さて２６日は、ヴェローナ近くの村ボルゲットからリグーリアのフランス国境近くのまち、
ヴェンティミッリアへ移動しました。
天気は、この日も初日から４日連続の小雨。

マントヴァ方向に少し南下し、パルマの近くから高速に乗って一気に西へ。
山越えの道の途中風が出てきて、雨は雪に変わってきました。
これ、モノクロ写真と思っちゃいそうですよね。


その後雪はまた雨に変わり、その雨も西に動くにつれて上がって、
合計５００km近く走ってヴェンティミリアに着きました。
朝たっぷり食べていたし、明るいうちに宿に着きたかったので、昼抜きの走行です。

ホテルは、入った途端芳香剤の強烈な匂いが鼻をつき、
鄙びた雰囲気がインテリアにもスタッフにも漂っています。
このまちの宿を探したら、この季節なのにどこも結構高くて、
ここも９０ユーロとけして安くなかったのに、がっかりです。
ビーチの前という抜群のロケーションだけで高い料金設定？

気を取り直して、荷物を置き、散歩に出ました。
降っていないだけでも嬉しいです。


河口付近


たくさんの水鳥たち


街中の店で見かけた巨大ヌテッラ（イタリア人が大好きなヘーゼルナッツ入りチョコペースト）

５ｋｇ入りって、業務用でしょうか。
それとも大家族だと賞味期限内に食べきれるのでしょうか。

このシーズンならではのまちの飾りは控えめ


'09年の夏、モナコへ行く途中でちょこっと立ち寄ったときに、
ちょっといい雰囲気があって滞在してみたいと思いましたが、
あのちょこっと立ち寄り以上の素敵なまちではありませんでした。
ま、ここは明日の鷹ノ巣村めぐりの拠点として選んだだけなので、よしとします。

海辺はいい感じ。






遠くの丘の上に素敵な旧市街がありそうです。


犬と戯れながら、散歩している女の子。
イタリアと言うより、フランスの雰囲気がただよっていました。


生ビールのあるバールを見つけて、papalinaさんお疲れ様！の乾杯。
つまみは何も出てこなかった･･･　ここは本当にイタリアじゃないみたいです。

さて、滞在３日目です。
この日の予定は念願のアクイレイアを訪れること。
１０時前の列車に乗る予定なので、ようやくゆっくり朝寝坊できます。

しかしあんなに疲れて風邪気味でもあるのに６時過ぎには目覚めてしまいました。天気は曇り。
ゆっくり準備をして７時半くらいに朝食を食べに行くと、なんと日本人のカップルばかり！新しいホテルで場所も中途半端だし穴場かなと思っていたら、なんと某旅行者の新婚旅行向けツアーが利用していたのでした。そしてその日のそれ以外の外国人宿泊客はたったの数組だったようです。日本人しか見なかった。
コーヒーもそんなにおいしくなかったし、さっさと食べて退散しました。（明日はどこかバールでおいしいカプチーノとコルネットでも食べよう、とか思いながら。）

運河が見える部屋を指定しておきながら暗くなってからしか部屋にいなかったので、せっかくだし運河を眺めてちょっとゆっくりと・・・

窓からは大運河がこんな風に

見えたらいいけど、ちょっと下がって撮った写真がこちら↓

はい。おわかりでしょうか？窓の下に見えるのはバスタブ。そう、これは浴室の窓です！うーん、さすがに開けて風呂に入るわけにはいかんでしょう！

部屋の窓からの正面の景色はこちら。


運河の眺めは、

この景色がベッドにごろんと横になって見られたりしたらいいんですけど、部屋の窓からは体を乗り出して見ないと見えない方角でした。

さあ、雨も降っていないし、朝の散歩に出かけましょう。

地図サイトでBorghettoと検索すると、何箇所か出てきます。
今回私が行ったBorghettoは、ヴェローナの近く、ガルダ湖の南、
Valeggio sul Mincioという町の一部になるようです。

この村のことを知ったのは、ＡＮＡの機内誌。
帰省する飛行機の中で夏のこの村の景色を見て、季節のいいときに是非行きたいと思ったのです。
「イタリアのとても美しい村々」I Borghi Piu Belli d'Italia
に選ばれていることも分かりました。
http://www.borghitalia.it/html/borgo_it.php?codice_borgo=894&codice=elenco&page=1

