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親父たちよ

親父たちよ>掲示板

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  • from: クマさんさん

    2009年07月31日 21時19分55秒

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    当った一泊二日

    生まれて始めての体験だった。
    観光アンケートに答えたら、
    ペアの宿泊券が当ったのだ。
    それも温海温泉の老舗のたちばなやさんだった。
    一泊一人2万円かな。
    この不景気の中、有難すぎる話だった。

    私は、今回の旅行は、岩がきを食べる旅行と決めていた。
    この時期、山北は岩がきなのである。
    岩船漁港の漁師の店での大降りの岩がきには感動ものだった。
    これぞ岩がき。
    ぷりぷりのその牡蠣を食べることの何と至福なことであろう。

    行きと帰りに、いろいろな所に寄って岩がきを食べた。
    それが実は、今回の旅行の目的だったのだ。
    この季節、岩がきの美味さは格別な新潟なのである。

    たちばなやさん。
    これは本物の一流の旅館であった。
    料理が全て部屋食であったことに、妻はえらく感動していた。
    とにかく地元の食材を丹念に活かしたメニューは見事であった。
    家族では決して行けないこの老舗に逗留できたことは幸せなこどたった。

    私は、どこに泊まっても朝はその町をジョギングすることにしている。
    今回はリハビリのつもりで、温海の町を走ったり、歩いたりして辿ってみた。
    確かに、発見は多いのだ。
    1200年前にこの地の温泉は発見された。
    大清水という素晴らしい清水があった。
    温海岳の登山道にも登って確かめた。
    熊野神社とバラ園との素敵な関係。
    東郷平八郎の揮毫の忠魂碑。
    朝市のギターを抱えた変な叔父さん。
    そりは、走ったから出会えたものだった。

    ここ数年、温海温泉を訪れる観光客が激減しているそうだ。
    それは、羽越線の脱線事故と、中越地震も影響があると言っていた。
    天変地異。それはどうにもならないことである。
    心を込めて、訪れたお客に尽くす姿勢には、
    やはり一流の宿ならではと感動して帰ってきた。

    帰りには村上と、岩船でまた岩がきを食べてきた。
    ついでに、アルビレッジで高徳さんと握手をしてきた。

    そして、帰ってきてから、日和山にリハビリのジョギングに向かった。
    ままならないことばかりであるが、
    こうして好き勝手に生きられたこと、
    有難く思っている。

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  • from: クマさんさん

    2009年07月30日 06時52分38秒

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    予兆を感ずる

    雨・雨・雨。
    数年前の夏にもこんな雨の夏があった記憶がある。
    寒さの夏はおろおろ歩き、
    宮沢賢治さんが「アメニモマケズ」で書いている。
    こんな年は、農作物の被害が多い。
    異常気象も地球温暖化の表れの一つなのだと思っている。

    一昨日、3週間ぶりにリハビリのジョギングをした。
    ピキッからストレスの多い日々を送っていた。
    しかし、やはり太股の後ろに違和感がある。
    歩きと走りの繰り返しだった。
    このピキッの時、
    そうなるかもしれない予兆はあった。

    その朝、10キロ近くを走り、
    その午後に百mのダッシュを何本か繰り返した。
    「怪我をしないうちにやめよう」とは思っていたが、
    「もう一本」と走ったのがいけなかった。
    快調な時、その影に魔物が潜んでいる。

    この雨の夏も、実は地球の「ピキッ」の予兆なのだ。
    快適な生活と引き換えに、
    温暖化は加速度的に進められている。
    警戒は出され、警報も発令されている。
    しかし、従わぬのである。
    まだまだ大丈夫とたかをくくって。

    生活も同じだ。
    いろいろな歪の中から、「ピキッ」の予兆は見えている。
    しかし、感じられないのだ。
    見えないのだ。聴こえないのだ。
    実は、こうして明らかではなく、
    見えないが存在し、聴こえないが在るものが、
    私たちの次なる人生を創っているのであった。

    その微細で微妙な変化に気づく感性こそ、
    今の私たちに求められているものだと思う。
    「センスオブワンダー」とレィチェール・カールソンさんは言っている。
    「感ずる心」とでも言えばよいのか。
    その感性があれば、
    もっともっと自然は守られ、
    人々が創り出す社会は、生きやすい社会となるだろう。

    この長雨から、人は何を感ずるだろうか。
    「デクノボウトヨバレ ホメラレモセズ クニモサレヌ」
    「ソウイウヒトニ ワタシハナリタイ」
    宮沢賢治さんは、実に実にそんな感性の人だったのである。

