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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2010年06月30日 06時56分53秒

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    これがサッカーだ

    岡田ジャパンが負けた。
    PK戦まで持ち込み、そして負けた。
    ベスト8への壁の高さを感じた。世界水準とは、すごいものだ。
    パラグアイであることは、日本にとっての大きなチャンスだった。
    善戦。全力攻守。全員サッカー。しかし、1点が入らない。
    心を一つにしたチームワークで勝ち上がって来た日本だった。
    予選リーグでのまさかの2勝。
    それを予想した者はいただろうか。

    「これがサッカーだ。」
    この言葉が心にしみるWカップでもあった。
    それは、「これが人生だ」という言葉に置き換えられる重みのある言葉だからだ。
    一瞬先に何が起こるか誰も予想できないのだ。
    後から考えれば、「どうしてあの時・・・」
    「何故あんなボールを・・・」
    とは、誰でも言えるのだ。
    流れの中で、そのボールには天使か悪魔の意思が宿り、
    予想もつかぬ展開を見せてくれる。

    最後には、どちらかが勝利の歓喜の中にあり、
    どちらかが、失意と挫折のどん底を味わっている。
    「これが人生だ」
    人がサッカーに夢中になるのは、
    その90分間の中にある人間ドラマに感動するからだ。
    試合の流れに一喜一憂しながら、集中力を切らさず声援を送る。
    声援を送る私たちの心も一つになる。
    逆境の中に選手があればあるだけ、逆転の勝利を信じて声援のボルテージが上がる。
    得点をした瞬間は、サポーターも歓喜の嵐である。
    「これが人生だ」

    延長とPKを含めて3時間余りの死闘であった。
    日本中をこれだけ夢中にさせた岡田ジャパンのサッカーとは、
    私たちにとっていったい何であったのだろうか。
    一つだけ言えるのは、このWカップではもう日本戦を観られないとということだ。

    何か凄い夢や希望を与えてもらえた気がする。
    「それが人生だ」
    つまり、予測がつかないドラマであり、
    その運命を司っているのは天使であったり、悪魔であったりする。
    時には、勝利に歓喜し、時には失意と絶望のどん底に落とされる。
    しかし、戦っているのは独りではなく、
    家族や友や同僚が、実はその人の人生に対して声援を送っていたりする。
    それは、「生きる」ことへの信念であり、希望であり、時には信仰であるかもしれない。
    戦いは日々の生活にある。
    私たちのピッチは、ここなのだ。

    さて、「それが人生だ。」と明らめて、今日を生きよう。
    そして、「日々のゲームを楽しもう」
    自分を信じて、独りではないことを信じて、まっすぐに生き抜こう。
    私の人生の制限時間は、私自身分からないのだ。

    ここまで書いて来て、思い出した名映画がある。
    「孤高のメス」それは、人はいかに生きるべきかの信念と真実の映画だった。

    岡田ジャパン、ありがとうございました。
    おかげさまで「生き抜く力」を得ることができました。
    素晴らしい生き様を見せていただきました。
    それは一つの名画でした。

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  • from: クマさんさん

    2010年06月29日 05時55分53秒

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    プチバス旅行の勧め

    連日Wカップのため、生活リズムが乱れ、寝不足が続いている。
    まだベスト16であるから、
    これからも試合は続くのだ。
    本日、いよいよ日本が試合する。
    相手は強豪パラグアイだ。
    11時から応援するためには、私はその前に睡眠をとる必要がある。
    サッカーを観ない人たちにとっては、
    何でそこまでと思われることだろう。
    これはサッカーファンのWカップにおける業のようなものなのだ。

    土曜日に「水と土の芸術祭」の企画で、バス旅行に参加した。
    行先は、上堰潟と巻の福井だった。
    その案内を新潟シティガイドのSさんが担当してくれた。
    私は福井のまち歩きに同行させてもらい、
    彼のガイド魂と熱意とを直接学ばせてもらった。

    60代後半だろうか。髪は私と同じ白髪である。
    自分から福井の歴史に興味を持ち、足しげく通い、集めた情報は一級品だった。
    何よりも歴史の本には書いていない生きた裏情報が満載なのだ。
    立ち止って聴く、その話には思わず引き込まれてしまった。

    北国街道の良寛の石碑。
    斎藤家を家事から守ったタブの老木。
    蛍の里である矢垂川を守った福井の人たちの物語。
    米百俵の峰山藩が福井の隣の集落であったこと。
    明治維新後に藩主は教員として新潟県の教育を支えたこと。
    とにかく博識なのだ。そして、勉強をしているのだ。