この冬、ボルツァーノのクリスマスマーケットの後、
どこでクリスマスを過ごそうかと考えたときに、ふとこの村を検索してみたら、
なんと冬の雪の中の画像もきれいではありませんか。
１２月２５日は、どこにいても観光らしい観光は無理だし、
それならこんなこぢんまりとした村で静かに過ごすものいいかも、
と思って宿を２泊取りました。

ボルツァーノから３時間ほどでボルゲットに着きました。
村に入る前に、この橋が見えたところで一旦車を降り、写真を撮りました。


振り返るとヴァレッジョ･スル･ミンチョのお城が見えます。


小さな村なので宿はすぐに見つかりました。
でも、鍵がかかっていて、レストランの方に電話しろと書いてあります。
そうそう、この宿はレストラン２つを持っているのです。
（レストランが宿をもっていると書いたほうが正しいのかしら）

近所の老シニョーラが心配して出てきてくれたけど、
大丈夫、電話するからと言ったものの、なんと携帯電話には圏外表示！
つながらない…
仕方なく、少し離れたレストランまで行ってみてびっくり。

レストランの駐車場には、車がびっしりなのです。


そして私が車を降りて、店の人に宿に予約を入れている旨を言いに行くと、
店もすごく広くて、そして客も多くてまたびっくり。
こんな小さな村にこんな大きな店があってこんなに繁盛しているなんて、
イタリア恐るべし、と改めて思いました。
（それなのに、この宿に予約のメールを入れても返信は来なくて、
ファクスを送ったら、ファクスで返信が来たのでした。いまどき。）

宿はこぢんまりしているけど、まずまずきれい。
冷蔵庫はないけど、ほかは何の文句もなしです。
これがお宿の入り口


宿へと案内してくれたおじちゃんにあの店でこらから食べられるか聞いたら
大丈夫だよ、じゃあ席を用意しておくから荷物を片付けたらいらっしゃい、ということで
今度は店まで歩いて行きました。
宿を背にして、右に行くのと左に行くのとどちらが近いかしらと思って、
私とpapalinaさんと別の道を歩いてみました。








ほんの少しだけpapalinaさんの方が早く着いたけど、一緒に店内に。
ボルツァーノのところでも書いたけど、この店も男性の大勢様のグループがいくつも入っています。
もしかして女性はクリスマスの料理の準備に忙しいから、
男だけで食べる習慣があるのか？なんて思うほど。
さて、その昼食についてはまた次回。

ボルゲット１泊目の朝、この日はクリスマス。
どこも観光どころは閉まっていますが、この辺りどうせ観光するところはない。
隣町のヴァレッジョ･スル･ミンチョへ。
歩いても３０分かからない位でしょうけど、小雨なので、車で行きました。

ここらがチェントロかと思われる辺りで駐車スペースを見つけて車を置きました。

適当にチェントロのほうへ歩いて行きます。
とっても普通のまち。
でもここの道は、とってもきれい。雨に濡れてピカピカ光っています。


振り返れば、丘の上に城。


城がこのまちの誇りなのでしょうね。まちの紋章もこの城です。


適当に歩いて行きます。


この兎は、リストランテのものだったような。
兎料理が自慢なのでしょうか。


ムニチピオ（役場）の広場に着きました。


つづく。

この日は、ボルゲットのレストランのクリスマス･ランチを予約していました。
夜は店の営業はしないと言うので、がっつりランチをいただいて、
夜は部屋で適当に飲めばいいかという作戦。

ランチタイムまでまだ時間があるので、近くのまちヴィッラ･フランカまで行って見ました。

適当なところに車を停めて、歩き始めたら、市が立っていました。
でも１２月２５日ですからねぇ、開いていたのは１店のみ。
他は、昨日まではやっていたのでしょう、そして翌日から年末にかけても。
開いていたのは、嬉しいことに南イタリアはプーリア州の食材を売る店。



今夜のためのおつまみに、玉ねぎの酢漬けと豆を買いました。

牛乳の自動販売の店がありました。


左の機械は、乳製品（ジェラートなど）の自販機、
右は、牛乳瓶の自販機。プラ製やガラス製、容量もいろいろ。


牛乳の自販機は、量り売りです。こういうのいいのなぁ。


電気製品の店のウィンドウに炊飯器！　びっくり、ドイツ製でした。


町の風景


お、このまちにもお城があります。


とりあえず、そちらに歩いて行くことに。（つづく）

ヴェネツィアでレンタカーを借りてpapalinaさんの運転でボルツァーノへ。
しとしと雨が、途中強くなったりもしたけれど、ボルツァーノに着く頃には傘なしでもいいぐらいに。

