レッチェの最後に夕方から夜にかけての写真を載せて締めくくります。

オートラントに日帰りして戻ってきたときは日が傾いてきていました。

ドゥオーモ

ちょっとしたイベントをやっていてお店が出ていました。




人気のジェラート屋さん、今見ると壁の鏡のレース模様がおしゃれ。

私たちは、宵っ張りでないので、そのまま宿に帰りましたが、イタリアの夏のはまだまだ宵の口。涼しい時間帯に目一杯楽しもうとしているようでした。

レッチェの続きです。
今日は、夏に行った時の街角風景を。


ここは観光案内書になっています。
地図やバスの時刻表などをもらえました。



これから観光案内に出動、と言うところのようですね。

夏は、レッチェからサレントのいろいろなまちにバスが出ているので、ここを拠点に観光するのはなかなかいいと思いました。

IANUAさん、

＞自分にとってはやはり音楽＞＞美術なのです。

そうなのですね！
どういう種類の音楽がお好きなのですか、と突っ込みたいところですが、
私は音楽のことはからきしなので止めておきます。

＞アブルッツォとモリーゼはもとナポリ王国領だったので、南部の雰囲気ですね。教皇領だったマルケとは雰囲気が違います。

南部の雰囲気かどうかはよく分かりませんが、マルケとは確かに雰囲気が違いますね。
確かに、ナポリからアブルッツォやモリーゼには行きやすいようでバスもあるみたいですよね。
ナポリ王国内ということで昔から交通網が整備されているのでしょう。

IANUAさん、

ご丁寧な返信を頂戴し、恐縮至極です。

アップされた、ペーザロ・ドゥオーモの二枚の写真、「慈悲の聖母」（フレスコ画断片）と地下の初期キリスト教会のモザイク、から推察申し上げると、貴兄が美術に造詣の深い方と、私の方で一方的に思った次第です。

ペーザロ・ドゥオーモと言えば、カラヴァッジョの「受胎告知」（現在、フランスのナンシー美術館で展示されてます）もあったのです。これもナポレオン軍に持ち去られ、後の返還交渉でもフランスが返還拒否を貫き、フランス所有となってしまいました。

マッチン様、コメントありがとうございます。
大変失礼いたしました。いつも、自分の好みを押しつけることや自分の価値観に基づいて断定することを極力回避して書き込んでいるつもりなのですが、今回は配慮が足りませんでした。
ジョヴァンニ・ベッリーニはもちろん知っております。ヴェネツィアにあるいくつかの絵画はとても美しくて、訪問のたびに見に行っております。しかし絵画については所詮素人でしかも美術の成績も平々凡々だったため、見る目がありません。ご紹介下さったこの絵も自分の好みではなく、特に見たいという気にはなりませんでした。自分にとってはやはり音楽＞＞美術なのです。そのような訳で手が滑ってしまいました。
他にも気を悪くされた美術愛好家の方がおられましたら併せてお詫び申し上げます。

ぐら姐さま、テルモリの写真ありがとうございます。
いいですね、すでに行く気になっています。アブルッツォとモリーゼはもとナポリ王国領だったので、南部の雰囲気ですね。教皇領だったマルケとは雰囲気が違います。
ここから確かトレーミティ諸島へのフェリーが出ているので、ついでにどちらも行けるかななどと妄想を始めています。
アドリア海側は料理にシャコをよく使いますね。シャコ入りのブロデットとかパスタとか、ふだん食べる習慣がない（関西在住です）ので、イタリアでよく食べるようになりました。
ワクチンが自分に回ってくるのは一番最後なので、今年の夏は間に合わないです。せっかくイタリアが受け入れると言ってくれてもいつになるやら。

IANUAさん

＞このまちはロッシーニ愛好家以外にはさほど見るべきものがありません。

そうですか、好みと見解の相違ですね。
ヴェネツィア派の巨匠ジョヴァンニ・ベッリーニをご存知でしょうか？

ジョヴァンニ・ベッリーニの大作で、傑作として名高い「ペーザロの祭壇画」を見るために、わざわざペーザロに行く美術愛好家を何人も知ってます。


ナポレオンがこの作品にご執心で、パリに運ばせ、ルーブルで展示されるようになりました。ナポレオンの没落後、ペーザロが返還を強く望み、漸く実現の運びとなりましたが、この作品収集に熱心だったヴァティカンが横やりを入れて、頭頂部のピエタだけが取り外されてヴァティカンの所有となり、頭頂部以外の部分がペーザロに戻されました。
下がヴァティカン所有となったピエタです。



この大作の他にペーザロには、ジョヴァンニ・ベッリーニの作品がもう一つあります。
ペーザロには、有名画家たちの作品が１０点以上あります。

IANUAさん、

ペーザロはそんな感じなのですね。
2枚目のモザイクの写真にステンドグラスが映っているのが面白いです。

＞アブルッツォとモリーゼは実は素通りばかりで降り立ったことがありません。

モリーゼは、私のこれまでの旅を振り返ったら、モリーゼだけ行っていなかったので、全州踏破を目指していたわけではないのですが、せっかくなので行ってみたら、思った以上にテルモリが良かったので、再訪までしてしまいました。

