新規登録がまだの方

下の[新規登録]ボタンを押してコミュニティに登録してください。

新規登録(無料)

登録がお済みの方はこちら

コミュ二ティポイントのご案内

詳しく見る

親父たちよ

親父たちよ>掲示板

公開 メンバー数:62人

チャットに入る

サークルに参加する

サークル内の発言を検索する

新しいトピックを立てる

サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。

閉じる

  • from: クマさんさん

    2008年07月31日 08時46分07秒

    icon

    人のはかなさ

    床屋に行った。
    20年近く通った床屋だ。
    鏡に映った自分を見つめて悲しくなってしまった。
    髪の毛が白いのだ。
    耳の際だけが黒いため、かえって両側の白さが目立った。
    「いつから・・・」
    床屋の奥さんは、そんな私の嘆きを聞いて笑っていた。
    「染めてみますかねぇ」
    私は、絶対に染めない主義だ。
    「白髪も恰好のいいものですよ」
    これが人間の自然なのだと諦めた。

    父の後姿を見て驚いた。
    足が棒のように細くなっていた。
    立つことも覚束ないわけがよく分かった。
    母に急かされて嫌々ながらに出かける10分間の散歩が、
    彼にとってはせいぜいの運動だった。
    その後は、疲れたように眠るばかりだ。
    父のあの元気な頃の面影がすっかりと消えていた。
    やせたなぁ・・・。

    51歳の息子が、78歳の父を見ていた。
    30年前の私たちの姿が思い浮かんだ。
    二度と戻らぬ姿だった。
    川の流れのように再びその時代は帰ってこないのである。
    死に向かっての一方通行。

    私は、目の前に落ちては積まれる黒毛交じりの白髪の山をじっと見つめながら、
    はかないものだと何だか悲しくなってしまったのだ。

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

  • from: クマさんさん

    2008年07月31日 05時34分40秒

    icon

    ささやかなつながりを

    長男が時々、パソコンでロックの映像を観ていることがある。
    私はある時期から、長男の影響でロックを少し聴くようになった。
    彼のCDを借りて、パソコンにコピーして聴いている。
    また、ビデオの編集の時には、彼の選曲で音楽を入れている。
    彼とは、ロックなら話せるのだ。

    「このバンドいいね」
    「どこの国のバンド?」
    「今一番人気のあるバンドって何?」
    他愛ない話であるが、私たちの唯一の会話のネタだった。

    彼は時々ギター練習の興がのってくると、
    「父さん、聴いて」と私にギターを聴かせてくれる。
    それが、聴くたびに旨くなり、テクニックが凄くなっていた。
    その上達振りには、親父として感動している。
    しかし、この時の講評が難しいのだ。
    「うまくなったなぁ」「すげーーなぁ」「たいしたもんだ」
    どうも親父としては表現力が不足する。
    後で、ああも言ってやればよかったなあと、反省するが、
    どうも素直に褒めてやれない自分を恥じる。

    ある通販を彼の名前で利用することがある。
    昨日は偶然FMで聴いて突然とりことなってしまった、
    モンボウという作曲家のピアノ全集のCDをここで探して注文しようとした。
    しかし、パスワードが必要とのこと・・・。
    そこで彼にメールを送って、「お願い」とパスワードを送ってと書き込んだ。
    返事は無いだろうと諦めていたら、彼が帰宅した。
    「パスワード教えてくれないか?」
    「何言ってん。ちゃんとメール送ったのに見てなかったん」
    彼はがっかりし、怒っていた。
    携帯を開くと、ちゃんと返信が届いていた。

    実は、彼の返信は親父のささやかな宝物なのである。
    時々短いメールを送ることがある。
    しかし、返事の返ってくる確率はとても少なかった。
    彼はきっと私が困っていると思って、この返信を送ってくれたのだろう。

    子供とのささやかなつながりを喜びとしている親父であった。

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

  • from: クマさんさん

    2008年07月30日 05時14分06秒

    icon

    大人としての対応を・・・

    「怒んなて」
    いい言葉です。
    「いいて、いいて」
    気にするなということです。
    ガラスを割ったショックはとても大きかったと思います。
    Sさんのその時の心の動揺と泣き顔が思い浮かびます。

