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親父たちよ

親父たちよ>掲示板

公開 メンバー数:62人

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  • from: クマさんさん

    2006年06月29日 23時43分40秒

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    やってるね


    子供の心に何が残るか。
    自分のことを考えたら、ほんのささいな、
    そして、親自身すら忘れているその光景や言葉が残っているはず。
    自分たちで育てた野菜で、夏野菜のカレーを作った。
    畑ではもぎたてのキュウリをかじった。
    育てていた野菜が大きくなった。
    我が会社の畑のナスを、今日は子供たちが大事そうに抱えて帰った。
    そんなこんなの思い出が、心に残り、大人になってからその子を力づけてくれる。

    何よりもの子供の宝は、親から小さいときにいっぱいいっぱい愛された経験だと思う。
    だから、大人になってもこうして生きていけるのだ。
    もしも、子供の頃、虐待を受けたり、
    ホッテ置かれたり、一人ぼっちだったらどうだろう。
    80歳の母親と心弱くなった75歳の父親と同居しながら、
    長生きすることが、親の出来る子孝行かなぁと思っている。

    だから、親父は子供からうるさがられ、煙たがられても、
    進んで子供にちょっかいを出すべきなのだ。
    変に理解者になり、そっとしておこうなどと思わぬことである。

    天井のはがれたペンキも、瀬戸物のソケットも、
    哀れなほど痛んだコンクリートの床も、
    そこにはそこに生きた人々の証と声とが染み付いているのである。

    私たちは、そんな古きものをいとおしむ必要があるのだ。
    壊すのは簡単だ。
    ぶっ潰して新しいビルデングを建てるのも簡単だ。
    しかし、歴史と人の生業の重さは、何物にも代えがたいものがある。

    takiさんが寄ったちょっとしたラーメン屋さん。
    そこにあるものは、けっしてノスタルジーではないのである。
    人間が人間らしく生き抜いてきた軌跡と証。
    それが、きっとゆったりルームを作ったtakiさんの心をほっとさせたのだと思う。

    出来るならば、我らがゆったりルームも、
    そんな空間にしたいものである。

    我らがヒーーローーー。

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  • from: ピエモンテさん

    2006年06月29日 15時15分55秒

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    「Re:思ったこと」

    >

    電灯のコンセント部分は「瀬戸物」である。
    > 周辺からは今にも落ちてきそうな天井板が広がる。
    >
    > 私達が「ゆったりルーム」で子供達に伝えられることって
    > 「一緒に作った」
    > 「親父達だって結構やれるぞ!」
    > なんてことよりも、一緒に作った空間に先人達の汗や涙があり
    > その先人達があったからこそ俺達が居て君達が居る。
    > その空間に「ゆったりルームを作れた君達は実に幸せなんだ」と言うことなのこも・・・。
    >
    > そこに関わるのことの出来た私は実に嬉しいのです。
    そうですね。
    最近似たような会話を仲間としました。
    仲間の新築祝いで飲んでる時ですが、あの頑固おやじがいたからお前がいるし、家が建ったんだ。と俺がいうと、仲間もうなずいていた。
    やっぱり年寄りがいたから、俺たちがいるんだ。と、いうことです。GOODな年寄りになれるよう今を、楽しみたい。
    きょうも元気に水やりしたよ。
    なす・きゅうり・すいかも大きくなってきたよ。
    きょうの我が家はなすといんげんの味噌汁に野菜カレーだ。

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  • from: takiさん

    2006年06月28日 22時20分13秒

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    思ったこと

    クマさん こんばんは。takiです。

    ゆったりルームの作成開始以来、公私に渡り非常に忙しい時間が過ぎて行きました。
    14時から電車で上越に向かい、23時前に帰宅した昨日で「一段落」ですが・・・。
    その間、学校への案内文などでクマさんにもご迷惑をおかけいたしました。反省です。

    昨日、直江津駅で1時間程度の空き時間ができました。
    新潟へ向かう特急を待つ時間です。
    その時間を使い、直江津駅前の「餃子」が美味い居酒屋入りました。
    かれこれ5・6回目の訪問です。
    一緒に行った同僚と店に入ると、いつもの餃子の皮がこげる匂いがしました。
    電車までの時間を考えるとゆっくりできる状況ではなく「生2、焼きそば2、冷やっこ2、餃子4」
    この店で食べたいものを空腹に任せ注文しました。
    ビールを除き、冷やっこ・餃子・焼きそばの順で食べ物が届き、久々の味に舌鼓を打ちました。

