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親父たちよ

親父たちよ>掲示板

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  • from: takiさん

    2006年08月31日 00時05分31秒

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    地域に生きる

    こんばんは。takiです。

    今夜は来月の祭りに関して、町内会の重鎮と市場の重鎮との会合がありました。

    我々、若造がどのような発言が許され、どのような話が展開されるのか期待が半分、
    「なんとか風穴を!」と息巻く自分を感じながら参加してきました。

    話は実にスムーズに進み、大枠が決まったところで「お決まり」のアルコールの登場です。
    飲めば飲むほど「歯に衣を着せぬ」辛辣な言葉が行き交うようになり、しまいには
    抱え込んでいたハズの「一物」までを吐き出す輩がでるしまつ。
    やろう会でアルコールを潤滑剤とした「本音トーク」でならされつつある私も本日は
    些か引き気味に彼らの話に耳を傾けるしかない状況でした。

    彼ら(街もしくは商店街の重鎮っぽい彼ら)の話は自ら語る武勇伝と保身のための
    バリア作りにしか聞こえませんでした。

    でもでも、やろう会でおなじみのKさんは少し違っていました。
    今日のKさんはいつも以上にカッコ良く見えました。

    全く話は変わります。
    今晩、我が家の食卓には大量の枝豆がありました。
    娘が「この枝豆、○○さんかがピアノの帰りにくれたんだ♪」と言っていました。
    この「○○さん」は市場の露天のおばあちゃん。
    娘が3年生の時、授業で市場のお手伝いに行ったときにお世話になったのが露天の○○さんです。
    4年生、5年生、そして6年生になった今でも露天の脇を通る娘に声をかけてくれ、
    今日のように枝豆や野菜を「持っていきなぁ」と持たせてくれるのです。

    ありがたいことです。
    枝豆や野菜を分けて頂けること以上に、娘にとってかけがえの無い経験をさせてもらっていると・・・。
    たった1日、しかも僅かな時間に手伝いどころか迷惑になったであろう3年生だった娘。
    それから3年以上もの間、声をかけ野菜を持たせてくれ「おおきくなったねぇ」と
    接し続けてくれる「露天のおばあちゃん」がいる。

    こんな経験が出来る。
    抱え込めずに「一物」を吐き出す元親父がいる。

    生徒の数は少なくとも、こんな人たちと接する事ができる我が家の子供達は幸せなのかもしれません。

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  • from: クマさんさん

    2006年08月25日 21時43分47秒

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    明日は3時起き

    我がサッカー部、山ノ下アズーリは、
    明日から二日間、埼玉遠征となりました。
    ひょんなことから、我が次男について、
    夫婦がこの遠征に参加することになりました。
    3時おきで仕度をせねばなりません。
    夏休み最後の土日、やらねばならぬことが山ほどありますが、
    しばし新潟の地を離れます。

    その時、サッカー部の親父たちも参加します。
    コーチたちは30代半ばと若いので、
    「やろう会」には積極的な参加とはいきませんが、
    嬉しいことに、「やろう会」のスタッフ親父と一緒なのです。

    Oさんは、餃子作りの最初からかかわってくれました。
    キャベツのミンチを作ったのは彼でした。
    子供の発熱が治ったので、参加するという嬉しい電話がありました。
    父親ではサッカーの試合出席率ナンバーワンの人です。
    それだけ、子供が可愛いのだと思います。

    Wさんは、市場を通行している途中に私が呼びとめ、
    ゆったりルームの完成の日の、最後の作業を見届けた人でした。
    ぜひやろう会には参加して欲しい人であるのに、
    忙しさのためになかなか参加できない人でもありました。
    この人の本気は面白い。
    スタッフとして、きっと貴重な存在となると思います。

    Iさんは、中学時代サッカー部の後輩です。
    一見強面で、とっつき難いのですが、
    心はとても繊細で、優しい親父です。
    高校時代はキーパーで鳴らした男で、
    今ではアズーリーの専属キーパーコーチであります。

    そんなこんなで、母親3名と、親父たちとで引率していきます。
    明日の夜は、大宮対川崎のJリーグの試合を観ているそうです。
    きっと親父たちは酔っ払い状態でしょう。
    母親たちに託された子供たちを、
    無事につれて帰ってくることが親父たちの使命です。