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  • from: クマさんさん

    2009年07月29日 21時30分49秒

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    父の肺炎

    68万回のアクセスを本日達成した。
    ありがたい話だ。
    そのお蔭様で、こうして私も続けてこれた。
    これからも書き続ける。
    それは、私にとっての大切な家族や町の記録となっているからだ。

    父が、肺炎にかかっていた。
    今日、定期健診に行って発見された。
    レントゲン写真を観ると、
    薄く右肺の下に白い影があった。

    本人には何の自覚症状もないために、
    入院を勧める医師に断って、
    母と一緒に帰ってきたそうだ。
    抗生物質を飲み、月曜日にまた病院へ行く。
    今度こそ、入院となるかもしれない。

    父にとっては、家が一番いいのだ。
    誰でもが同じであろう。
    病院のベットでの生活には、やはり心寂しいものがある。
    だから、入院を勧められる父は病院には行きたがらなかった。
    母は、とても心配していた。
    そして、がっくりと力を落としていた。
    父の体重が50キロを切ってしまったからだった。
    食べなかった。
    体力もぐっと落ちてしまった。

    夕食後は、父と下のリビングでテレビを観ることにしている。
    次男は小さい頃、
    いつも母や父の膝の上でテレビを観ていた。
    私もきっと幼かった頃はそうだったのだろう。

    何をしてあげたらよいのか。
    結局、何もしてあげられないままに・・・。
    ドライブに誘うが、
    父は、首を横に振るばかりである。

    この二日間で、回復することを心から祈っている。

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  • from: クマさんさん

    2009年07月28日 06時11分42秒

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    人知れず、懸命に咲く

    昨日、雨の中で中学校サッカーの県大会があった。
    私と妻は、応援に聖篭のアルビレッジに駆けつけた。
    すると、そこには懐かしいアズーリ時代の保護者がたくさん応援に来ていた。
    時にはどしゃ降りの雨の中、
    応援の次男たちはびしょ濡れになっていた。

    試合は、終了間際の劇的な逆転ゴールで一勝した。
    これだからサッカーは、笛が鳴るまで分からないと言われるのだ。
    とにかく中学生のレベルが上がっていることが感じられた。
    そして、一人一人が自分の役割を果たそうと必死なのだ。
    拮抗した試合では、ミスが相手の得点に直結する。
    まさに球の取り合いが、サッカーなのだ。

    アルビのグラウンドでは、サブチームが山形と練習試合をしていた。
    ジウトンが居た。田中もいた。若手を中心に必死になってボールを追っている。
    レギュラーとして活躍できるのは、ほんの一握りの選手なのだ。
    その選手となるために、ここでも必死に球の取り合いをしていた。

    二試合目のT中学の応援がすごかった。
    部員百名とも言いわれている。
    グラウンドの横にずらりと生徒たちが並び声援を送っている。
    つまり、ピッチに立っている11名は、
    ここから選ばれた精鋭なのだ。
    それに対して我がY中は、半分が2年生の布陣で臨んでいる。
    壮絶な戦いとなった。

    結果は、先取点を取りながらコーナーから同点に追いつかれ、
    まさに終了間際に1点を入れられ、涙を飲んだ。
    選手は涙を流し、うつむいて、応援団に挨拶に来た。
    私も熱いものがこみ上げてきた。
    県大会での彼らの夢はここに終わった。

    しかし、控えにしろ、ただの応援団にしろ、
    試合に出ているメンバーよりか、
    その選手を支えているメンバーの方がはるかに多いのである。
    私も人生においては、控えであり、選手として選ばれることが少ない男であった。
    そう言えば、それといった光を浴びたことはなかったようだ。

    雨の中、声を枯らして声援を送っている次男たち。
    百人の部員の中でもサッカーを続ける生徒たち。
    いつ呼ばれてもいいように直向に準備するアルビの若手選手たち。
    実は、ピッチの影には、
    そのピッチでの熱戦を支えている多くの12番を付けた選手がいるのである。

    私自身がいつもそうであったように、
    本当はその試合を支えているのは、
    目立たないが仲間としてピッチの脇で声援を送り、
    レギュラーがオフの日に練習試合をやっている、
    彼らこそ、大切な存在であるのだと、私は改めて感ずることができた。

    目立たず、人知れず、それでも懸命に生きる。
    野原に咲く野草や、高嶺に咲く花のように、
    誰にも知られずとも、静かに一人花を咲かせる。
    ある意味、それが無名な人の人生ではないかと、
    雨の中試合を観ながら私は考えていた。