    空腹が満たされ、2杯目のビールを飲みながら店内を見渡してみました。
    これまでは感じなかったのですが、ビニールやプラスチックと言った温かみをあまり感じない
    物がほとんどないのです。
    電車の時間が気になる我々を他所に、餃子を焼く隣のかまどで焼きそばを焼く訳ではなく
    自分のリズムで黙々と、ひたすら順番に「焼き」続ける店主。

    なんだか「ゆったりルーム」の風景を思い出しました。

    歴史の詰まったあの空間に壁に釘を打つことなく仕上がった。
    壁や小上がりからは「木の香り」が漂う。
    床に目を向ければ、半世紀ほど前に塗られたであろうペンキが剥がれコンクリートが
    むき出しの部分が多い。
    また天井に目を向けると更に趣がある。
    電灯のコンセント部分は「瀬戸物」である。
    周辺からは今にも落ちてきそうな天井板が広がる。

    私達が「ゆったりルーム」で子供達に伝えられることって
    「一緒に作った」
    「親父達だって結構やれるぞ!」
    なんてことよりも、一緒に作った空間に先人達の汗や涙があり
    その先人達があったからこそ俺達が居て君達が居る。
    その空間に「ゆったりルームを作れた君達は実に幸せなんだ」と言うことなのこも・・・。

    そこに関わるのことの出来た私は実に嬉しいのです。

    追記;
    今日と言うか今朝の早起き野球は辛かったです。はい。

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  • from: ピエモンテさん

    2006年06月27日 17時22分01秒

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    「Re:祝 3万人突破」

    おめでとう。継続は力だ。
    やっと入れました。

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  • from: クマさんさん

    2006年06月26日 21時22分31秒

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    祝 3万人突破

    こんな小さな掲示板が、1年と4ヶ月で3万人のアクセスを達成した。
    始めた時には、想像もできない数である。
    息子との関係の中から親父という自己の存在を自覚して、
    親父という生き様を悲喜こもごもを感じながら書き込みを続けていた。
    そのうちに、親父の仲間が増えて、「やろう会」ができた。
    親父たちの活動は山ノ下の地域に広がった。
    今では、山ノ下市場にゆったりルームを作り、中国との国際交流である。
    始めた頃は、とうてい想像できなかった活躍に、
    興味・関心をもってくれる人達がいることがありがたかった。

    ある日から、一日のアクセス数が500件近くなった。
    これは驚きの数字であった。

    たった今、私は豊栄のあるところから帰ってきた。
    8年前に地域の人達と作ったビオトープに舞うゲンジボタルを見てきたのだ。
    父と母とを連れ、堀川さん親子に同行してもらい。
    私は8年前に夢であった、蛍の舞うビオトープへ行ってきたのである。
    ゲンジの光は神々しく美しかった。
    暗闇の葉陰から、一つまた一つと蛍が舞ってくる。
    昨日は百匹以上の乱舞だったそうだ。
    5年間をかけて造ったビオトープである。
    今は、あの当時夢であった蛍の自生する池となった。

    今夜、当時の仲間たちに呼びかけて、
    蛍の光の下、再開をした。
    感激であった。

    念ずれば、通ずる。本当だった。

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  • from: クマさんさん

    2006年06月25日 21時42分41秒

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    餃子と国際交流


    中地区の餃子の会にはちょっとしかお邪魔できなかった。
    遅れて参加したら、すでにTさんや、Fさんの家族がせっせと餃子を作っていた。
    小さな小麦粉の塊を、すりこぎのような木の棒で伸ばしていく。
    それが中国の人達の手にかかると丸く餃子の皮になるから不思議だった。

    左手で餃子の皮を持ち、そこへ具を入れて、皮をはじからくっつけていく。
    そこにそれぞれの個性が出て面白かった。
    並べられた何十もの餃子の形がそれぞれ違うのである。
    それなのに、作った人の個性が表現されていた。
    面白いなぁと思った。

    私に作り方を教えてくれた女性に声をかけてみた。
    片言の日本語が返ってきた。
    彼女たちの会話にはまったくついていけない。
    日本人と中国人との会話では、
    お互いに顔を見て、何を話したいのか注意深く見つめている。

