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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2006年07月24日 20時38分46秒

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    親父たちの地引網


    地引網の当日は、最悪の体調だった。
    やはりこの体は無理はできないのだろうか?
    それよりかただの連日の飲みすぎの疲れなのか?
    情けない気分で、Cさんの車に乗せてもらったのは5時前だった。

    ベタなぎであった。
    静かな海辺で、会長のSさんとCさんと段取りを終えてからのんびりとした。
    こんな早朝の海辺で、のんびりすることはなかったよね。
    これも親父たちの地引網のおかげさまであった。

    6時30分を好きだ頃、バスが到着して、
    続々と親子たちが砂浜に姿を現した。
    梅雨空ばかりの新潟だったが、
    この日ばかりはどんよりとした曇り空から一滴の雨も降らなかった。

    さっそくニ平丸の親父さんたちが仕掛けた網の下へ親子を誘った。
    赤くて大きな二つの浮きが海上100mほどの沖合いに漂っている。
    あそこに我らの網が仕掛けられているのである。
    逸る気持ちを抑えて、
    私たちは漁師の親父たちの網捌きを見ていた。
    ランクルのウインチが大活躍であった。

    そろそろ岸辺に近づいてきたので、
    親父たちから声が上がった。
    「そら、子供たちに引かせろや」
    親子は波打ち際に集まり、順番に網を引き、
    また、波打ち際に網を引きに戻ってきた。
    どんどん網の先端が近づいてくるが、
    大漁の何の前兆も感じられなかった。

    「はて」
    「おかしいぞ」
    漁師の親父たちは黙っていた。
    すると網の先端が姿を現した。
    「あっ」それは大人が一人で一抱えできるぐらいの塊だった。
    「あーーー」がっかりとした私であったが、
    その網を開いたとたんに驚いた。
    大漁だった。
    見たことも無いほど小粒な豆アジが大漁にとれていたのだ。

    子供たちはシートの上でぴちぴち跳ねるアジの群れに感動していた。
    シタビラメがいた。
    親父たちは、その子供たちの様子にほっと息をついた。

    やろう会のイベントは、用意周到なれど、
    いつも博打はつきものなのである。

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