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親父たちよ

親父たちよ>掲示板

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  • from: クマさんさん

    2012年10月31日 20時54分47秒

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    怖い態度

    さて、この掲示板になってから、どうも書く気が薄れてしまった。カウンターがないのだ。原点に戻り、実に独白タイムとなってしまったようだ。最近、とてもとても寂しい日々を送っている。

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  • from: クマさんさん

    2012年10月28日 15時08分09秒

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    同窓会の夜は更けて

    何故か今日は悲しく、寂しい。
    そんな日があってもいい。
    午前中はずっと布団の中だった。タオの本を読んでいた。
    何とも後悔が見に沁みるとでも言うのだろうか、何とも云われぬネカティブな気分なのだ。

    稽古は回数が少ないために、どうしてもやり切れていない状況だ。
    演出の先生には睨まれている。
    出来ない者の悲哀とでもいうのだろうか。辛いなぁ。

    4年ぶりの同窓会だった。いい話、悲しい話、辛い話いろいろだった。
    かすみ草を育てている彼。親父の工務店を手伝っている彼。保母さんになった彼女。
    親から勘当されている彼。妊娠し結婚し退職した彼女。職を探している彼。警察官になり昇進した彼。
    早朝6時から休日出勤の彼。子どもが生まれたばかりの彼。

    それぞれがそれぞれの人生を生きていた。
    あの頃共に山に登り、駅前の食堂で酒を飲み、語り合った父や母たちにもいろいろな人生があったようだ。
    亡くなった人もいた。離婚した人もいた。病気の療養が長引いている人がいた。
    肝硬変で酒をぴたりとやめた人がいた。山に登り続けている人がいた。

    ああ、私はその話を聴き、隣り人として共感し、自分の想いを語るだけだった。
    ここにも私が出会った人たちがいた。どんな些細なことであろうとも、私が生きたことで何かを感じた人たちだった。
    突然、小学校で誰のことが好きだったか、告白タイムとなった。
    「そうか、そうだったのか。」意外な告白に、やんやの拍手だった。
    私は、ミュージカルのチケットを持って行きながら、一枚も売ることを忘れていた。
    チラシすら配っていなかったのだ。何故か、それが悲しかった。

    いつでも話聴くよ。飲み会があったら声でもかけれて。
    お前たちのことが今でも可愛くて、可愛くて仕方なかったてば。
    「私は、クマさんが好きでした。」この告白には、ひっくり返ってしまったてば。
    帰りに父を亡くした彼女が私の胸に寄り添っていた。
    「辛かったなぁ。辛かったなぁ。」それだけだった。

    何だか想うのだが、私が生きていなかったら、この集まりは存在していない。
    生きると言うことは、たくさんの人生とかかわりをもつことでもあるのかも知れない。
    この子たちのおかげで、北区のミュージカルの原案は出来たのだ。
    生きると言うことは、そうしてかかわった人たちを通して、自分を変えるということでもあるのかもしれない。
    私は、この子たちと出会い、この子たちとビオトープを造り、福島潟で遊んだおかげで、今の私はここに存在しているのだ。
    やはり、この出会いには感謝している。
    願わくばこれから残された人生の出会いは、感謝したい出会いだけであって欲しい。

    それにしてもやり過ぎなのだ。

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  • from: クマさんさん

    2012年10月27日 09時28分38秒

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    太田の森の同窓会

    本日、北区の稽古がある。
    休みなし、この状態がこれから一か月続く。
    そして、11月24日、25日の3回公演でこのハードな生活は終止符を打つ。
    自分が選んだ道なのに、その道を歩き続けることに、少々疲れ果てている。

    夜は、そのまま北区での飲み会だ。
    太田の森を共に造った子どもたちとの「同窓会」が行われるからだ。
    私は、そのまま稽古場から拉致されて、ほうせい丸行きのバスに乗せられる。
    5年ぶりの同窓会だ。
    みんな結婚して子どもの親になっていることだろうと思う。

    この北区のミュージカルの原点は、この子どもたちだった。
    福島潟での総合学習。
    そこで体験したことがベースになり、この物語が出来ている。
    この子どもたちの3名の名前も使わせてもらっている。
    自分たちの小学校時代の体験がミュージカルとなって発表される。
    そこに私までもが出演しているのだ。

    何とも言えぬ出会いではないだろうか。
    これが人生なのだ。
    私は、一か月に東区と北区の劇の脚本と原案を書き、
    両方の劇には重要な役で出演し、歌まで歌うのだ。

