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  • from: クマさんさん

    2006年06月25日 17時18分03秒

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    ゆったりルーム完成


    三日間、充実した工程だった。
    私にとっては初めての本格的な大工仕事であった。
    てこや、釘打ちならばと参加したが、
    ヒロさんの人使い上手にのせられて、
    いつの間にか本気になってはまっていた。

    土曜日の午前中は、山小の子供たちが、
    三交代のローテーションで参加したそうである。
    おっかなびっくりの子供たちも、
    時間がたつうちに夢中になっていったとヒロさんが語っていた。
    何かを協力して作る楽しさ。
    それは人間が本来持っている楽しさの一つなのだと改めて思った。

    私は、午後からの参加であった。
    中国餃子教室は、中地区の公民館でOさんたちが開催していた。
    私は餃子のついでに現場に顔を出したら、
    実は、抜けられなくなってしまったのだ。
    棟梁の至上命令。「クマさん、そこに棚を作ってください」
    私が、棚を・・・。目が点になってしまった。
    「寸法はどうしますか?」「適当にやってください」
    「材料はどうしますか?」「そこいらのやつ使ってください」
    「作り方は?」「お任せします。好きなようにやってください」
    ヒロさんは、こんな風に素人の親父たちに仕事を任せてしまうのだった。

    引き受けたからには、何とか物にするのが親父たちのプライドである。
    寸法を取り、板の上に設計図を描き、材料を集め、段取りをする。
    鉛筆で寸法を書き込んだ角材を丸鋸でグワーンと切っていく。
    これがまたスパッと切れるから快感なのだ。
    私は調子に乗って大切な角材まで切ってしまって焦ったが、
    ヒロさんの教えによって、接木をしたなんなきを得ることが出来た。

    私が今回の作業を通して学んだことはこれだった。
    始めたばっかりのときは、何も出来ない素人集団の親父たちが、
    三日目になるとそれなりに様になり、
    電動の丸鋸を使って板を切り、ビスをガンガン打ち込んでいるのだ。
    「これやっておいてください」
    仕事を与えられ、それを収めるまで、
    何かと格闘しながら親父たちは各自で仕事を同時進行で行っていた。
    ヒロさんに頼るわけにも行かず、
    自分なりにやってみる。
    これは駄目だというときだけ?ヒロさんに助けを求める。
    すると職人ならではの凄い手法でその課題は解決していくのである。

    今日のフリーマーケットに間に合わせるために、
    私たちは夕食も食べず、時刻を忘れて工事を続けた。
    後片付けを終わり、完成という段階になったとき、
    既に時刻は九時半をとっくに過ぎていた。
    いっぱしの職人気分の親父たちは、
    やり遂げた達成感から上がり酒を飲もうということになった。
    Kさんが店を開け、たっぷりと本物のビールを持ち込んでくれた。

    私たちは出来上がったばかりのゆったりルームに胡坐をかき、
    杉の香りに包まれて、しばし至福の時を味わうことができたのである。
    こんな機会を与えてもらった棟梁ヒロさんには感謝・感謝である。

    来週の7月1日(日)がオープンの初日となる。
    私たちが作ったものは、
    これからの山ノ下地区におけるコミュニティールームとなるに違いないと思っている。
    ぜひ皆さんのご利用をお待ちしています。

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