    私は改めて日本人である自分の存在に気付くことが出来た。
    餃子を通して、食文化を通して、分かり合えるものがあった。
    「みんなでわいわい作るから楽しいんだよ。」
    「食べることは、コミュニケーションだよ」
    そんな時代が昔、日本にもあったことを思い出した。
    親戚が集まって、みんなで同じものを食べて宴会を行った。
    食べることで会話は弾んだ。

    もし、ただ集まっただけでは、そんな楽しい雰囲気は味わえなかったはずだ。
    日本人は、残念ながらそんな食文化も失ってしまったのかもしれないと思った。

    今年の山ノ下市場の夜市では、
    本場モンの水餃子を味わえることになった。
    そこで、中国の人達との交流が出来たらありがたいと思っている。

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  • from: クマさんさん

    2006年06月25日 17時18分03秒

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    ゆったりルーム完成


    三日間、充実した工程だった。
    私にとっては初めての本格的な大工仕事であった。
    てこや、釘打ちならばと参加したが、
    ヒロさんの人使い上手にのせられて、
    いつの間にか本気になってはまっていた。

    土曜日の午前中は、山小の子供たちが、
    三交代のローテーションで参加したそうである。
    おっかなびっくりの子供たちも、
    時間がたつうちに夢中になっていったとヒロさんが語っていた。
    何かを協力して作る楽しさ。
    それは人間が本来持っている楽しさの一つなのだと改めて思った。

    私は、午後からの参加であった。
    中国餃子教室は、中地区の公民館でOさんたちが開催していた。
    私は餃子のついでに現場に顔を出したら、
    実は、抜けられなくなってしまったのだ。
    棟梁の至上命令。「クマさん、そこに棚を作ってください」
    私が、棚を・・・。目が点になってしまった。
    「寸法はどうしますか?」「適当にやってください」
    「材料はどうしますか?」「そこいらのやつ使ってください」
    「作り方は?」「お任せします。好きなようにやってください」
    ヒロさんは、こんな風に素人の親父たちに仕事を任せてしまうのだった。

    引き受けたからには、何とか物にするのが親父たちのプライドである。
    寸法を取り、板の上に設計図を描き、材料を集め、段取りをする。
    鉛筆で寸法を書き込んだ角材を丸鋸でグワーンと切っていく。
    これがまたスパッと切れるから快感なのだ。
    私は調子に乗って大切な角材まで切ってしまって焦ったが、
    ヒロさんの教えによって、接木をしたなんなきを得ることが出来た。

    私が今回の作業を通して学んだことはこれだった。
    始めたばっかりのときは、何も出来ない素人集団の親父たちが、
    三日目になるとそれなりに様になり、
    電動の丸鋸を使って板を切り、ビスをガンガン打ち込んでいるのだ。
    「これやっておいてください」
    仕事を与えられ、それを収めるまで、
    何かと格闘しながら親父たちは各自で仕事を同時進行で行っていた。
    ヒロさんに頼るわけにも行かず、
    自分なりにやってみる。
    これは駄目だというときだけ?ヒロさんに助けを求める。
    すると職人ならではの凄い手法でその課題は解決していくのである。

    今日のフリーマーケットに間に合わせるために、
    私たちは夕食も食べず、時刻を忘れて工事を続けた。
    後片付けを終わり、完成という段階になったとき、
    既に時刻は九時半をとっくに過ぎていた。
    いっぱしの職人気分の親父たちは、
    やり遂げた達成感から上がり酒を飲もうということになった。
    Kさんが店を開け、たっぷりと本物のビールを持ち込んでくれた。

    私たちは出来上がったばかりのゆったりルームに胡坐をかき、
    杉の香りに包まれて、しばし至福の時を味わうことができたのである。
    こんな機会を与えてもらった棟梁ヒロさんには感謝・感謝である。

    来週の7月1日(日)がオープンの初日となる。
    私たちが作ったものは、
    これからの山ノ下地区におけるコミュニティールームとなるに違いないと思っている。
    ぜひ皆さんのご利用をお待ちしています。

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  • from: クマさんさん

    2006年06月20日 05時09分39秒

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    さて、出来上がりは


    予定以上のはかどりに、棟梁はご満悦だった。
    私が手伝った部分については、お恥ずかしくてお店できないが、
    とにかく美しい仕上がりに、驚いている。

    ビアぉーアフターである。
    あの空き店舗が、こんな形でリニューアルするのである。
    人は確かに何かを創造するために生まれた動物であるようだ。
    その発想と、段取りと、私たちを使った手際のよさと、
    職人の技を私はヒロさんから学ぶことができた。