    ある意味、これで人生やり切ってしまったようなものである。

    やり過ぎだと人は言う。
    呆れたと人は思う。
    大丈夫なのかと心配をしてくれる。

    私自身どうなるか分からない。
    実は、この道は与えられた道であり、私が選んだ道ではないのだ。
    それでも、やっぱり大きな責任があるために、私はやり切らねばならないのだ。
    やりきれるかどうかは、この道を私に歩かせた意志に聴いてもらいたい。

    そう言えば、お地蔵様に行っていないなぁ。





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  • from: クマさんさん

    2012年10月26日 06時51分31秒

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    何でこんなことに

    いやはや、勝手にこんなリニューアルが行われてしまった。
    何とも悲しくて、書き込みができなかった。

    まず、カウンターがなくなってしまったのだ。
    220万人までは確認している。
    しかし、どれだけの人が訪れてくれているのか分からなくなってしまった。
    これは、拍手を期待するしかなくなった。

    不思議なもので、欲はなく生きているつもりだが、
    日に2000名以上のアクセスずあると、
    やっぱり嬉しくなってしまう。

    とにかく、このまま続けるべきか悩んでいるのだ。

    これは、私の子どもたちへの遺言でもある。
    私が今日突然死んでも、ここに私は生きている。
    その想いのアルバムは、ここにある。

    だから、やっぱり悲しくなるのだ。
    新しい時代は向こうから来る。
    どう生きたらよいのであろうか。


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  • from: クマさんさん

    2012年10月20日 23時55分51秒

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    優しい言葉こそ

    こんな時刻に、菊水を飲んで起きている。
    それは、北区のミュージカルの稽古が10時近くまであったからだ。
    私は、予定が変わったことを分からず、8時に到着した。
    すると既に全員集まり、オーケストラと歌を合わせていたのだ。

    演奏は、北区フィルハーモニーだった。
    下手の袖に30名以上のオケが並び、素晴らしい演奏を奏でていた。
    音楽監督である作曲家が居て、指揮者と打ち合わせしながら音を創っていた。
    まさにプロ集団だった。
    私は、東区の劇があり、実は満足な出来どころか、初歩の初歩の段階だった。

    ステージで展開される歌と演技に、私は実は怖じ気づいていた。
    舞台の怖さをこんなに感ずることは、なかったような気がする。
    11月24日14:00 19:00 25日14:00の3回の公演だ。
    残された期間は、たった一か月である。
    やっと東区の燃えかす状況から抜けて、本来の人間に戻りつつある。
    そんな私には、ハードルが実に実に高すぎるのだった。

    歌えると思っていたは、ただの自己満足で、
    歌えない自分。どうやったらよいのか分からない自分。みんなに迷惑をかけている自分。
    何よりも、「この人、大丈夫なの?」と心配に思われている自分を感じた。

    それはそれは当たり前のことなのだ。
    どうあろうとこの時期に自分のパートを満足に歌えなくて、
    どうしてオケと音合わせ何かできるのか。
    鉄槌をくらわせられた気がした。
    すると、尚更自信がなくなり、声が出なくなってしまうのだった。
    「キビタシ」でも、ハモリのラの音が出せなくて、泣きたくなったものだった。
    みんなの中で出来ないことは、とてもとても居たたまれないほど辛いことなのだ。

    そんな私に、館長からの叱咤激励が飛ぶ。
    「台本を離すのよ。台本に頼るから駄目なのよ。」ごもっとも、ごもっとも。
    分かってはいるのだが、やはり自主的な稽古を死に物狂いでやっていない私は、
    ただただ申し訳なく、小さくなるしかないのだった。

    「ごめんな。俺が歌えなくて・・・。」と、相手役の二人の男性に謝ると、
    「大丈夫ですよ。歌えるようになりますよ。」と、
    東区の劇と同じように、優しく慰められた。
    こんな顔をしているが、小心者の私には、
    衆人の中での失敗は、やっぱりずしんとこたえるものなのだ。

    だから、落ち込み、どん底に沈んでいる。

    何時間も演奏していたオケの皆さんには申し訳ないと思っている。
    ごめんなさい。
    素敵な歌を作曲した作曲家に申し訳なく想っている。
    ごめんなさい。
    ここまで根気強く付き合ってくれた演出家に申し訳なく想っている。
    ごめんなさい。

    そして、はらはらしながら見守っていてくれる同じ舞台に立つ仲間たちに、申し訳なく想っている。
    ごめんなさい。

    これから本番までの一カ月間は、ごめんなさいの人生が続くと思っている。
    しかし、出来ない自分を恥ずかしく感ずれば、感ずるほど、
    私は、子どもの気持ちがよく分かるようになった。
    出来ないことを叱ってはいけないのだ。
    出来ないことで一番辛く、恥ずかしい想いをしているのは、
    衆人の中で出来なかったその子なのだから。