    自分で聴きとり、集めた情報であるから、血が通っている。
    情報の名の通り、生きた「情」を伝えるのがシティガイドの役割なのだ。
    まいったなぁと心から感服した。
    聴く私たちが感動しているように、
    説明しているSさんもとてもとても楽しそうなのが印象に残った。
    歴史好きの私にとってのライフワークは、やっぱりこれだと、
    今回の旅行を通して改めて想ったものだ。

    また、不思議な出会いもあった。
    私が10年前に「王瀬の長者」の脚本を書く時に参考にさせてもらった資料の作者と出会えたのだ。
    恐る恐るその女性に声をかけたら、やっぱりそうだった。
    演出家のSさんのことも知っていた。
    世間は狭いものなのだ。

    じょんのび館で温泉に入った。
    残念ながら越後ビールは午後5時までだった。
    すぐ近くの「峠の茶屋」に入ったら、鹿肉焼きがあった。
    ここのお婆さんは、堀川久子さんの大ファンだそうだ。
    またここで点と点とがつながった気がした。

    神社湧きの大きな池は、整備したら素晴らしいトンボ・ビオトープになるだろう。
    福井のゲンジボタルの輝きは永遠に守り続けねばならぬだろう。
    斎藤家での「朝ごはん」は大切な人間らしい生き方の一つだろう。

    実は、7月からこのようなプチバス旅行がたくさん計画されている。
    新潟交通クレヨンの企画である。
    改めて「新潟市」を別な視点から観光することもよいことだと帰りのバスで想ったものだ。
    この郷土の歴史に対する視点も、私の業の一つなのだ。

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  • from: クマさんさん

    2010年06月28日 08時30分55秒

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    赤ちょうちんは灯台の光

    なじら屋が順調だ。
    先週の飲み会の帰りに寄ったら、満席状態だった。
    Cさんは、せっせと働き、話す暇もないほどだった。
    あれだけ痩せなかった男が、何と1週間で5キロも痩せていた。
    それだけハードで充実した生活をしていることなのだろう。

    カウンターの隣には、末広連合の面々が飲んでいた。
    何やら怪しい会合の後らしい。
    奥の小上がりには、臨港町の祭り関係の若者の集いだ。
    飲んでいる内にどんどん人数が増えている。
    気軽に歩いて来れる場所にあるからだ。
    「飲んでっけ、ちっと来ねけ」
    そんな誘いで人が集まる。

    このなじら屋の特徴は、何と言ったって「旨さ」である。
    野菜は自分たちが経営する農場からの採れたて新鮮野菜である。
    やみつきキャベツの味は、本当に病みつきになる旨さである。
    また、豚串一本一本が肉の場所によってこんなにバリエーション溢れる味わいであるとは、
    それは食べた人の驚きである。
    特に、串カツは絶品である。
    ジューシーな肉のうまみもさることながら、
    その間を演出する玉ねぎの甘いこと、旨いこと。

    「素材の味を食べる店」まさになじら屋はそんな店なのだ。
    何よりお客を驚かしているのは、その値段設定である。
    200円のオンパレード。
    「もう少し経ったら値上げすっよ」とCさんは笑っていた。
    この儲けを度外視した奉仕の心が、
    山の下を愛する面々を惹き付けるのである。
    「自分のためでなく、みんなのためにこの店はある。」
    その信念が、この店から感じられるのである。

    若者三人と看板娘二人。
    なかなか息のあったチームワークである。
    勘定を頼んだら、確かに「千べろ」だった。
    Cさんはこれからも痩せることだろう。
    私は、串カツのおかげで肥ることだろう。
    市場のど真ん中に出来た、アットホームな居酒屋は、
    確かに私たち飲兵衛の居場所になった。

    難破しそうな飲兵衛たちは、
    あの赤ちょうちんの灯台の光を頼りに、今夜もこの店に帰港するのだ。

    お店の皆さん、山の下の飲兵衛のために、くれぐれも健康に留意してくださいね。

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  • from: クマさんさん

    2010年06月26日 09時21分36秒

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    JAZZはいかが


    今朝も起きても寝不足だ。
    奇跡の試合のおかげさんで、金曜日はぼろぼろの状態だった。
    夕方は睡魔に襲われ、それを払いのけての仕事だった。

    その夕方に、沼垂の鳥八でTさんと飲んだ。
    沼垂を離れてからも、こうして呼んでいただけることはありがたかった。
    私の尊敬する幻のPTA会長だった。
    「沼垂さくら祭り」「栗の木川の夕べコンサート」の実行委員長である。
    地域コミュニティーとしても中心になって精力的に活動している。
    ある時代、共に活動してきた同士でもあった。
    彼も白髪、私も白髪。
    白髪頭が向かいあい、鳥八の旨い唐揚げと鳥餃子を食べながら、
    話し合いが進められた。