    ドカンと怒られることが当たり前です。
    でも、この心の動揺と涙とで十分悔いてはいるのです。
    わざとやったわけではありません。
    ほんのちょっとしたかげんで起きた不可抗力です。

    大人は、ちゃんとその事実を見抜きます。
    「わざとではない」
    「本人がとても反省している」
    「心から謝ろうと想っている」
    だから、「怒んなて」であり、「いいんて」ですね。

    絶対にこのことでSさんの心は大きく成長しています。
    それは、大人に対する信頼感を学んだからです。
    昔は地域に大人がたくさんいました。
    悪さをしたらしっかりと怒鳴ってくれ、
    間違いを犯したら静かに諭してくれました。
    そんな大人の態度を見て、
    子供は子供なりに大人のあり方を学んで来ました。

    ある心理学の先生から教えられたことがあります。
    「子供に対して臨機応変に応え、さっと受け流すことができると、
    そんな大人を子供は尊敬しますよ」と。
    つまり、それは子供の思いの上を行けと言うことなのだそうです。

    せみさんの失敗は、私の失敗です。
    私は子供を感情的に怒鳴ってしまい、
    後で苦い後悔をしたことが何度もあります。
    突然怒り出す親父。
    子供はわけも分からないまま泣いていました。
    今でも出来たらなかったことにしてしまいたく、
    長男の記憶からその事実を抹殺してもらいたく願います。

    それは、私が「臨機応変に」「大人として」子供に対峙出来なかったからでした。
    長男は、残念ながらそこで大人を学びました。
    彼が切れるのは、私の失敗故なのかもしれません。

    「叱ることは、理性です。怒鳴ることは、感情です」
    これも心理学の先生の言葉。
    感情から理性への転換。
    これが親としての私の心の成長なのだと思いました。

    この「親父たち」は、駄目な親父の記録であります。
    そのおじいさんのように臨機応変に、大人として、
    子供たちには対応したいですね・・・。


    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

  • from: せみさん

    2008年07月30日 01時42分54秒

    icon

    中学生の頃

    こんばんは、せみです。

    我が家の中学2年の娘は夏休み中です。
    塾の夏期講習に毎晩行っているのですが、会社の帰りに彼女と一緒に家に帰っています。
    娘と2人きりで過ごせる残り僅かな時間と思い楽しんでいます。

    さて、話は変わるが長男が先日、お向かいの家のガラスを割ったのだ。
    その日は会社の帰りにアルビの試合を観戦する予定でいた。
    駅の南口に着いたとき、妻から電話がありその出来事を知った。
    慌てて駅北口に向かいタクシーで帰宅した。
    お向かいは実に懐の深い親父の家で、心配はないのだが、私が子供の頃、隣の家のガラスを
    割った時の事を思い出すと長男のことが心配だった。
    向かいの家の割れたガラスに張られたテープを横目に、自宅の玄関に入ると長男が
    居間から飛び出してきて私に抱きつきひたすら泣いた。

    状況を聞くと、誰も怒っておらず、向かいの親父も妻に「怒るなねぇ」と言っていたとのこと。
    泣きじゃくる長男に私の子供の頃の話を聞かせ、落ち着いたところで一緒に向かいの家に行った。
    向かいの親父に私がお詫びをすると「うちの子供もよっぱらやったんがねぇ。怒んなねぇ」と
    長男を気遣ってくれた。
    その時、長男は玄関の戸に隠れあやまろうとはしなかった。

    翌日、ガラスも入り家内が手土産を持って、長男を連れて再び行ったそうだ。
    その時、長男はようやく「ごんめんなさい。」と言い、向かいの親父は「はい。」と応えて
    笑っていたと聞いた。
    ようやく「ケジメ」をつけた長男は少しだけ成長したように見えた。
    そんな息子を見て愛おしく思えた。
    もう決して声を荒げて叱るまいと思った。

    その翌日、別の出来事で叱ってしまった。
    それも強い口調で・・・。

    ケジメをつけた長男を私は「成長した」と感じました。
    長男は「変わんねぇ、うるせー親父だな!」と思っているに違いありません。
    自分のことなのに嫌いな私の性格、そんな部分を長男から感じてしまうと
    ついつい感情的になってしまいます。
    長男は成長しても親父は成長できないようです。。

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

  • from: クマさんさん

    2008年07月29日 14時56分29秒

    icon

    ピュアーな時代

    いい意味でも、悪い意味でもピュアーな時代があった。
    そんな単純に信念に向かって真っ直ぐに突き進む若者が少なくなった現代。
    40年近く前の全共闘の大学紛争の嵐の中で、
    国家や大学の権力に立ち向かって戦っていった学生たちは、
    そんな若者たちだったのではないだろうか?