    無名の人生。
    そう言えば、昔、楽天の野村監督が、
    自分と長島とを比べていいことを言っていたよなぁ。

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  • from: クマさんさん

    2009年07月26日 21時07分44秒

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    くそーーーーーーーーーーーーーーーっ。

    またあの時間帯に失点をした。
    川崎が負けていることは分かっているのに、
    ここで勝ち点3の意味の重さをよく理解しているのに、
    なんでロスタイム寸前に、
    また相手に得点されてしまうのか。

    ホームでのここ3試合、
    同じパターンで引き分けている。
    馬鹿か。
    何で失敗から学ばないのか。
    言わせてもらえば、お前たちは本当にプロなのか。
    いい加減にせよ。
    今夜も断腸の思いで、帰路に着いた。

    サポーターは、いつも優しいのだ。
    ブーィングもなかった。
    山形のサポーターは、歓喜歓喜であった。
    アルビよ、いい加減にしてもらいたい。
    勝てる試合は、最後まで気を抜かないで勝とうではないか。

    もし、失点されそうならば、
    残り5分は11人のDFでいいではないか。
    まず、勝つためにどうすべきか、
    それに全力を傾けよう。
    勝ってくれ。勝ってくれ。勝ってくれ。

    あんな無様な引き分けは、
    もうこんりんざいやめにしてくれ。
    頼む。頼む。頼む。
    1点でも勝てるチームになりましょう。

    ここ3試合、アルビの試合の後味が悪く、
    私自身のストレスとなっている。
    くそーーーーーーーーー。

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  • from: クマさんさん

    2009年07月26日 12時14分06秒

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    淡々と平穏に

    飲み会が二晩続いた。
    翌朝は、二日酔いではないが、
    何だか体がだるくて何もやる気が起きないものだ。
    昨日は、中地区の図書館に行き本を読んでいた。
    良寛さんの生き方について語っている本だった。
    今日は、午前中ぼーーっ生きている。

    母は、民謡のおさらい会に叔母と出かけた。
    私は万代市民会館まで母を送った。
    外で見ると、年を取った母の顔に改めて気づいた。
    父は、母が居ないと元気がない。
    テレビもつけずに横になっている。
    日中はいつもこうして眠っていた。

    長男は公民館に勉強に行った。
    あそこは涼しくてとてもいいのだ。
    次男は部活からまだ戻っては来なかった。
    「最近、反抗期がすごいんだよね」と妻が言う。
    本当に、彼は話さなくなった。
    何もしてあげられないまま、時間だけが経って行く。

    夕方は「天地人ダービー」である。
    妻は今からせっせと準備している。
    我が家にとっての最高のイベントはサッカー観戦である。
    珍しく次男も一緒に来ると言う。
    サポーター席で、山形を倒すために、懸命な応援だろう。

    さてさて、淡々と平穏にこうして日々は過ごされる。
    「やろう会」のTさんや、Oさんは、
    今日も少年少女スポーツ大会での野球の応援だと思う。
    真夏のグラウンドで、子供たちを声を枯らして応援していた頃が懐かしい。
    こうして日々、淡々と平穏に過ごすうちに、
    我が家の人類は一つ一つ年を取って行くのだった。

    何もしてあげられなかったなぁ・・・。
    ふと、そんな苦い後悔を感ずることがある。
    でも、何をしてあげたらよいのだろうか・・・。
    そんな躊躇と迷いとで、本日も何も手が出せず、
    言葉を語れない不甲斐ない自分がいる。

    居るだけでよかったのかなぁ。
    その答えは、子供たちが社会人となり、
    それぞれが家族を持つ時分かるかもしれない。
    「我執を捨てて ただなんとなく」蒲水先生の言葉だ。
    「良寛さんのような生き方だよなぁ・・・」と、
    駄目親父は、存在感の薄い自分を見つめて、
    今日も淡々と平穏に生きている。

    たった今、宝物の次男が帰って来た。

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  • from: クマさんさん

    2009年07月25日 08時52分02秒

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    絶対はない

    柏崎の原発で酷い話が日報に掲載されていた。
    燃料棒に穴が開いていることを発見したが、
    原因不明のまま運転を再開しているとのことである。
    また、ヨードが漏れていたことも発表されたが、
    その原因も分からないのだそうだ。

    もし、旅客機がエンジントラブルを起こしていることを知りながら、
    乗客を乗せてフライトしたらどうなるのだろうか。
    そんな馬鹿なと原発の職員も思うだろう。
    何故人命を第一に考えないのだと怒るだろう。
    人間は、そんな常識をもって生きている。
    何よりも最優先すべきは、人命なのである。