    「栗の木川の夕べ」は、8月の最終日曜日に、
    栗の木川の水と緑の広場で開催される。
    この企画を始めた人がTさんだった。
    今年で第7回となる。
    初回が堀川さんの踊りだった。
    彼女が雷と土砂降りを晴らした妖力には参加者全員驚いた。
    文楽人形と堀川さんの共演もあり、
    この2年間はJAZZがらみのコンサートが行われてきた。
    知る人ぞ知るコンサートなのである。

    昨日の飲み会は、その企画の相談だった。
    私は、「JAZZコンサートをぜひお願いします」と彼に伝えた。
    新潟JAZZフェスティバルが年2回古町を中心に開催される。
    二日間は、古町がJAZZのまちとなる。
    私は毎年楽しみにして、ジャズフラッシュや音文へ出かける。
    どの会場もいつもいつも満員であり、
    時には会場に入りきらぬこともある。

    その野外コンサート版を、このリバーサイドの舞台でやりましょうということなのだ。
    出演は、地元のJAZZバンドをお願いする。
    かがり火をたき、音響は一流のセッティングで舞台を盛り上げる。
    照明は演劇関係のスペシャリストが担当する。
    大人のための「KURINOKIリバーサイドJAZZフェスティバル」
    いかがだろうか。

    さっそくそれで行きましょうと、今日Tさんは動き始める。
    地域社会で何かが起きるためには、
    それを企画し、推進する人が求められる。
    そうした意味では、沼垂地域は人材の宝庫なのだ。
    「やろて」の一言で、また侍が何人か集まって来る。
    その侍たちとの固い絆がTさんの底力なのだ。

    この夢、ちょっとでかい。
    私も本気で取り組むつもりだ。

    唐突ですが、yuccaさんの素敵な写真をご覧ください。

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  • from: クマさんさん

    2010年06月25日 05時53分45秒

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    ブラボー岡ちゃん

    やったぜ。何なんだ体が震えるこの感動は。
    ペナルティーキックを決められた後、
    それからも日本は攻め続けた。
    デンマークのトップ4のパワープレー。
    その裏を本田は狙い、攻撃の手を緩めなかった。

    残念ながら新潟の星である矢野は登場しなかったが。
    3点目のシュートに、日本チームの素晴らしさを見た。
    本田が得点を決められたのに、
    彼はディフェンダーとキーパーを引きつけながら、
    最期の瞬間に岡崎にゆるいパスを渡した。
    「俺も入れる。お前も入れろ。」
    二人はそんな会話を試合前にしていたそうだ。

    ラスト2分。それでも日本はボールをキープしてシュートにつなげた。
    そのしぶとさと逞しさとに、日本チームの成長を見た。
    このチーム、世界水準なのだ。
    そして、チャレンジャーであるから、まっすぐにゴールに向かって戦える。
    そんな爽やかさと一途さがこのチームからは感じられた。

    あのトルシェが「岡田監督の采配にブラボー」と語っている。
    笛が鳴った瞬間。日本中が歓喜したはずだ。
    我が家の声援は、大山町内にこだましただろう。
    「クマさんの声で得点が入ったことがよく分かる」と、
    斜め向かいの親父に言われたことがある。
    ただ、ここで噛みしめる勝利の味には、
    本田の言うように、ここからだという想いが混ざっていた。
    「ベスト4への道は開かれた。」

    あの選手一人一人の瞳の輝きから、その夢が確かに感じ取られた。
    パラグアイを撃破するんだ。
    「体をはって、泥臭く行きます」長谷部の言葉に、今のチームの魂を感じた。
    一つになった強さ。その感動が、私の魂を震えさせたのだ。

    「もっと嬉しいと思うと思いました」
    この本田の言葉を忘れない。
    やりきった男だから言える言葉だと思った。
    世界水準の日本は、優勝への道をこの瞬間から歩きだしたのである。

    この試合。この選手たち。
    そして、この5時30分は、日本のサッカーにとって新たな伝説となったはずだ。
    私たちは、その伝説が生まれる瞬間に立ち会えたのだ。