    どんな珍道中になるか。
    帰ってきたらここにご報告いたします。

    しかし、よきかな親父たちよですね。
    私は今から楽しみで楽しみでしかたありません。

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  • from: クマさんさん

    2006年08月24日 17時57分17秒

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    「Re:近況報告」
    近況報告ありがとう。
    最近メーリングにもメールがありませんね。
    親父たちは夜市以来お疲れモードで、
    静かに余生を送っているようです。

    >> 会場から帰る時、建物のロビーで彼と会った時「takiさん来年も楽しみにしているよ!」と
    > 私に話しかけてくれました。
    > 私が「それじゃぁ来年はもう少しレベルを上げたヤツを用意しておきますよ!」と言うと
    > 「判った!じゃあ今年より楽しみだね。。」とのこと。

    こうして感謝され、何かの手応えがあるとやる気が出ますね。
    人間は本当に関係の中で活かされていますね。
    ほんの一言でも、感謝の言葉を聞くと嬉しくなります。
    そんな言葉を最近家族にかけていない自分に気付きます。
    心をつなぐための言葉、ちょっと捜してみます。
    >
    > 何事も日々の努力ですね。

    子供と一緒に何かができる。
    羨ましいです。
    最近は、私とは子供たちは距離を置いています。
    繋ぐことと同時に、その煩わしくない間も大切なことと思っています。
    その間合いを今は模索しつつ研究している親父であります。

    きっとtakiさんもそんな日が来るのではないでしょうか?

    夜市やお泊まり会の慰労会をかねて、
    平日の夜に「ゆったりルーム」で夕涼み会はいかがでしょうか?


    >

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  • from: takiさん

    2006年08月23日 22時58分14秒

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    近況報告

    クマさん こんばんは。takiです。
    こちらではご無沙汰しておりました。

    ようやく僅かに涼しくなってきたようで、自宅パソコンの前に座る覚悟が出来ました。

    昨日、勤め先の特約店の比較的年配の方を対象にした「ネットワーク講座(基礎編)」なる
    講座の中の1時間半程度を担当し解説を行いました。

    昨年もほぼ同様の内容を担当したのですが、その時には全く理解できなかった方がおられました。
    その方は非常にまじめな営業マンで、何度かお酒の席でもご一緒していた方でした。
    昨年の講習以降、度々メールが届き商談を進める際の技術的なアドバイスを求められるようになりました。

    そして昨日、彼は私が説明しながら行った実習を難なくこなすまでになっていました。
    内容はそれほど難しいものではなかったにせよ、彼が一緒にパソコンを操作していた人に
    アドバイスしている姿を見て私も嬉しくなりました。

    会場から帰る時、建物のロビーで彼と会った時「takiさん来年も楽しみにしているよ!」と
    私に話しかけてくれました。
    私が「それじゃぁ来年はもう少しレベルを上げたヤツを用意しておきますよ!」と言うと
    「判った!じゃあ今年より楽しみだね。。」とのこと。

    初めてのメニューを子供と一緒に作り、美味しくできた時の気分に似ていました。

    先日の早朝、娘と2キロ程度のジョギングをしました。
    ミニバスのお盆休み明けに備え、娘が私を誘ってきたのです。
    「運動不足解消に」と思い、張り切って走ったのですが翌々日には以前痛めた腰に違和感が・・・。

    何事も日々の努力ですね。

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  • from: クマさんさん

    2006年08月22日 17時17分40秒

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    カウンセリング・マインド

    カウンセリングの研修を受けてきた。
    ミニカウンセリングの演習では、
    実際に聴き手と話し手に分かれて悩みの相談をする。
    聴き手としての傾聴の仕方を学ぶわけであるが、
    これがなかなか難しかった。

    肯くことで相手の話に反応を示す。
    共感的な理解が話し手に安心感と信頼感とを与える。
    時々、相手の言葉をそのまま返して、
    ちゃんと話を聴いていることを意思表示する。
    沈黙はとても大切な場面で、
    その沈黙の時間の中にさまざまなメッセージが隠されている。
    自分を無にして、相手の想いや願いを尊重して徹底的に聴く。

    何度も冷や汗をかきながら演習を続けていた。
    ロールプレーで反抗的な態度の中学生の役をやったときのことだった。
    理詰で説教され、一方的に指示や命令を出す教師役の人の言葉に、
    どんどん心や気持ちが離れていく自分が分かった。
    「話なんかするものか」と、
    だんだん頑なに拒否し、相手を怒らすような言動をするようになる自分がいた。
    「うざい」「うるさい」「むかつく」
    こうした言葉で表現されるであろう感情が私の心に生まれた。
    それは、中三の息子の感情ではないだろうか。
    教師は関係作りを求めながら、信頼関係をどんどん崩していくのだった。
    親子も同じだなぁと、私は父親として寂しくなってしまった。