    土曜日には6年生の保護者が集まりそうである。
    日曜日、子供たちはオープンに向けてチラシを配布するようである。

    出来上がったとき、山ノ下市場に来た人達がどんな反応をするか。
    私は、今からその驚きと、喜びの声が楽しみである。

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  • from: クマさんさん

    2006年06月19日 22時13分57秒

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    何もいらない。何も足さない。


    帰ってきたら、台所のテーブルにキュウリと茄子がのっていた。
    「Cさんがもってきてくれたんだよ」
    妻に言われて、ありがたくいただいた。
    取って置きの神林の味噌をつけ、
    がぶりと一本○かじり。
    「うまい」素材そのものの純な味わいだった。
    土の香りと、キュウリの青臭い甘さとが口の中に満たされた。
    ボキッという、新鮮ならではの野菜の音も格別である。
    やろう会が育てた、夏野菜たちは、
    親父の愛情と、濃厚な情熱とに育てられたすくすくと育っていた。
    うれしいもんだね。

    何もいらない。何も足さない。

    このキュウリが象徴するように、
    やろう会の活動は同時進行で進められている。
    24日の土曜日には、
    中地区公民館で、中国餃子を作る会が行われる。
    中国からの新潟に移り住んだ人達が4名参加して、
    親子で餃子を作りながらの国際交流である。

    ゆったりルームでは、同日9時から完成に向けての工事が行われる。
    ヒロさんという名棟梁の下、
    弟子たちが集結して、最後のトンテンカンの金槌の音を響かせる。
    日曜日のフリーマーケットでは、
    オープニングに向けてのチラシを配るそうだ。

    そして、畑親父たちは、せっせと畑に通って、
    野菜のご機嫌をとっていることであろう。

    何もいらない。何も足さない。
    そんなそれぞれの生き方が、それぞれで同時進行に行われている。
    それが、今の「やろう会」だ。

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  • from: クマさんさん

    2006年06月18日 15時02分35秒

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    ゆったりルームの工事は進む


    全て踊る木工職人ヒロさんの腕であった。
    土曜日、9時に集まると、既に材料はプレカットされていた。
    段取りは、ヒロさんの頭の中。
    私たちの技量を読んで、担当を決めていた。
    しかし、出来ることは釘を打つことだけである。
    壁の杉のむくのボードを張るための下地作りをみんなで行った。

    何百本の釘を打ったことだろう。
    釘を打つ金槌の響きがゆったりルームにこだました。
    打てば打つほど難しく、
    みんなはそれぞれ失敗しながら、少しずつ腕をあげていくことがよくわかった。

    6年生は、女子5名の参加だった。
    男子がいないところに、現代の社会情勢を象徴するようで面白かった。
    ただ釘を打つ。しかし、これが実に奥深い作業であることがよく分かった。
    だから、打ちながら夢中になり、無心になってしまうのだ。

    踊りの堀川さんがお手伝いにやってきた。
    先日の打ち合わせのとき、興味をもってくれたからだ。
    子供たちが去った午後からは、
    親父たちの出番であった。
    PTA会長のKさんは、工具を片手にビスをどんどん打っていった。

    段取り以上の進行状況に、ヒロさんも驚いていた。
    今、私たちが作ろうとしているものは、ただのお店ではないのだ。
    将来この場所から山ノ下の人達の交流が生まれ、
    コミュニティーの発祥の地となることだろう。

    今、私たちが打っている釘一本一本が、
    次の山ノ下のつながりのための楔となるのである。
    私たちはお店を作っているのであるが、単にお店を作っているのではないのだ。
    広報誌の担当のKさんがわざわざ取材に来たのは、
    この場所の持つ大きな夢に対する期待からだった。

    ヒロさんという、名人の職人がいる。
    子供たちからのオファーがあった。
    予算は「人づくり」ということで県からの予算がある。
    材料費は10万円。
    作業に当たるのは、親父たちのボランティアである。

    通りがかったお年寄りたちが珍しそうにのぞいて行った。
    「何ができんかね」
    「ゆったりルームらと」
    醤油団子の差し入れも温かかった。

    私たちが作ろうとしているルームには、
    そんなお年寄りの会話とお団子がぴったりの場所となるはずである。

    来週の土曜日には完成する予定だそうである。
    ヒロさん、やっぱりあんたは凄かった。

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