    そんな私が、有り難く感じた言葉は、
    やっぱり、「大丈夫ですよ。」であり、「出来るようになりますよ。」であり、
    「私も同じですて。」であった。
    子どもに対して、こんな共感的な降りて行く生き方的なアプローチが、大人たちには求められているのではないだろうか。

    どん底に落ちた状況で、優しい言葉をかけてくれた人のことは、
    絶対に忘れないものなのだ。
    「優しさ」と「信頼」しか、その子を救う道はないのかも知れないと、
    どん底に落ち込んでいる私は、今でも思っている。

    PS 実は昨日で220万人を達成したのだ。これから、私が生きている間続けようとは思っているが、
       とにかく皆様のおかげさまでクマは生きています。
       どん底のクマに、今後ともぜひぜひ力強いストロークをお願いします。

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  • from: クマさんさん

    2012年10月19日 05時58分59秒

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    傍らには誰かが居るよ

    毎晩、定量を飲んでいる。
    その定量が少々度を越した定量だから、
    この疲れが抜けないのだろうか?

    あの稽古の日々が懐かしく感じられる。
    まさに大家族なのだ。
    その人たちと毎日のようにして会い、語り、笑い、稽古をつけ会った。
    劇団とは、まさに家族のようなものだった。
    仲間たちが本当に大好きなのだ。
    だから、仲間に会いたいから、稽古に行っていたようなものだ。
    それがぱたりとなくなってしまうと、
    何とも虚しさを感ずるものだ。

    人は、独りでは生きてはいけない。
    だから、支え合い、助け合うことが大切だ。
    私は、母を喪った。
    私にとっては、ここまで折れやすく、倒れやすい私を支えてくれた大切な人だった。
    母が死ぬことを考えたことがある。
    その時は、どうやってその後の人生を生きたらよいのか、
    途方に暮れたことがあった。

    壁にぶつかり、へこんでしまうと、母がそれを受け入れ、
    「大丈夫」と言ってくれた。
    どれだけ、この言葉と母の優しさに助けられて来たか分からない。
    人は独りでは生きては行けないが、
    だから、人は独りには決してならないのではないだろうか。
    母が亡くなる時、劇団の稽古があり、
    劇団の仲間がたくさん通夜に参列してくれた。

    「大丈夫」
    そう心配してもらえる仲間が居ることは、
    人生、こんなにありがたいことはないのではないだろうか?
    「心配しているよ」と、あの頃よく言われた。
    私は、介護の日々の中で、本当にとことんやっつけられた。
    その時、「嘆くことは止めよう」と決心した。
    「まず、今日一日だけを生き抜こう」と思うことにした。
    「お願いして、お任せしよう」とお地蔵様にお参りに行った。
    しかし、そんな私を支えて、生かしてくれたのは、
    そんな私のことを「心配して」声をかけてくれる仲間たちだった。

    どん底のそこには、ちゃんと一筋の光明のようにして、「心配してくれる」仲間がいるのだ。
    だから、人は絶望しても、挫折しても、死にたくなっても、生きていけるのだ。

    「あなたが人生に絶望しても、あなたの人生は、あなたに絶望はしていない。」
    「あなたが人生に期待するのではなく、あなたの人生があなたのことを期待しているのだ。」
    フランクルの言葉だった。
    新潟日報の窓欄にこの言葉が出ていた。
    嗚咽しそうになった。

    生きていればいいのである。
    その傍らには、絶対誰かが居てくれるのだから。
    それが真実であったことは、私の人生が証明している。

    今夜は音楽劇「龍神伝」を観に行く。
    大切な仲間が出演している劇なのだ。

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  • from: クマさんさん

    2012年10月18日 06時39分22秒

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    待つこと

    力が無くなってしまった。
    朝、5時に起きようとするのだが、まだまだ世の中が暗く、
    布団から出られない状況が続いている。
    この掲示板を書かなくなっている時は、
    ぼろぼろに消耗している時なのである。

    10日も前なのに、まだその影響が身体と心とに残っている。
    身体は実に正直だ。
    疲れが全く抜けないのだ。
    だるさではないので、肝臓ではないとは思うが、
    とにかく難儀で、疲れて、不調が続いている。
    破壊された細胞一つ一つの再生を静かに待たねばならないようだ。

    心も同じだった。
    燃え尽きた後の燃えかす状態とは、まさにこのことだろう。
    虚しさとでも言うのか、寂しさとでも言うのか、
    行くあてを失った者のように、茫然自失に生きているのだ。
    それは、日々の仕事には真剣に向かっているが、
    そんな最中でも心の隙間に冷たい風が流れて来るのだ。
    この心の回復も、やっぱり焦らずに待たねばならないと感じている。