    カウンセリングでは、そんな頑なな相手の心を溶かすことが重要なかかわり方である。
    話したくない相手に、いかに話をさせていくか。
    それは聴き手と話し手の信頼関係(関係作り)にかかっていると思う。
    二度目のロールプレーでは、全く正反対の教師が聴き手となった。
    「ご飯食べてきた」「最近疲れていない」「あなたのことがとても心配よ」
    こんちきしょうと思って席に着いた私は、
    その言葉を聴いてぐっと来てしまった。
    不覚にも涙が出そうになった。
    疑い・指示・命令・脅威には「反抗」であろう。
    しかし、優しさや共感に対しては、
    果たして人間はどんな反応を示すのだろうか。

    その機微が実に難しく、人間関係のポイントではないだろうか。
    人は育てられたように育つ。
    人はされたように人に返す。
    作用と反作用の関係は、人間関係には必ず存在する。
    まだまだもやもやとしているが、
    親子での関係作りも、もっと親は意識して行わねばならぬと改めて思った。

    それは夫婦にも言える。また、自分の父や母との関係にも言える。
    そして、職場での人間関係にも言えることだと思う。
    カウンセリング・マインドを、私は相手からいつも求められているのではないだろうか。

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  • from: クマさんさん

    2006年08月21日 21時38分51秒

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    いろいろとあらぁな

    土曜日の2町内バーベキューは主催者としては大成功と思っている。
    樋口さんの焼肉の旨かったこと。
    かき氷は今年度から始めたが、子供たちには大好評だった。
    ビンゴゲームには、どこにこんなに子供たちがいたのかとおもうほど、
    たくさんの子供たちが集まってきた。
    確かに、いろいろと問題点はあったとしても、
    10年来始めての反省の文書も出された。
    私たちは当たり前の段取りで、当たり前のイベントをやろうと思った。
    それなのに、たくさんのハードルがあったのは、
    これまでは当たり前の手順を踏まなかったからだと思った。

    Wさんが独りで自己犠牲のもと、3町内の面倒を見てきた。
    我が大山町の会長いわく、
    「俺は何にも知らない。勝手に若い者がやっているのだから」
    何だか、こんなにみんなのために苦労している人が報われないコメントだと思った。

    それにしても、10年以上やってきて、
    こうして育成部の部員が集まって協議することが始めてのことであった。
    その事実には驚いてしまった。
    古き懐かしき日本の企業社会であったのだ。
    情実・しがらみ・命令・
    いつの間にか一部の独立先行の人の活躍で難なきを得てきて過ごしてきた。
    それなのに、そのバーベーキューに参加した皆様は、
    誰がどんなに苦労しているかは、まったく眼中にはないのである。

    肉が足りない。
    どうして、焼きそばが少ないのか。
    もっと食べたいのに、どうして肉がなくなったのか?
    いろいろと文句はあるだろう。

    それでは、土曜日の1時からこの機材を何箇所も回り準備して、
    あの36度の酷暑の中で設置して、
    3時から現場の会場を滞りなく設置して、
    5時には皆様に楽しんでもらうために、
    4時過ぎから焼きそばを作り、肉を焼いた。

    汗だくで、間に合わすために、とにかく頑張ったスタッフだった。
    しかし、肉が足りない。
    焼きそばがどうだ。もっとこうして欲しい。
    そんな声が聴こえてきたら、やってられないよなぁと思うのは当たり前だろう。

    スタッフは精一杯の状況。
    スタッフに出す24本の雑種ビールに対しても批判を言う人がいる。
    お客さんのように当然のように席に座り、
    文句だけはしっかりと言っていくおばあちゃん、おじいちゃん。
    それなのに、何の手伝いもせずに、
    時刻になったらさっさと帰っていくのである。

    「ありがとね」
    「おいしかったよ」
    「また来るよ」
    そんな労いの言葉も一つもなかった。

    何か勘違いしているぞ。
    何か間違っているぞ。
    私は、そんな意味で腹が立ち、そして、諦めた。

    それは、これまでの先輩たちのやり方に問題があったからなのだ。
    いろいろとあらぁな。
    来年度は、私は補導部を引退させてもらう。


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  • from: クマさんさん

    2006年08月19日 06時50分32秒

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    ゲド戦記を観た

    物語の初めに、父親である国王は主人公である少年によって殺される。
    父親殺しから、長男の人間としての旅立ちが始まった。
    父は国王として国民から信頼され、尊敬される人物だった。
    しかし、思春期を迎え、
    魂と肉体との均衡を保てなくなった少年にとっては、
    訳もなく倒さねばにらない大人となってしまったのだろう。