    時代が変わると、その歴史は時には美化されてしまうこともある。
    誤解されて受け取られていたものを、
    再びある視点から修正することも歴史の真実なのだろう。
    あの時代の最中に、何を想い、何に向かってがむしゃらに突き進んできたか。
    浅間山荘の外と中との視点の違いから、まったく違った時代が見える。

    私が中学生だった頃、一日中この事件はテレビによって放送されていた。
    ライブ感覚のワイドショー番組の走りだったかもしれない。
    雪に閉ざされた山荘に向かって放水を繰り返し、
    アルミの盾をもった機動隊がそれを包囲し、
    銃声が時折鳴り響いた。
    人質を捕って立てこもった過激派たち。
    この時、歴史の視点は外からだった。

    そう言えば、小学生の頃、
    一つの塔に向かって同じように機動隊が放水していたっけ。
    角棒を持ちヘルメットをかぶり、顔はタオルで隠されていた。
    そんな沢山の大学生がその塔の上で何かを叫び、戦っていた。
    それは東大の安田講堂の占拠事件だった。
    「東大の学生なのに、なんでこんなことをするのだろう」
    この事件も校門の外から写された歴史だった。

    40年近く前には、日本には権力と真っ向戦った学生たちがいたのだった。
    弾圧と検挙の嵐の中から、閉塞的に追い詰められてった分派から、
    「連合赤軍」が誕生した。
    若松監督は、歴史をデモの中から描くことに渾身の力を込めた。
    私たちが知っている報道された映像の歴史も歴史の一つである。
    だが、その映像からは、一人一人の学生の声は聴こえてはこないのだ。
    そして、勧善懲悪的なパターンによって歴史の中で風化される前に、
    この混沌とした現代だからこそ、
    あの時代のアジトや山荘の中で起こったことを克明に記録し、
    一つの歴史として残したいとこの映画は製作されたと聞いている。

    それはまさに団塊の世代の青春グラフティーでもあった。
    「自己批判」「統括」「粛清」そして「自己の断固とした共産化」
    何のことやら難しくて分からんが、
    当人たちも何のことやら難しくて分からんまま突っ走ってきたのだろう。
    「革命」それは彼等彼女らにとっては、
    「命を懸けた自己変革」だったのではないだろうか?

    私はこの映画のラストを観た時、
    「明日に向かって撃て」のブッチとサンダースを思い出した。
    光に向かって銃を撃ちながら飛び出した二人のストップモーションと、
    その二人を打ち続ける警察隊の銃声がラストシーンだった。
    何かあの真っ白な光の中で機動隊に向かって銃を撃ち続け、
    突入によって逮捕された彼かの姿がこの映画とオーバーラップして
    心に焼きついた。

    彼等が今この現代に生きていたら、
    やっぱりこの映画で描かれたような彼等になったのだろうか?
    そして、この格差社会と言われる閉塞感の中で、
    正義に燃え、
    変革に向かってピュアーに「革命」している若者となったのだろうか?

    私はこの映画を観てから、
    60年代から70年代にかけて製作された
    独立プロの自主制作映画の数々がまた観たくなってしまった。
    そこには、そんな若者がいっぱい存在していたからだ。

    改めて若松孝二監督に敬意を表したい。

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

  • from: クマさんさん

    2008年07月29日 05時17分22秒

    icon

    4時のギター

    4時にロックのドラムの音が聞こえてきた。
    なにかなぁと起きてしまった。
    長男の部屋からギターの音と、歌声が聞こえる。
    何とこんな時刻に彼は起きて、
    自分の音の世界に没入していた。

