ細かな泡がいい感じでした。

ベルガモットって初めはそれほどよい香りとは思わなかったのですが、
使い続けるうちに、レモンの香りよりもずっと素敵だと思うようになりました。
今はもう石鹸は使い終わったのですが、
一緒に買った、ベルガモットエッセンスをときおり使っています。

とても小さなビンに入って、５エウロでした。
エッセンスってどんなもの？と思って買ったのですが、
リモンチェッロを作るときに、レモンの皮の黄色い部分を薄くそぐように剥いて使いますが、
そんな感じで剥いたベルガモットの皮の緑の部分だけから搾り取った油のようなものです。

付いていた説明書きを見ると、
洗面所のシンクや洗面器に湯を張り、１・２滴たらして混ぜ
仕上げに手や腕を浸したり、体にかけたりすると書いてありました。

上がり湯を洗面器に汲み、それに１滴たらすと
それはそれは素敵に爽やかな香りが広がるので、
湯船に体を浸す前にそれを準備し、ゆったりと湯に浸かりながら香りを楽しみ、
湯船から出てから体にかけています。

この冬は、ボローニャのクリスマス市で石鹸を買いました。
友人の一人、リトルさんは私同様石鹸が大好きです。
だから彼女が一緒に旅行に行かなかったときは、
彼女への土産には石鹸を買います。

どれをあげようなか、と迷わずに済むように、同じ石鹸を２個ずつ、３種買いました。
白い石鹸はアーモンド

青い石鹸は、ラベンダー

薄く色づいた生成り色の石鹸はココナッツ

私はまだ使っていないのですが、
使い始めたリトルさんからこんなメールが届きました。

「いただいた石鹸の『アーモンド』を使い始めました。
なかなかの泡立ちで、洗顔にもガンガン使ってます。
ぐらさんは使いましたか？使っていればお気づきと思いますが、
洗うたびに杏仁豆腐を食べている気分になれます。
なんとおいしい石鹸だこと。 」

こんな風に感じてくれる友人には、お土産の贈り甲斐もあるというものです。
私も使うのが楽しみになりました。