    しかし、こと原発になると話が変るのだ。
    「安全です」「大丈夫です」
    人間の作ったものに対してこの発言、余りにも無知ではないだろうか。
    現にこうして予測できないトラブルに見舞われてばかりの原発だ。
    どういう根拠で絶対という言葉を、
    最も恐ろしく、危険な原発に使うのだろう。
    もし、原子炉が爆発したらどうなるか、
    原発職員は知っているのだろうか。

    この自然豊かで農作物や水産物も豊富な新潟県が、
    一瞬にして死と不毛の土地となってしまうのである。
    放射能汚染により、住民は癌によりばたばたと死に、
    汚染された土壌からは、作物が一切取れなくなり、
    人間どころか、生物すら生きなれない恐ろしい環境が作り出される。

    その可能性は言わせてもらえば、100%あるのだ。
    事故は必ず起こるのである。
    「絶対安全だ」などと言っている者こそ、
    まったく無責任な者なのだ。
    自分たちもその可能性を知っていながら、
    こんなことを言っているのならば、
    尚更酷い東電である。

    東京の電力は、東京で賄うことが筋である。
    都庁の横に、原発を建てればよいのだ。
    原発の電力は山を越えて東京に送られ、
    リスクと金だけが地元に残される。
    そして、大爆発が起こっても、
    「想定外の出来事でした」と、何万人も殺しながらも、
    テレビカメラの前で謝罪して、
    誰も責任は取らずに終わるのであろう。

    私は、子供たちにこの美しく豊かな自然と町や村を残してあげたいのだ。
    テロの標的にもなっている原発が、
    大爆発を起こしてからでは遅いのだ。
    誰も「絶対」とは言えないはずなのだ。
    それなのに、何で原発だけはこんな不完全な形で運転再開を急ぐのか。

    東電に良識ある人はいないのか。
    人間、やめることも大切な選択なのだよ。

    JRも同じである。
    信濃川の水は、もう諦めてくださらぬか。
    目先の欲ばかりではなく、
    もっと百年先の自然のことを考えてやって欲しい。

    原発と水力発電。
    新潟県は、そんな東京の欲と金の食い物になっている気がする。
    新潟県民よ、NOと言おう。

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  • from: クマさんさん

    2009年07月24日 05時04分23秒

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    つなげる人の存在感

    育ちを待つ心。
    それはゆとりをもって、焦らず、ゆっくりと見守る心だ。

    人はすぐに結果を求めたがる。
    しかし、人に関することには、
    結果はすぐにはついては来ない。
    「言ったから」「行動したから」「仲間が集まったから」
    すぐに何かが起こるのではない。
    それをいかに育てて行くか、
    そのプロセスで、気長に付き合って行くことである。

    市民劇団の方は、女優陣の奮闘努力の甲斐があり、
    女優の場面は何とかものになりそうだった。
    「信じて待つ」である。
    受身だった人たちが、
    そのうち一人一人で工夫をして動き出した。
    チームを編成し、同じ場面の人たちで相談をしている。
    これが「育つ」ということだった。

    漁師役の男優が全然足りなかった。
    とにかくこのままでは幕は開けられない。
    どうしたらよいのか、
    そんな制作担当としての悩みを劇団のブログに載せた。
    するとやっぱり反応があるのだった。
    「劇団の危機は、自分の危機でもある」
    そうした自覚が、「育ち」の現れだった。

    どんな集団も初めは、寄せ集めの集団である。
    その集団が、意志をもち、持続可能な活動を続けるためには、
    共に何かを創り出す活動が大切だ。
    具体的な目標をもって、活動し、何らかの成果をあげる。
    ただし、目的は成果のほうではなく、
    それを創り出すプロセスにある。

    まず、心がけることは、
    参加した人たちが「楽しい」と感じられる活動であることだ。
    次に、自分にとっては「生き甲斐のある」活動だと想われることだ。
    そして、一人一人に役割が与えられ、「居場所」がある活動だということである。
    何よりも仕事をしながらの活動である。
    いろいろな諸事情もあるだろう。
    「無理」をしない。忙しい時は、「休める」活動であることも、
    持続可能な活動にするための大切な要素である。

    これは、山のクラブや、ビオトープ協議会、親父の会を創ってきた経験から学んだことだ。
    会は、立ち上げられる。
    しかし、何年も持続させることが難しいのだ。
    「楽しさ」「生き甲斐」「居場所」「無理をしない」
    そんなゆるやかなつながりから始められた会は、
    持続すると私は思っている。