夜分に失礼しまーす。
アドリア海側は裏日本ならぬ裏イタリアなので陰になりがちですが、いいところが多いので日本での知名度アップを図りたいものです。
アブルッツォとモリーゼは実は素通りばかりで降り立ったことがありません。つい後回しになってしまいます。前からちょっとヴァストに行ってみたいと思っているのですが・・。
アブルッツォのプロモーションをされている日本人の方が、アドリア海側は海から昇る朝日が見られるというメリットがあるのだと書かれていて、なるほどーと思いました。そういえば海に沈む夕日はイタリアで山ほど見てきましたが、逆はヴェネツィアでしか見たことがなかったような。今度プーリアに行ったら見てきます。レッチェには久しく行ってないのでそろそろ行きたいです。照明はLEDになったんでしょうか。
今日のおまけはペーザロの大聖堂の中のフレスコ画と古い床モザイクです。このまちはロッシーニ愛好家以外にはさほど見るものがありません。

昨日挙げたまちの中でペーザロには行ったことがありません。
ウルビーノに行くときに通過しただけです。
レッチェには、2度行きました。
1度目は、’08年夏に初めて滞在していたガッリーナ・ロッサ・ファーム（マキさんち）からの日帰りです。
2度目は’17年夏。
この時は、3泊しました。
バスで海辺のまちに遊びに行ったので、レッチェをたっぷりと見て回ったわけではないですが。

今日は古い方の写真を。
短い時間にちゃちゃっと回ったので街角写真がありません。
でも、’17年のときはサンタ・クローチェ聖堂が修復中でしたが、この時はちゃんと見られたのです。




バロックのこのゴテゴテな装飾はそれほど好きではないのですが、ここまでやれたらすごい…という見事さで。

この時に面白かったのは、フェッラゴストのイルミネーションの取り付けをしているところを見たことです。




この時は日帰りだったので、夜に明かりが灯ったところは見られませんでした。
’17年に行った時は、夜の散歩をしたのですが、こんなに大掛かりなものはありませんでした。

アドリア海側でイタリアに興味を持つ多くの人が名前を知っているまちって、

・ヴェネツィア
・ラヴェンナ
・リミニ
・ペーザロ
・アンコーナ
・ペスカーラ
・バーリ
・レッチェ

ぐらいのものでしょうか。
やはりアドリア海側には少ないですね。
特に中部のペーザロ、アンコーナ、ペスカーラに行ったことのある方は多くないのではないでしょうか。

ペスカーラには’11年夏に1泊だけしたことがあります。
トラーニからローマにもどる前に1泊だけしてタクシーをチャーターしてトラボッキの夕食を食べに行ったのでした。
午後に着いてビーチで泳いだだけです。
海は遠浅でビーチも広く、遊びやすいのですが水はあまり美しくはありませんでした。

ビーチバレーのコートや子どもの遊べるところもありました。


何がいいって、ペスカーラは速い列車が停まる駅で、チェントロまでも近くチェントロからビーチも近いところです。
つまり、旅行者が簡単にアプローチできるビーチなのです。

そして美味しいジェラート屋さんもありました。

実は翌日も、ホテルを11時にチェックアウトするので10時まで海で遊びました。
ジェラート代だけポッケに入れて、帰りがけに食べようと思っていたら、ジェラート屋さんは昼からオープンなのでした。
ジェラートは朝から食べるものではないのだなとこの時知りました。

それから素晴らしいのが駅です。（’14年夏の写真です）


改札が日本式の1階、ホームが2階で、荷物を持って降りて、出口のところでまた上るということをしなくていいし、さらにちゃんとエレベーターもあるのです。
床はつるつるでスーツケースをすいすい引けます。
座って休めるところもいっぱいありました。
こんなことで感動するのは、いつもイタリアの鉄道や駅でどれだけ苦労してきているかの裏返しですよね。
アドリア海側の中部と北イタリアは、駅が整ってきていて、旅行者にはありがたい地域です。

IANUAさん、

＞アンコーナ駅前からバスで簡単に行けます。横が海水浴場なので、真夏はバスの数も多くて便利でした。多分シーズンオフは不便だと思います。

そういうことだと6月～9月ぐらいに行くのがよさそうですね。
私が行ったのは冬だったのでやはり公共交通で行くのは無理だったわけですね。
夏に行く気満々です。今年は無理でしょうが。
フェリーでしか到達できない海水浴場にも行きたいです。

拝復、こんばんは～
私もペーザロやアスコリやロレート他に行きました。ウルビーノの隣のウルバーニアもいいですよ（友人にホラーなサプライズでミイラ教会に連れてかれました）。
ポルトノーヴォの教会はまさにその本を見て行きたくなって足を伸ばしました。アンコーナ駅前からバスで簡単に行けます。横が海水浴場なので、真夏はバスの数も多くて便利でした。多分シーズンオフは不便だと思います。
この辺はシローロやヌマーナといったきれいなところが多いです。写真が昔のフィルムカメラで撮ったものしかなく、ご紹介できないのが残念です。また行こうっと。
コーネロ海岸の景勝地にDue Sorelleの海岸というところがあるのですが、フェリーでしか到達できない海水浴場なので、行ったことがありません。もう海水浴もおっくうだしどうしようかなあと迷っています。