    「待つ」ことは、とても自然なのだと、私は感ずるようになった。
    「無力」「何もしない」のではなく、
    「いつか必ず」と信じて、待つことなのだ。
    現場はとにかく攻めの姿勢だ。
    あれもやれ、これもやれ、計画はどうなのだ、評価はどうだ。
    人は思った通りに動かないから人なのだ。
    それは、この天気と同じなのだと私は想っている。

    だから、私は「待てる」ようになった。
    待つとは、時には傍から見たら「無為」に思われる。
    何もやらないやつ。何も出来ないやつ。やる気のないやつ。
    攻めの人から見たら、不合格な人であり、劣った人であり、指導すべき人であろう。

    でも、私は想う。
    「待つ」ことは、ごくごく自然なことなのではないだろうかと。
    「待つ」ことは、とても根気のいることなのではないだろうかと。
    「待つ」ことは、深い深い愛に根差したことなのではないだろうかと。
    「待つ」ことは、「信ずる」ことと同じではないだろうかと。

    私は、私の身体と心との回復を待っている。
    きっと必ず回復するはずである。

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    さけ

  • from: クマさんさん

    2012年10月13日 14時30分30秒

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    古町どんどん

    Yuccaさんに会いに行った。
    何と急いでいたのに、
    我が愛車の12段変速ドロップハンドルが、まだ自転車屋で修理中だった。
    そんなばかなーーーっ。
    コンサートの開始時刻まであと20分間、私は、次男の3単変速の普通車にまたがり、
    とにかく必死に漕いで古町に向かった。

    5番町が分からずに、うろうろしていたら、
    yuccaさんの歌声が聴こえて来た。
    リハーサルをしているのだった。
    間に合ったーーーっ。
    そこには懐かしいyuccaさんと共に、
    美人キーボード奏者マーちゃんがいた。
    劇の主役ガンネもカメラを構えて客席に居た。
    何だか彼が、やつれたような気がした。

    私は55歳、彼は48歳、
    そんな年になっても演劇で燃え、yuccaさんに燃えている。
    ガンネの隣りが空いていないので、立ち見でYuccaさんの歌を聴いた。
    ボカリーズのナンバーだった。
    スキャットだけの歌声の艶やかで、美しいこと。

    その中で、彼女が亡くなったお母さんを忍んで作曲した「メモリー」という歌があった。
    「私がまだ若いうちに亡くなったお母さんに会いたいと願って作曲した歌です。」
    私は、その曲を聴きながら、涙が止まらなくなってしまった。
    母のことを思い出したのだ。
    それも、優しく、いつもいつも私のことを可愛がってくれた母の顔だった。

    母に無性に会いたくなった。
    もう一度会いたいなぁ。
    それは未練であることは十分分かりながら。

    ガンネと久しぶりの再会だった。
    お互いの顔には、あのむさくるしい髭が無かった。
    顔を見て、何だか気恥ずかしくて笑いあった。
    「終わったんだね。」「まだまだ体調は回復しないよ。」
    本当に燃え尽きた二人だった。

    いつもならばそれから飲んだくれるのに、今日は飲めないのだ。
    いよいよ北区のミュージカルの稽古が始まるんらだった。
    休日の禁酒生活は、私の生きる喜びを奪うものだ。

    「花束王子がいない。」
    とてもとても心配している。
    王子、この掲示板を見たら、電話下さい。

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  • from: クマさんさん

    2012年10月12日 06時43分59秒

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    消耗消耗

    未だに、回復していない。
    疲労困憊とはこのことで、立っているのがやっとの状態だ。
    朝は起きられない。
    自分の身体が自分ではない切なさがある。
    一つの役をやり切るとは、こんなにも肉体と精神とを消耗するものなのか。

    役が抜けないと教えられたことが在る。
    リハーサルを含めて6回の公演だった。
    ゾマイという太古の森の勇者になった。
    といよりか、この身体と心とをゾマイに委ねた。
    あれは不思議な感覚なのだが、
    ライトを見上げ、「えいままよ、台詞は出て来るはずだ。」と、居直った。
    そんな素のままに舞台に現われると、
    ゾマイになり、私はゾマイとして語れるのだった。

    役は降りて来た。
    特に千秋楽の公演は、自分でも圧巻だった。
    台詞が分かった。
    私が書き、何百回と稽古したその台詞が、
    相手役のガンネに語りながら、腑に落ちたのだ。
    その台詞を語っていたのは、確かに勇者ゾマイだった。
    私は、そのゾマイを観ていたのかもしれなかった。