    しかし、ここでなくてはならない存在は、
    ゆるやかな一人一人をつなげ、声をかけ、励まし、お願いし、次の方向を示す、
    そんな表には見えないコーディネーターの存在なのである。
    その人がその組織に居るか居ないかで、
    その組織の「育ち」は決まる。

    「俺が、俺が」ではみんな離れて行くが、
    人の心をファシリテート(やる気にさせる)するコーディネーターが居ると、
    みんな安心して、つながり、参加するものだった。

    劇とぷれジョブとかかわりながら、
    私は、そのことの大切さを改めて学んでいる。

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    2009年07月23日 05時51分31秒

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    皆既日食の日

    小学生の頃、学校で日食を観た記憶がある。
    部分日食だったような・・・記憶は定かではない。
    しかし、その時の感動は心に残っている。

    昨日は朝からの雨と曇りで、観測は諦めていた。
    ところが10時頃から薄日が差して、
    10じ30分頃には雲の切れ間から太陽が観えた。
    世界中の人がこのお日様を注目している。
    何だか自分もその天体ショーに参加できた気がした。

    11時9分には雲の中であった。
    それでも諦めずに屋上で待っていたら、
    風に雲が飛ばされて、7割近く欠けているお日様が観られた。
    子供たちが歓声を上げて観ていた。
    不思議さと驚きとは、いつしか神秘に変わるはずだ。

    私たちは、宇宙の中で生きているのである。
    地球は、太陽系の惑星であり、
    日々、宇宙空間を高速で旅している宇宙船なのである。
    世界中の人が同じ方向を観る時、
    確かに心の国境は消えてなくなる。
    地球のどこにも国境という線は引かれていないのだから。

    夕食の時、「本当に人間はあの月に行ったのかなぁ」と長男が言った。
    私は、アポロ13号の奇跡の生還の話と、
    宇宙船の飛行士の多くが宇宙空間で神と触れた体験を経て、
    宣教師になっていることを語った。
    こんな話題なら、彼にも話してやれるのだった。

    月と太陽がたまたま重なることで、
    世界中の話題がそこに集まった。
    同じ方向を観て、感動を共有すること。
    それは、世界の、国の、地域の、家庭の平和を創りだす。
    お互いを観て批判するのではなく、
    共に同じ方向に向かって肩を並べて歩くこと。

    26年後の皆既日食の時には、私は77歳になっている。
    生きているのだろうか。
    私たちの家族はどうやって生きているのだろうか。
    もし、生きているとしたら、
    私はどこで何をして生きているのだろう。

    26年後に日食を観られたら、きっと今日のことを思い出すだろう。
    そしたら、きっと「幸せだったなぁ」
    「あの日に帰れたら、帰りたいなぁ」と想い、涙を流すことだろう。

    宇宙の神秘は、人間の有限で儚い人生を想わせる。
    儚いから、愛しいのだ。

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  • from: クマさんさん

    2009年07月22日 05時54分56秒

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    脚本がいるな

    月曜日に劇の稽古が行われた。
    演劇の面白さ。
    それは、人がすっぽぬける面白さだと思った。

    アマチュアの劇団をいろいろと渡り歩いているHさんに話を聴いた。
    やっぱり一度立った舞台の感動が忘れられず、
    この劇団にも入ったと言っていた。
    8月には、「審判」という劇に出演する。
    その稽古は週3回行われている。

    同じく参加したOさんも、この劇に出演する人だった。
    稽古では、初めて演ずる役に没入し、自分のものにしてしまう。
    彼が演ずると、その場の空気が変わるのだ。
    笑いを取り、観る人の心をひきつける。
    存在感のなせる業だと感心している。

    代役で本読みや、立ち稽古に参加する。
    セリフを読む時、やっぱりそれなりに緊張する。
    たった一言でも、相手のセリフを受け、
    状況の中で、表現したい想いは何かと考えている。
    話すことは、考えることなのだ。

    そのことをぞんざいにしているから、
    会話に味がなくなっているのだと思った。
    話すことを意識する。
    役に成りきって話す。
    そんな訓練が、私の日常には必要だと思った。

    昨夜の夕食、久しぶりに4人が揃ったが、
    何も会話がないのだった。
    子供から拒否されているということは、
    なかなか辛いことだと感じた。
    かと言って、何を今更話してよいのやら分からない。

    親父にも、家族の会話という場面での、
    脚本が必要なのだと、寂しく感じた。

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