    土曜日のことだった。
    夜の11時に彼が音楽に没入していた。
    アンプからギターの音が響いていた。
    私はノックして、ドアを開け、
    「10時を過ぎたから音を出すと近所に迷惑だよ」と注意した。
    しかし、無視された。
    だから、私は部屋に入って止めるように言った。
    それでも彼は意固地になってやめようとしなかった。
    私の怒りと彼のイライラとは頂点に達した。
    突然彼は切れて、ギターを叩きつけるようにして置いた。
    「出て行って」
    そう言えば、彼とは最近まともに顔も合わせず、
    会話もしていないことに気づいた。

    今朝は、申し訳ないが妻に起きてもらい、注意させた。
    実は、こうしたことがおきるのは、
    彼が夜バイトをしているためなのだ。
    5時から9時までのスーパーでのバイトだった。

    彼は帰ってきて夕食を食べ、風呂に入ると、
    どこかの親父と同じように10時を過ぎてしまうのである。
    それからギターとなれば当然寝る時刻も午前様となる。
    昨夜は疲れて下のリビングで寝てしまったのだ。
    4時のギターは、さっき目覚めたためなのだ。

    彼をどうしたらよいのか。
    彼は彼のままでよいのか。
    無力なる親父であるとつくづく思う。
    彼のおかげで私まで目が覚めてしまった。

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

  • from: クマさんさん

    2008年07月28日 21時42分00秒

    icon

    地引網大成功

    日曜日に「やろう会」の地引網があった。
    今年度のこの活動は、先年度の末に話し合ったとき、
    廃案になるはずの企画だった。

    「朝が早い」「天候に左右される」「人の集まりが悪い」
    「バスをチャーターする費用が高い」
    何よりも準備万端整えるのは「やろう会」のスタッフだけで、
    参加した親父や母ちゃんたちが、ただのお客さんになっていることが、
    反対の大きな理由であったかもしれなかった。

    何もイベントをやって楽しませることが、私たちの目的ではないのである。
    イベントは、親子を集める手段であって、
    本来の目的は、参加した人たちとで新たなネットワークを組むことにあった。
    つまり、参加した一人一人の親は、スタッフとしての自覚をもって、
    なんやかんやのお手伝いをお願いしたいのである。

    しかし、参加費を払った段階で、
    そんな意識は吹っ飛んでしまうのが現状のようであった。
    「やろう会」のコーディネートが積極的でないことも問題であるが、
    やはりみんなで創り出そうという意識が乏しい所に、
    4年目のやろう会は躊躇するのであった。

    だから、今回の地引網は、有志で行った。
    情報は流した。
    そして、バスのチャーターを止めて、
    各自の自主参加ということにした。
    私は早朝3時50分にサークルKに行ったら、
    Sさんの家族と、Oさんの家族とに遭遇した。
    みんなこれからCさんの家に4時に集合するための買出しだった。

    やりたい者だけが集まり、参加したみんなで運営する。
    それは発足当時の「やろう会」の原点であった。

    そうは言うももの、Cさんの車にはバーベキューの道具がたくさん積まれ、
    ばかでかいクーラーボックスには買い出しをした食材や飲み物であふれていた。

    何よりも、前日日和山の海によしはらと二人で潜り、
    牡蠣とサザエを山ほど採ってきていたことには、感動の嵐だった。
    地引網で私たちは腹いっぱいになるほど、牡蠣とサザエを食べていたのだ。
    その後、同じ網に乗ったのは、何とマグロのどでかい兜であった。

    「私が、やります」そう言ってこの企画を実現した男よしはら。
    「準備は俺に任せろ」と、用具と食材の買出しに破竹の勢いで活躍したCさん。
    二人の執念と行動力が、この地引網を成功させたのである。

    スタッフと言っても、二人のように協力に推進できるリーダーこそ、
    今はこうした小さな会では求められていることを、
    二人の後姿から教えられた。

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

  • from: クマさんさん

    2008年07月26日 21時19分06秒

    icon

    修行の場

    いろいろと、いろいろと。
    何かを言うと、反論がある。
    妻とも、長男とも、次男とも。
    それは当たり前のことなのである。

    私の考えが総べててではないことは、よく分かっているつもりだ。
    親父として言いたいことも日常にはいろいろとある。
    「こうしたらどうだ」
    「もっとこうしてもらいたい」
    しかし、その言葉の無力さを時々感じる。
    言っても無駄だ。
    でも、言わねばならない。
    そんなジレンマの中で、言うべきことは言おうと心に決めている。
    それが、三人の反論の的になる。