    ソロは、想いのたけを込めての絶唱だった。
    歌う私には観客の姿が全く見えない。
    ライトを浴びながら、ゾマイは闇に向かって愛の歌を歌った。
    しかし、その闇の中に、その観客の真ん中に、やっぱり母は居てくれた。
    この劇を一番楽しみにしてくれた母だった。
    冥府から繋がる闇の中の母は、涙を流して私の歌を聴いていた。
    そこに存在する母を、私は確かに感じた。
    舞台とは、死者と出会う場なのだ。

    私は、キビタシの森は実在していると想っている。
    私は、そのキビタシの神の導きでこの物語を託された。
    私は、ガンネもゾマイも1300年以上前に森の民として実在していたと信じている。
    私が、書き、私が演じたのは、実在の物語なのだ。

    大事なことは、ガンネとゾマイとをこの時代に蘇らせることなのだ。
    愛と誇りに満ちた森の民の生き方を、
    物語としてこれからは語り継いでいかねばならないのである。
    何のために。
    それは、この美しい地球と自然とが、
    子や孫やその先ずっと受け継がれてはならないためである。

    世界で唯一の被爆国である日本が、
    放射能を撒き散らし、
    行くあても処理するあても無い放射性物質である膨大な核のゴミを所有している。
    この矛盾を政治は、経済効果と夢のエネルギーというまやかしで隠し通して来た。

    朝廷の支配を潔しとせず、故郷に生きる民と森とを誇りをもって守ったガンネとゾマイ。
    二人は、確かに最後に語っているのだ。
    それは、死を賭した決戦を目の前にして。

    「戦は戦を呼び、強き者も、いずれは滅ぼされる敗者なのだ。
     人々はいつか必ず気づくはずじゃ。森の民としての我らの生き方こそ、
     真実の人の生きる道であることを。」
    「いつか後の世で、あの壺を手にした人々が、この物語を読み解いた時。」
    「キビタシの森の神が予言したような、本当に美しく、
     幸いな国が造られるはずじゃ。」
    「それでは、その国ができることを楽しみに。キビタシの森で。」
    「キビタシの森で。」

    ガンネとゾマイが蘇ったのは、この森の民の物語が人々に読み解かれるためだったのだ。

    今、物語は復活した。
    人々は、この物語から何に気づき、何を学ぶだろうか。

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    さけ

  • from: クマさんさん

    2012年10月08日 06時08分02秒

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    キビタシの森 千秋楽

    昨日は、初日だった。
    たくさんのお客様に、感激だった。
    始まったのだ。そんな緊張感と高揚感に溢れていた。
    「やれるだろうか。」そんな不安感を自分で押さえた。
    あの場に出たら、後戻りは出来ないのだ。
    ただただやり切るだけだ。

    台詞はどうだったか。
    あの時は、どう動くのか。
    歌詞は大丈夫だろうか。

    舞台の袖では刀を肩に瞑想するだけだった。
    出番を待つ。
    劇は、想いをもって劇的に進められて行く。
    とにかく全員が必死でやり切っているのだ。
    舞台監督とスタッフの動きには微塵のすきもなかった。
    私は、このスタッフと役者さんたちの中で演じられる幸せと責任とを感じていた。

    公開リハーサルで、私は大ポカをしてしまった。
    ソロのパートで歌詞を忘れてしまったのだ。
    信じられない失態だった。
    堕ち込み、自信をなくし、辛くなった。
    みんなに申し訳なく想い下を向いた。
    でも、リハーサルでよかったのだと慰められた。
    仲間は支えてくれた。

    ブラボーブラザーズのHさんと、二人で主役と助演を演じている。
    この日のために、古町辺りの路上で酒を飲んでいたのかもしれないと思った。
    人との出会いとは不思議なものだ。
    何かこうして振り返ってみると、
    この世の中に何かを成し遂げ、受け継ぐものを残すために、
    人と人とは出会っているのではないだろうか。

    この壮大な音楽劇ができたのは、
    その多くの人たちの出会いの結晶なのだった。
    そして、いつものようにそれを私は必然として考えている。
    出会うべきものしか、出会うことはできないのだ。

    二落ちしたと言われた。
    そうかもしれないと私も感じた。
    想いとは不思議なものだった。
    泣いても笑っても今日の2回の公演で全てが終わる。
    消えて行くものに命懸けで取り組むのが、舞台の魅力だ。

    役者として。いゃ、勇者ゾマイとしてやり切るつもりだ。
    舞台で、死ぬ。

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