    彼は一人で旅に出た。
    砂漠の中で狼たちの群れに囲まれる。
    闇の影はこうした孤独な少年の魂に襲いかかってくる。
    少年は自分でも知らぬ内なる恐ろしい力でこの狼たちを撃退する。
    偶然それを観ていたハイタカ(ゲド)は、
    この少年に一緒に旅をしようと誘うのだった。

    魔法使いから大賢者になったハイタカは、
    少年にとっては一人ぼっちの人生の案内人となる。
    人間の欲望と野心の渦巻く大都会で、
    恐ろしい麻薬に手を出しかけた彼を厳しく叱り、
    影の世界に入り込むことで、
    人間であることの尊厳を失わぬようにとハイタカは諭すのだった。

    人間としての尊厳とはいったい何だろうか?
    少年は、孤独で、不安で、自分が分からず、
    何も見えない将来に怯えていた。
    少年は一人であったが、一人では生きられない弱く、愚かな存在だった。
    本当の自分探しの旅に出ながら、
    本当の自分から逃避していた。
    本当の自分(本当の名前)で呼ばれることをひどく恐れていた。
    なぜならば、本当の自分になったとき、
    自分で決断し、自分の生きる道を己で選択しなければならないからだ。
    大人になるのに、あと少し年(経験)が足りないのだ。
    だから、彼は少年と呼ばれる。

    ハイタカは、世界の均衡が破られ始めている原因を見極めようと一人で旅をしている。
    小さな畑を女で一人で守っている彼女は、逞しく農民として生きていた。
    テルは両親から捨てられた一人ぼっちの女の子であるが、
    自分を守り、一人ぼっちの心の戦いの中で生きていた。
    少年が出会った三人は、一人ずつ生きている三人だった。
    一人であること。
    それも、まっすぐに光の中で一人で生き抜くこと。
    それが、人間の尊厳なのではないだろうか?

    それでは、少年にとってその眩しいばかりの強さや逞しさの輝きとは、
    いったいどうやって人間は手に入れることができるのだろうか?

    それは、この三人の生き方が象徴しているのかもしれない。
    一人であること。
    光の中でまっすぐに生き続けること。
    心の戦いを戦い続けること。
    そして、いつも希望をもつこと。
    そこに人間が人間らしく生きることの尊厳があるのだ。

    この生き方の全く正反対の生き方が、影なのだ。
    クモという魔女が象徴するように、
    影の中を歩くことの誘惑が少年を迷わせ、
    ハイタカに刃を突きつけさせた。
    まるであの父親殺しの場面のように。

    光と影との絶対の違いは何かと考えてみた。
    それは、光は人の命には終わりがあることをあきらめていることであり、
    影は、不老不死を求め、限られた命から逃避しようとすることではないだろうか。

    テルの一言で、少年はクモとの戦いに突き進んでいく。
    「命は誰かのためにあり、
    その限られた命を誰かに繋げていくことが生きることなの」
    実は本当のセリフを忘れてしまった。
    こんな意味だったと思う。
    これは、「日本沈没」(これほど感動して泣けた映画は最近なかったなぁ)のテーマと同じだった。
    人間の尊厳。
    それは、限りある命をどう使うかなのだ。

    生かされているから命はある。
    助けられ、育てられているから命はあるのだ。
    一人で生きてきたわけではない。
    おかげさまの中で生きている。
    それを、ありがたいと感じるか、迷惑なことと感じるか。
    十代の頃、私は家出をしたかった。
    この命の使い方が分からず悶々としていたからである。
    影に憧れ、体制に戦いを挑んだ。
    光の道は私の生きる道ではないと信じたかったからだ。
    アウトローという言葉に憧れ、孤独の闇のどん詰まりだった。

    命の使い方が分からなかったからだ。
    命の使い方。
    それを使命と言う。

    少年は、三人の人間と出会って自分の命の使い方が分かった。
    そこで、心と魂との遍歴は終わるのである。
    ただし、平安の中でけっして人間は命の使い方と出会わぬのである。
    孤独で、辛く、切なく、どろどろの青春の旅。
    そんな魂の遍歴を経ない限り安住の我が家へは帰れないのである。
    願わくば、そんな孤独な旅にハイタカのような賢者の道案内人がいてくれたら、
    平凡に単純に生きて働くことの喜びを感じさせてくれる人と出会えたら、
    そして、テルのように美しい魂の同志(女性)がいたら。

    命をどう使うか。
    一人一人にはミッションが与えられてあるはずだ。
    それが本当の自分である。
    その本当の自分に出会うまでの長い長い戦いの日々を戦うことが、
    実は人間の尊厳なのではないだろうか?

