ぐら姐さん、

回答、有難うございます。

映画に映っていた、広場に面して建つ二つの教会に興味があります。シチリアに行くのは未定ですが、行くとすれば、パラッツォ・アドリアーノに泊まることも含めて検討するつもりです。

にょん太さん、

映画はもう何度も観ているのですが、
NHKがオリジナルで作った監督が帰郷するあの番組、よかったですね。
私は、今年は無理ですが、また行こうと思っています。

パラッツォ・アソリアーノへのベストの行き方かどうかは分かりませんが、
パレルモからバスで行くのが行きやすいというか、私はそれしか知りません。
バス会社はA.S.T.です。
今は、１日に３便ぐらいあるようです。
２回目のときは、友人が運転してくれてレンタカーでした。

このサークルで、２回取り上げました。
http://www.beach.jp/circleboard/ac48590/topic/1100095899683
http://www.beach.jp/circleboard/ac48590/topic/1100030401559

ぐら姐さん、

NHK/BSで放送された、お勧めの「ニュー・シネマ・パラダイス」のBD録画を先ほど見終りました。（監督だけの50分番組も併せて見ました）

良かったです。

パラッツォ・アドリアーノに行きたくなりましたが、ベストの行き方をご存知ならば、ご教示頂ければ幸いです。

ファエンツァの食事のランチョンマットの写真の件、
自己解決できました。
「Un Americano A Roma」（ローマのアメリカ人）
俳優は、Alberto　Sordi（アルベルト・ソルディ）
１９５４年、もう６０年も前の映画なのですね。
http://antiquarium.ocnk.net/product/455

ブリジゲッラからファエンツァに戻って、
少し遠回りして散歩しながら、宿に帰りました。



ポポロ広場に立っていた市はきれいに片付き、
普段の姿に戻っていました。
いえ、クリスマスシーズンのイルミネーションが、
頭上に輝いていました。



ホテルの前の通り
部屋で少し休み、その間に晩ご飯を食べる店を
Osteria d'Italiaのアプリで検索してみました。
このアプリで探すと、街の中に数件出ることもあれば、
下手すると３ｋｍとか１０ｋｍとか離れたところにある店が出ることも結構あるのですが、
今回は、なんと２００ｍぐらいのところによさそうな店が見つかったので、
さっそくその店に行ってみました。

エノテカがやっているワインバー兼トラットリアで、
入り口を入るとエノテカで、ハム・サラミ・チーズなども売っていて、
一瞬、ここで食べられるのかしら、という感じでしたが、
店の人がbuona seraと挨拶してきたので、
食事をしたいのですが、と言ったら、奥のトラットリアに通されました。

紙のランチョンマットは、このデザイン。
この映画のタイトルも知らなければ、この俳優さんも知らないのですが、
この写真は何度も見たことがあります。

メニューを見てプリモとセコンドと、ヴィーノはグラスでオーダーしました。
こういう店は、グラス売りの種類が多いのが嬉しいですね。

パン

プリモは、ウサギとサルシッチャのラグーのタリアテッレ

このラグー、抜群に美味しくて、
ウサギのラグーは、これまで食べた中では、
アックイ・テルメのリストランテで食べたものが一番なのですが、
それに匹敵するぐらい美味しかったです。
肉と野菜をじっくりと煮込み、旨味をようく引き出した味。
余計なものは一切入れていないシンプルイズベストという感じの味です。

セコンドは、イノシシのモンタナーラ風、プルーンと栗と梨入り。

プルーンと栗と梨をイノシシと一緒に煮込んだものでした。
それにポテトのロースト添え。
これまた、とても美味しくて一人にんまりとしてしまいました。

ヴィーノの2杯目をこの料理に合わせてもらいました。

あっちの壁にもこっちの壁にも、ヴィーノ、ヴィーノ、ヴィーノ・・・


こういう店での食事は、とっても幸せな気持ちになれます。
せっかくなので、ドルチェもいただきました。
カッフェのセミフレッドです。

本当にどれも美味しくて、またファエンツァに行くことがあったら、
絶対またここで食べたいと思います。
この旅行中で、一番美味しい食事でした。

宿に帰って、眠りに就きました。

陶器博物館の外観は、ちっとも素敵じゃなくて、
たまたま時間が空いたから入りましたが、
そうでなければ、入る気にはならなかったかもしれません。

近づいてみれば、入り口はちょっと素敵。

それが、中に入ってみると外観からは想像できない明るく広い空間で、
14世紀ぐらいのものから、現代作家のものまで
展示数も膨大なもので、予想外に楽しめるのでした。

入ると、まずファエンツァの陶器、14世紀のものと15世紀のものとでは、
色や模様が少し違っています。
これは１４世紀




こちらは、１５世紀のもの


像をつけたものなども登場し、陶製品は多様化します。
インク壷


馴染み（と勝手に自分で感じている名前）の紋章や、まちの名前のものも出てきます。
メディチのマーク

１７世紀を過ぎると、白く、繊細な細工のものも増えてきました。




こんなかわいいのもありました。

やがて海外（中国や日本）の影響のものも現れ、


現代に近いものが多くなり、


そして生活で使う陶器から陶芸と呼ばれるような、現代美術の作品も多数。






日本の作家のものもありました。




昼からブリジゲッラに出かけることにしていたので、
最後の方は駆け足になってしまいましたが、本当に楽しかったです。

中庭


陶器がお好きな方には、お薦め度☆５ツです。

この時期ならではのこのまちの催し物がありました。

Giardini di Natale（クリスマスの庭）
一人分の区画が４～５㎡程度で、そこに趣向をこらした庭を作るコンテストのようです。
それぞれに番号とタイトルがつけられていました。
ちょっと見てみましょう。











これっばかり見ていても仕方がないし・・・と少し別な方向に歩いてみました。


教会を見かけたので、行ってみました。

サン・ドメニコ教会という名前でした。



あら？ここにもマドンナ・デル・フオーコが！

火事に遭っても、奇跡的に燃え残った聖母子像などというのが、
そんなあちこちにあるものなのでしょうか？？？

通りに出たら、こんなものが目に入りました。

「国立陶芸研究所」
そう言えば、ファエンツァは陶器のまちなのだった、と思い出し、
市立絵画館が閉まっていて空いてしまった時間に、
陶器博物館を見に行くことにしました。
ここのことについては、また次回。