    これから、私も次の試合に向けて走ることにする。
    連日6キロのランニングも、全ては全日本のためなのだ。
    ガンバレ日本。ありがとう日本。ブラボー岡ちゃん。

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  • from: クマさんさん

    2010年06月25日 04時28分05秒

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    前半2対0

    起きてるかい。観ているかい。
    ゴーーーーーーーーール。
    あの本田のフリーキックは、あの瞬間伝説となった。
    遠藤の職人技には、感動のボルテージは最高潮に達した。
    前半を2対0で折り返すとは、誰が予想したことだろう。
    全てが、サッカーのなせる技なのだ。

    劣勢を言われながらも、セットプレーをチャンスと捉え、
    そのチャンスをものにした日本の集中力と精神力。
    ボールを自由に回されながらも、しのぎ続けた結果である。
    後半は、相手のディフェンダーの裏を突くボールが得点を生むはずだ。
    両サイドバックの動きが試合の流れを変えると予想する。

    30分からは、矢野が投入される。
    高さとフィジカルの勝負となる。
    彼ならば高い位置でのDFが可能だ。
    デンマークは後半一気にカウンターで攻めて来るだろう。
    サイドアタックからの、ベントナーのヘッド。
    それを燃える闘魂川島がセーブする。

    デンマークが前がかりになった時が日本のチャンスだ。
    岡崎の投入。
    矢野が楔となり、大久保へ、そしてフィニッシュは岡崎のダイビングベッドだ。

    ガンバレ日本。
    後半は2得点だ。
    決勝トーナメントが見えたぞ日本。

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  • from: クマさんさん

    2010年06月24日 06時02分23秒

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    全てのものは消えゆく運命だ


    何も言わない。ただ祈るのみだ。
    日本にとっての運命の一戦が今夜深夜に迫っている。
    日本中が3時にはテレビに向かうことだろう。
    それがWカップとサッカーと言うスポーツの凄さなのだ。
    デンマークには、勝つと予想している。
    引き分けを想定した守りだけの試合は、
    オランダ戦で学んだ通り、世界水準では勝てないのである。
    戦術を越えたサムシングは、選手の闘志と勝利への貪欲な想いである。
    それは、国民全体の悲願でもある。

    3時、素面での応援となる。
    それが少しだけ心残りである。
    ブブセラ親父としては、やっぱり魂を燃やしきるアルコールが欲しいのだ。
    しかし、仕事が・・・。
    まずは今夜は9時には就寝し、
    サポーターとしての体調を万全に整えることだけ考えよう。

    最近、古町のことが話題に登ることが多くなった。
    大和の閉店が、いよいよ明日に迫った。
    悲しいことである。
    私たちの世代の子どもの頃の思い出は、百貨店・デパートと直結している。
    ここには、高級なものがあり、世界があり、夢があった。
    「新潟に行く」という日には、着て行く服まで違ったものだった。
    大和の食堂では、お子様ランチを食べたものだ。
    どういうわけか国旗が立ち、プレートの横に玩具があった。
    クリームソーダのメロン色がとても懐かしく思い出される。

    そんな大和に日曜日に妻と出かけた。
    凄い人出であった。
    売り場には人が集まり、レジには長い行列が出来ていた。
    昭和の時代の活気が戻った気がした。
    しかし、よくよく見ると御高齢な人たちが多く、
    大和らしいなぁと思ってしまった。

    子どもたちが幼いころ、自分たちがまだ現役の若い頃、
    この大和の売り場や、食堂や、エスカレーターやエレベーターに、
    その思い出がしっかりと染みついているのである。
    食堂では、高齢な男性が杖をテーブルに立てかけて、
    独りでラーメンを食べていた。
    そのもの想いにふける横顔がとても心に残った。

    時がたてば、この場所が消え、彼の思い出も消え、彼自身も消えて行くのである。
    無常の風はここにも吹いていた。
    66年間の時代が明日で幕を下ろす。
    それならば、もっと早くこの百貨店にお客は戻ってくればよかったのに・・・。
    大阪の食い倒れタロウの例があり、北光社の例がある。
    そして、一度消えたものは、
    Wカップのように4年に一度復活することは決してないのである。

    人の心は熱しやすく、冷めやすい。
    だから、今に夢中になって燃えるのかもしれない。
    全てのものはしょせん消えるものだ。
    今夜の日本戦も、その運命は変わりないのだ。
    「消えるから愛おしい」