    この映画の題名を思い出してもらいたい。
    「ゲド戦記」
    ハイタカは、少年であり、少年は、ハイタカであるのだ。
    私たち一人一人はこの世界で自分自身の魂の「戦記」を書ききらねばならぬのである。

    偉大なる父を葬った少年は、
    孤独なる「ゲド戦記」によって、
    アニメ界の偉大なる父になるのである。
    これは、高畑自らのために描かれた映画なのだと思った。

    私はゲド戦記を観た。




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  • from: クマさんさん

    2006年08月18日 10時21分17秒

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    祝 4万人突破

    昨日突然我が家のブレーカーが落ちた。
    クーラーのせいであった。
    パソコンも一気にクールダウンし、助からないと思ってしまった。
    何とかリカバリーして難無きを得たが、
    心臓が止まる想いだった。バックアップを怠らぬことである。

    さて、そんな最中に4万人を突破したことが今朝分かった。
    ただ今40110名でカウントされている。
    ありがたいことである。
    こんな親父の呟きを、ちゃんと聴きに来てくれるひとがいるのだ。
    何よりもそうした知らない人達とここで繋がっていることの不思議さを感じる。

    親であったおかげで「親父」の悲哀を味わうことができた。
    保護者であったおかげで、たくさんの親父たちに出会うことが出来た。
    それは全て生まれてきてくれた子供たち対する感謝である。
    子供がいなければ、親にはなれなかった。
    そんな当たり前のことに気付いた今日この頃である。

    明日は、2町内合同のバーベーキュー大会である。
    70名近くの親子が集まる予定である。
    Cさんの孤軍奮闘にはいつも頭の下がる思いがする。
    用具一式・食品の注文・用具の運搬等、
    大勢参加するイベントには、それなりの準備が必要だった。
    町内会のイベントには参加するが、その役員にはなりたくない。
    私もかってはそういう人であった。
    町内の若い親父やお母さんはそんな思いだと思っている。

    しかし、6年前、私は町内会の補導部となり、補導部長となった。
    末広連合の祭りにも積極的に借り出され、
    いつの間にか太鼓の担当となっている。
    そのおかげさんで、たくさんの人達と出会い、楽しく語り合った。
    そのネットワークが今に活きている。
    家庭の中に閉じこもるだけの住人であったら、
    町内会に参加している恩恵は少なかったと思う。
    それは、2年前までのCさんも同じだった。

    とかくプライベートの楽しみと家族での動きを優先しがちだ。
    それでよかったと若い頃は思っていた。
    しかし、10年スパンでこれからの将来を考えると、
    この町を住みよい町にすることが大切なのではないかと気付き始めた。
    住みよさっていったいなんだろうかとも考えてみた。
    すると、知り合いがたくさんいて、お互いにつながり、
    助け合える関係がある町ではないかと思った。
    安心な町・ほっとする町・安全な町・楽しい町・心豊かな町
    どうせ人は一生なのだ。
    ここが住処ならば、ここで楽しく豊かに生きたいではないか。

    そんな町を作るための第一歩は、こうした地域コミュニティーへの積極的な参画なのである。

    こんなちっぽけな親父の呟きを聴いてくれた4万人の人達も、
    きっとそのことの大切さに気付いた人達だと私は思っている。
    同志の皆様、ありがとうございます。
    これからも親父を励ます意味でも、この掲示板を訪れてください。

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  • from: クマさんさん

    2006年08月15日 09時32分52秒

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    達成感と成就感


    昨夜は我が家でバーベキュー後、
    急遽陸上競技場へ行き、オシムジャパンの練習を見てきた。
    次のワールドカップの若いメンバーたちを、
    オシムはコーチ陣を交えて指導していた。
    ビブスの色は多彩であった。
    ボール回しが早く、展開が実にスピーディーであった。
    繋ぐためには、3つ4つ先にこのボールをシュートする選手が必要なのだ。
    1のボールの動きから、5や6の展開を予想して連動して動くこと。
    それがオシムの求めるサッカーであり、
    「やろう会」のメンバーの求めるチームワークだと思った。