    長男の教科書や本がダンボールに入って、座敷に長い間置かれていた。
    私は片付けるように言っていた。
    そこにお爺ちゃんが寝るのに邪魔になるからだ。
    彼は、自分でいつか片付けると言っていた。
    しかし、一向に改善されない。
    私が整理して、ある日長男の部屋に段ボール箱4つを入れた。

    その箱が、いつの間にかリビングに置かれていた。
    「どうして勝手に部屋に入れるんだよ」
    それが彼の主張だった。
    「待てよ、その荷物は自分で片付けろよ」
    それが私の主張だった。

    情けないがこんなやり取りが行われる親子なのだ。
    「とにかく自分で何とか片付けて欲しい」
    彼は今日の昼、出かける前に自分の部屋にダンボール箱を戻した。

    次男も時々、聴こえないくらいの声で、
    「うるさいなぁ」とのたまっている。
    それでも、私はやっぱり煙たがられる親父でいたいと思っている。
    そんな私を、妻も子供たちと同じように批判的に見守ってくれている。

    親父としての修行の場が、家庭にあるのだ。

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

  • from: クマさんさん

    2008年07月26日 17時42分50秒

    icon

    遊びの天才

    次男は、遊びの天才である。
    休みのときは、すぐに友達との予定を入れる。
    この前は三日連続で海に出かけ、
    下唇を日焼けとばい菌で腫らせてきた。
    そんな怪我も何のその、
    病院へも行かずに舐めて治してしまった。

    朝は、少しは勉強するようだ。
    自分の部屋に入って静かにしている。
    時刻になるとぱっと飛び出し、
    午前中の予定は朝の内に電話して立てておく。
    このネットワークがすごいのだ。

    桃小出身の友達が多いのも特徴である。
    あれだけ遊んだ友達の名前も聞かなくなった。
    昼と夕方は顔を見るが、
    その他のときは、どこへ行っているのか分からないこともある。
    遊びの天才だねぇと妻は呆れながらも、この行動力に関心するのである。

    勉強は嫌いである。
    自分でもそう宣言している。
    だから、今から妻はおろおろとしてしっている。

    長男とはこうも違うものかと、
    私もおろおろしながら彼の成長を見守っている。

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

  • from: クマさんさん

    2008年07月26日 12時03分21秒

    icon

    あるがままをあるがままに

    パソコンの反応が見事に遅い。
    キーを叩いても、バグがある。
    ほんのつかの間であっても、それは苛立つものだ。

    ウイルスクリアを新たに設定しようと、半日頑張っていた。
    何度か弾かれてサポートセンターに電話したら、
    サービスパック2以上の環境が必要とのこと。
    私はそんな更新も果たしていなかったのだ。
    それからが大変だった。
    インストールするまで時間のかかることかかること。
    そのたびに再起動するのだが、
    これまた反応が遅すぎるのだ。

    まさに地球の裏側との衛星放送状態だった。
    反応が遅れる。
    反応が正確に伝わらない。
    そんなもどかしさが、我が家のパソコンの性質となってしまった。

    「どうしてこんなに遅いん」と妻の不満も積もっている。
    仕方ないのだ。
    年代物のパソコンには、機能の劣化や知能の低下がつきものなのだ。
    思うように体が動かず、
    聞かれた質問の意味まで分からず、自分の名前や家族まで忘れてしまう。

    しかし、やろうと思えば再インストールという手があることを教えてもらった。
    でも、私はやれる自信もなく、やる方法も分からない。
    何よりも不思議なことに、
    この性能の劣ったパソコン自体が可愛く思われてきたのである。

    反応が遅すぎる、認知症のパソコンであるが、
    それをまるごと性質として受け入れてやろうと、
    負け惜しみではなく思っている。

    あるがままを受け入れることが、
    心の平安の道なのだ。
    馬鹿な子こそ可愛いと昔の人も言っている。

    それにしても、もう正午を過ぎてしまった。

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

もっと見る icon