ホテルはまちの中心部、ワルター広場に面しているホテルで、
その広場でクリスマスマーケットをやっているのでホテル前の通りは車両通行止め。
どうやって辿り着けばいいのか、途中で車を降りて聞きに行ったら、
なんと広場の地下が全部駐車場になっていて、その駐車場に停めれば、
周りのホテルへの専用通路があり、直接行ける様になっているのでした。

駐車スペースには１台分ずつ小さなLEDランプが下がっていて、
空いているところには青、塞がっているところには赤が灯っているので、
空きがすぐに分かる仕組み。素晴らしい！

このまちはホテルが安くないのですが、
今回ここだけはちょっと奮発してこの広場のホテルを選んで正解でした。
（ツイン１３６ユーロ。今回泊まった他のホテルは皆１００ユーロ以下）
部屋はけっこう広いし、きれい。


そして窓からドゥオーモの屋根や広場が見えました。




この日が最終日のクリスマスマーケットが開催中の街へ出かけましょう。

メイン会場はワルター広場。（左奥のピンクの建物がお宿です）


広場でなくても街のあちこちにポツリポツリと店があります。






'09年夏には修復中だったドゥオーモの屋根が、きれいになっていました。


もうあちこち覘きたいモードなのですが、まずは腹ごしらえに向かわなくちゃ、ということで大好きな地ビール屋へ。（続く）

昨日帰国しましたので、早速本日から報告をスタートします。
一気にたくさんの写真をアップするのは結構時間がかかるので、
ゆっくりぼちぼちとやっていきますね。
もしかして６月の暑い日に、冬の間抜けな写真が登場なんてこともあるかも。

ローマ経由で２３時半過ぎにヴェネツィアのホテルにチェックイン。
遅くなることはホテルに伝えていましたが、
うっかりベッドはツインでとお願いするのを忘れていたら、ダブルベッド。

ルームメードスタッフがいないから無理、と言われましたが、
シーツをいただいて自力でベッドを分けちゃって眠りました。
毛布はちゃんとクローゼットに入っていたのでよかった、よかった。

このお宿、夏に泊まったときの写真を以前ここに載せたことがありますが、
クリスマスの飾りがあったのでちょっとだけ載せます。


白に金とか白に銀など、やたらたくさんの色を使わないツリーって素敵です。


古い修道院を改装したホテルなので、こんな説教壇のようなものも。

皆様こんばんは。
日本はもうすぐ４日ですね。
仕事始めの方も多いでしょうか。
私もいよいよ明日帰国しなければなりません。
インターネットチェックインをしようとネットにつなぎ、
ついでにこちらのサークルも覘いてみれば、
いつのまにか２５０万アクセスを超えていました。
この頃少ない日で２０００ぐらい、多い日だと４０００近いアクセスがあります。
多くの人に見ていただけて、幸せなことですね。

これからもマイペースでぼちぼちと続け行きますので、気が向いたときに皆様もコメントをいれてくださいね。

さて、写真は'09年夏にボルツァーノを訪れた際に気に入った地ビール屋を今回再訪したときの写真です。
ここのビール、本当に美味しい！

あとから駆けつけるpapalinaさんの旦那様に是非飲ませたいね〜
なんて言っていたら、缶入りがありました！
なんと５L入りです。
飲みでがありますね〜　ということでもちろん購入。


素敵な缶でしょ。
上の中心部にあるプルトップを引っ張って空気が入るようにし、
その後、下に付いている注ぎ口を引き出してひねると出てきます。
見事なのは、注いだ後に１滴も液垂れしないこと。


写真はアックイテルメのpapalinaさんの同行者が注いでいるところ。
（この方縦も横も手も巨大な方なので、缶が小さく見えるのが難点です）

それでは、次は帰国後に、この旅行のスタートから少しずつ報告していきます。

皆様、新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

イタリアのWi-Fi普及は急速に上向いていて、なんと今滞在しているアグリの共有スペースでも使えちゃうんです。
私の古いPCではダメでしたが、昨年買い換えたNEWのPCはどこでもＯＫです。
ここまでで、使えた宿が６、そのうち有料は１箇所だけ。
あとは全部無料！素晴らしいですね。

さて今日は２８日に通った山越えルートで撮った写真を２枚。
フランスとイタリアの国境です。

お天気に恵まれ、い〜いドライブとなりました。
詳しくは帰国してから、またゆっくり。