    ホテル新潟に選手が泊まっているとの情報があり、
    追っかけよろしくホテルに直行。
    近くのコンビニでノートとマジックとを買って待っていたら、
    新潟交通のバスが到着。
    バスに駆け寄ってみると、何と降りてきた選手はイエメンの選手たちだった。
    とにかく子供たちはサインをもらい、私は握手をしてもらった。
    「イエメンの人達とても優しかったね」
    とにかく子供たちは大感激だった。


    全日本の練習を見て、その後対戦相手の選手のサインをもらう。
    絶対忘れられない一夜となった。

    さて、忘れられない一夜といえば、夜市の夜のことである。
    未だに余韻が心に残っている。
    それは、見事なチームプレーで成果をあげたおかげだと思っている。
    たった一日の出来事だったが、
    私にとっては決して忘れられない一夜となった。

    全てが終了してほっと一息をついているスタッフの笑顔に、
    みんな同じ思いでこの時を過ごしたことがよく分かった。
    私たちはほんのささやかであろうとも、
    この達成感と成就感のために、
    何かを賭けて活動しているのかもしれないと思った。
    「おいしかったよ」「はじめて食べました」
    「買えなくて残念でした」「来年はもっと早く買いに来ます」
    そんな一言一言が疲れを癒した。
    そして、山ノ下の人達の心に種をまいたこともよく分かった。
    「来年はあっという間に売り切れるぞ」
    そんな嬉しい予感が今もしている。

    「よしはら」で家族全員を招いての慰労会も楽しかった。
    チームワークと連携した自主的な動きこそ、「やろう会」の本分である。
    それは、全日本でオシムが今目指しているサッカーでもあった。
    そして、必ずゴールをあげるところに「やろう会」のすごさがあるのだと思う。

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  • from: クマさんさん

    2006年08月14日 06時15分08秒

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    水餃子プロジェクト 1500個を作れ


    水餃子の販売には一つの大きな障害があった。
    実は、事前に冷凍し、当日作った分と合わせて1500個を目指したのだった。
    しかし、冷凍は使わないという方針が出され、
    一時、この水餃子は暗礁に乗り上げた。
    当日、皮とアンを作り、どうやって1500個を間に合わせるのだろうか?
    打ち合わせの時、私たちはこの条件に頭を抱えてしまった。

    ただし、一つだけはっきりしていることがあった。
    それは、Oさん夫婦の水餃子での中国の人達との国際交流の目的だった。
    私たちはただ水餃子を作って、販売することが目的ではないのである。
    水餃子という中国の文化を山ノ下の人達に理解してもらうと同時に、
    中国の人達との交流の場を、この水餃子を通して作りたいのだった。

    その信念がOさん夫妻にはあった。
    「水餃子で行きます」その熱意には親父たちも心動かされた。
    「やりましょう」この水餃子実現の背景には、
    そんなドラマも隠されていたのだ。

    実現するためにはプロジェクトを組まねばならない。
    Oさんは、東京や山形から中国の仲間を招集した。
    当日の夜中2時に新潟に到着した家族もあった。
    中地区の公民館の和室を借りて、そこを子供たちの遊び場にした。
    調理室では、皮の生地作りから始められ、
    中身のアンもてきぱきと作られた。
    それは、この餃子作りは、
    中国の人達にはごくごく当たり前の作業だったからだ。

    黙々と私たちの手から小さな餃子が作られていく。
    参加した日本人の親父たちは、みんな無言で皮と格闘していた。
    食べるものを作ることの楽しさと、
    その技術の奥深さとに、いつの間にか心を奪われ、集中したためだった。
    プロジェクトの目的は、1500個以上である。
    昼食においしいカレーを食べてから、
    とにかく餃子の皮を作り、アンを包み続けた。

    3時近くになってから、いよいよ運びが始まった。
    数えてみたら確かに1500個は越えていた。
    人間の力の凄いことよ。
    私たちは、この業を成し遂げた中国の人達の熱意に感動させられた。

    そして、障害を克服し、このプロジェクトを達成させた、
    Oさん夫妻の行動力と本気とに心を打たれた。
    確かに、水餃子を通して、心の国際交流はできたと思う。
    何よりも私が感じたことは、
    中国の人達の仲間を家族のように大切にするその優しい心だった。
    仲間の危機に駆けつけた人達の心は、
    何よりも尊いと私は感じた。

    水餃子のあの旨みには、そんな想いがいっぱい詰まっていたのである。

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