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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2006年06月18日 15時02分35秒

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    ゆったりルームの工事は進む


    全て踊る木工職人ヒロさんの腕であった。
    土曜日、9時に集まると、既に材料はプレカットされていた。
    段取りは、ヒロさんの頭の中。
    私たちの技量を読んで、担当を決めていた。
    しかし、出来ることは釘を打つことだけである。
    壁の杉のむくのボードを張るための下地作りをみんなで行った。

    何百本の釘を打ったことだろう。
    釘を打つ金槌の響きがゆったりルームにこだました。
    打てば打つほど難しく、
    みんなはそれぞれ失敗しながら、少しずつ腕をあげていくことがよくわかった。

    6年生は、女子5名の参加だった。
    男子がいないところに、現代の社会情勢を象徴するようで面白かった。
    ただ釘を打つ。しかし、これが実に奥深い作業であることがよく分かった。
    だから、打ちながら夢中になり、無心になってしまうのだ。

    踊りの堀川さんがお手伝いにやってきた。
    先日の打ち合わせのとき、興味をもってくれたからだ。
    子供たちが去った午後からは、
    親父たちの出番であった。
    PTA会長のKさんは、工具を片手にビスをどんどん打っていった。

    段取り以上の進行状況に、ヒロさんも驚いていた。
    今、私たちが作ろうとしているものは、ただのお店ではないのだ。
    将来この場所から山ノ下の人達の交流が生まれ、
    コミュニティーの発祥の地となることだろう。

    今、私たちが打っている釘一本一本が、
    次の山ノ下のつながりのための楔となるのである。
    私たちはお店を作っているのであるが、単にお店を作っているのではないのだ。
    広報誌の担当のKさんがわざわざ取材に来たのは、
    この場所の持つ大きな夢に対する期待からだった。

    ヒロさんという、名人の職人がいる。
    子供たちからのオファーがあった。
    予算は「人づくり」ということで県からの予算がある。
    材料費は10万円。
    作業に当たるのは、親父たちのボランティアである。

    通りがかったお年寄りたちが珍しそうにのぞいて行った。
    「何ができんかね」
    「ゆったりルームらと」
    醤油団子の差し入れも温かかった。

    私たちが作ろうとしているルームには、
    そんなお年寄りの会話とお団子がぴったりの場所となるはずである。

    来週の土曜日には完成する予定だそうである。
    ヒロさん、やっぱりあんたは凄かった。

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