もう少しアンコーナの写真を載せます。
ここはPalazzo del Senato（上院議事堂）と書かれていました。
13世紀の建物だそうで。
今はどうなっているのだか…現役？？？
ヴェネツィアにありそうな、とても美しい建物でした。



街から見上げる大聖堂

住宅街に向かう並木道

横を見れば上り坂

テアトロも美しく。
日本で10万人ほどの人口の都市に、こんなに立派なテアトロ（あるいは、日本文化で考えると能楽堂とかになるのでしょうか）があるでしょうか。
だから文化レベルが日本は低いと言うつもりは全くありませんが、でもそれなりの規模の都市なら、伝統文化を大切にする、人々が日常的に訪れることが可能が施設があるといいのに、とは思います。


イタリアで鉄道を利用して移動していると、ホームの案内表示がとても不親切だとおもっていましたが、フレッチャのホームには何号車か分かるように表示されるようになりましたね。

アンコーナやペーザロの駅は、エレベーターもちゃんと設置され、なかなか利用しやすい駅だと思いました。
日本の駅は案内表示有り過ぎなのかもしれないけれど、旅行者には親切だと思います。

IANUAさん、

マルケ州は、ウルビーノしか行ったことがなかったのですが、
この10年ほどで、ペーザロ、アスコリ・ピチェーノ、レカナーティ、ロレート、イエージ、マチェラータ、チンゴリと訪れました。

＞誰だ、アドリア海沿いはたいしたことないなんて言ったのは？

本当にそうですよね。
コーネロ海岸にはバスで行かれたのですか？
ほかにもお薦めのところがありましたら、是非教えてください。

ポルトノーヴォのシンプルな教会、イタリア古寺巡礼に出ていたところではありませんか？
行ってみたいけれど、ちょっと遠くて、あまり時間もなかったので諦めました。
よさそうですよね。

クロアチア、モンテネグロ、来年の5月には行かれるようになっているでしょうか。
GW明けにでも是非是非訪れてみたいと思います。

もう一つおまけです。クロアチアという単語にも反応しました。スプリットです。
それからすぐ南の国モンテネグロのコトル（２枚）です。ここもまたヴェネツィア領だったので町並みが皆さんお好きだと思います。もう一度行きたいところです。

こんばんはー、アンコーナというと出てきたくなりました（マルケ州大好き）。
見所が多いとはいえないところですが、ここを拠点にすると便利ですよね。
私はコーネロ海岸が好きなのです。誰だ、アドリア海沿いはたいしたことないなんて言ったのは？ですよね。
ポルトノーヴォのシンプルな教会です。多分行かれた方もおられると思います。

neckoさん、

素敵な写真をありがとうございます。
私が行ったのは初夏でしたので、ナターレの頃の様子が分かって嬉しいです。

素晴らしい青空と宵闇の空、美しいです。
やはり聖なる地のナターレの雰囲気は素晴らしいですね。

このときはほかにどちらにいらしたのでしょう？
よろしかったら、もっといろいろ写真を見せていただきたいです。

ぐら姐さん
アッシジ、クリスマス前に行ったらさすが聖地というべき大々的なプレゼッペが飾られていました。夜はイルミネーションがきれいでした。

名前は知っているまち編、今日はアンコーナのことを書きます。
ガイドブックに載っているイタリア地図を見ると、州都なので必ず名前は出てくるので、ガイドブックに目を通したことのある方なら名前は知っているはず。
でも、どんなところなのか、イタリア観光の１つのまちとしての見どころはどうなのか全然知らないままでいました。

初めて訪れたのが’17年の冬のことでしたから、20数年少なくとも年2回イタリアに通っていたにしてはごく最近のことなのです。
この掲示板にも帰国後の’18年初めに載せているので今更の感がありますが、何しろ今はイタリアを訪れることができない状況なのでご容赦を。

アンコーナはそこそこの大きさのまちなのでキッチン付きの宿を探すのが難しくないこと、そしてその頃訪れてみたいと思っていたレカナーティやロレート、イエージに日帰りするのには便利であることから滞在してみようと思ったのでした。
冬の写真なのでおまぬけなのですが。

賢そうなワンちゃんに惹かれました。

そしてチンクエチェントを見かけると撮らずにはいられない私。

駅前です。

イタリアのどこに行っても見かける聖母マリア様。

覘いてみたくなるような半開き木の扉。


流石に踏み入るわけにはいきません。
坂道から見下ろしたお店。

ここからはアドリア海を渡る船が出ているのです。

船でクロアチアを訪れてみたいと思いつつ、まだ叶えられずにいます。
近いうちに絶対、と思っているのですが。