    思い出の道具を一つ。

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  • from: クマさんさん

    2010年06月23日 05時23分59秒

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    我が家のWカップは

    韓国が2点を入れて逆転をした。
    さすがに攻撃力があり、底力のあるチームは違うと思った。
    仕掛ける技一つ一つのプレーが光っているのだ。
    現在の時点ではギリシャ対アルゼンチンは引き分けのため、
    韓国のグループリーグ突破が決まりそうである。
    しかし、サッカーだ。
    残りまだ30分近くある。ロスタイムでも一気に逆転されることもあるのだ。

    明日の深夜は、いよいよデンマーク戦である。
    韓国と比べると、日本チームには逞しさと強さが足りない気がする。
    デンマークは、絶対に負けられない試合である。
    日本にとってはWカップの成果を賭けた一戦となる。
    そう考えると、あっという間の4月からの3か月だった。
    あれだけ楽しみにしていた一戦が、いよいよ明日の深夜なのである。

    月日のたつのは、本当に早すぎる。
    その間、私は何をしていたのであろうか。
    毎年、1年間の大仕事を自分に課して新年度に臨んでいる。
    昨年度は、「王瀬の長者」の劇とぷれジョブ1年目であった。
    ある会で東地区の代表になったので、その仕事もあった。
    そういう意味では、目標をもって突き進むと、
    節目節目での自分の成長と成果とがはっきり分かるのだ。

    何かを為したい。
    それは、自分自身の生きた証になる何かでもあった。
    今年度は、そうした何かを自分には求めないようにしていた。
    それは、長男と次男との受験の年だからである。
    彼らが人生の岐路に立ち、
    Wカップで戦うジャパンのように、大事な一戦を控えているからである。
    次男は、全くその一戦に対しては、無欲で無為であるが、
    長男は、予備校に通い、めきめきと大人になって来ていることがよく分かる。

    親として、そうした二人のために出来ることは何だろうと、
    暇人親父は考える。
    私にはやりたいことがないわけではないのだ。
    祭りに備えて「笛」と「太鼓」とをマスターしたい。
    合唱団に所属してマーラーの復活を歌いたい。
    ゴスペルグループで歌を歌いたい。
    15年ぶりに「書道」を習いたい。
    絵手紙を本格的に習いたい。
    音楽では、ギターかベースを習いたい。
    とことん映画を追っかけたい。
    演劇の脚本を一本仕上げたい。等等・・・・・。
    実は、やりたいことだらけなのである。

    そうこうするうちに、ナイジェリアが1点を返して同点になっている。

    では、どうしてその内の一つでも挑戦しないのであるか。
    「自分だけ好きなことして、遊んでる場合か」と、
    妻と言う代表監督の厳しいお言葉があるからなのだ。
    我が家にとってのWカップは、来年の2月・3月である。
    ホームでの戦いであるが、現状としてはなかなか難しいものがある。
    どうその戦いを突破するか。

    親父は、ただ只管心から応援するだけなのである。
    「サポーターとして生きなさい。」
    つまり、余計なことは考えるなと言うことらしい。

    さて、韓国戦をまた観戦しよう。
    ただ今5:15である。

    韓国ベスト16進出決定。

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    2010年06月22日 05時48分20秒

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    孤独ということ

    たった今、スペイン対ホンジュラスの試合が終わった。
    2対0でスペインの勝利だ。
    曇り空の夏至の翌日。
    やっぱり4時前には起きてしまった。
    慢性的な疲労が続いている。
    これはワールドカップ疲れなのだろうか。
    それとも、単なる飲み過ぎなのか。

    昨夜はポルトガル対北朝鮮の試合だった。
    やっぱり家族4人での観戦となった。
    ある時間帯から集中力が途切れたのか、
    ポルトガルの怒涛の攻撃だった。
    悲しくなるぐらい、北朝鮮が辛く感じた。
    それでも最後まで戦わねばならないのである。

    昨日、母たちが東京から帰って来た。
    平均年齢80歳近くの5名の叔母たちだ。
    東京の叔母の見舞いに出かけたのだ。
    その叔母は、特別老人ホームに居た。
    息子は3人いるのだが、誰も彼女の見舞いには行っていない。
    金があるから、高級なホームに叔母は居る。
    ただ、寂しくて、孤独で、体と心が弱り、
    「死にたい」と口癖のように言っているとのことだ。

    帰って来た母が悲しそうに言った。
    「長くないね・・・」
    次男は叔母たちが守って来た八百屋を継いだ。
    しかし、そばに暮らしながらも、叔母の見舞いには行かなかった。
    店があるから。忙しいから。
    新潟からこんなに年寄りが見舞いに行くのに、
    顔すら出さなかったそうだ。

    孤独。
    この言葉には二つの意味があるそうだ。
    「弧立」それはたった一人ぼっちの寂しさである。
    助けも、支援も、励ましもない。見捨てられた状況が孤立である。
    もうひとつは「独立」である。
    独り立つ強さと逞しさとが感じられる。
    しかし、独り立つためには、多くの愛情と支えとが求められるのだ。

    人生の終盤に差し掛かり、そのことを自覚して日々生きている叔母である。
    病院のベットの上で感ずる孤独は、
    「弧立」なのか、「独立」なのか。
    「独り往く」そんなすがすがしい逞しさを私は若い頃の叔母から感じた。
    その叔母が今は、「死にたい」と言っては涙を流している。
    悲しいことだ。それが人生というものなのだろうか。

    愛する家族が居ても、孤独なのだ。
    私はいったいどんな最期を迎えるのだろうか。

    よき家族とは、よきチームかもしれない。
    お互いが気持を理解し合い、それぞれの役割を誠実に果たす。
    弱い部分は互いにカバーし合い、ボールを心で回す。
    目には見えないが互いに固い絆で結ばれている。
    スペインのように得点することもあるだろうし、
    北朝鮮のように辛く、切ない時期もあるだろう。
    だが、よきチームの独り独りは、決して孤立せず、
    独立に我が道を往きながらも、独り独りが心でつながっているのだある。

    叔母の孤独を癒すことはできないのだろうか。

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    秋桜

  • from: クマさんさん

    2010年06月20日 06時50分08秒

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    ブブセラ親父


    オランダと互角の戦いだった。
    見事に戦略通りにオランダの攻撃陣を抑えていた。
    シュナイデルがあの場面でフリーだったことに驚いている。
    本当に一瞬のミスなのだ。
    その相手のミスをチャンスに変えて、瞬時に強烈なシュートを打つ。
    それが世界水準なのだろう。

    私があまりにも熱を入れ、大声で声援を送るので、
    次男と長男が呆れて笑っていた。
    「父さんの声で聴こえないよ」と次男が文句を言うと。
    「ブブセラだと思えばいいよ」と妻が言い放つ。
    「俺がブブセラか」
    Tジョイの3Dが完売だったそうだ。
    もしそこで私が声援と言うか、何と言うかアルビの乗りで参加していたら、
    きっとあっちこっちから物が飛んできたはずだ。

    しのぐ。しのぐ。そして、チャンスを待つ。
    本田がパスをもらい、松井が走り、大久保が切り込んでいく。
    この日本のトップ3も、負けてはいないサッカーを見せてくれた。
    何故こうまで人を熱くするのだろうか。
    90分間の人間ドラマ。
    感動・落胆・希望・挫折・再起・失望等など、
    そのボールの動きと、ゲームメークする選手たちに、
    どれほど心を動かされるか分からない。

    それがサッカーなのだ。
    そして、国の威信と国民の期待と希望を背負って戦うワールドカップの凄さなのだ。
    「サッカーには、絶対に勝つチームは存在しない」
    スペイン・フランス・イタリア・イングランドの苦戦でそれがよく分かる。
    後半終了間際に、岡崎のシュートが入っていたら、
    きっとあそこから流れは変わっていたはずだ。

    南アフリカのワールドカップを家族4人でテレビ観戦した。
    長男が予備校生で次男が中3。
    私が52歳で、その日の午後に妻は美容院に行った。
    その日の午前中に父は岡田医院に健診に出かけ、
    母は今朝、東京の叔母の見舞いに叔母たちと出かける。
    今回は一泊するそうだ。

    それが今年のワールドカップの我が家の記憶と思い出になる。
    さて、4年後は我が家はどうなっているのだろうか。
    私は、生きているのだろうか・・・。
    本日は父の日だそうだ。
    祝ってはもらえぬブブセラの父であるが、
    ふとこうして家族6人で今朝も暮らせることにささやかな幸せと喜びとを感ずる。

    ブブセラ親父にとって、家族と一緒に生きられる今日こそ、
    最高のプレゼントなのだとしみじみと想う。
    ありがとう、家族の皆さん。
    ありがとう、全日本。
    ありがとう、南アフリカ・ワールドカップ。

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