新規登録がまだの方

下の[新規登録]ボタンを押してコミュニティに登録してください。

新規登録(無料)

登録がお済みの方はこちら

コミュ二ティポイントのご案内

詳しく見る

親父たちよ

親父たちよ>掲示板

公開 メンバー数:62人

チャットに入る

サークルに参加する

サークル内の発言を検索する

新しいトピックを立てる

サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。

閉じる

  • from: クマさんさん

    2006年08月22日 17時17分40秒

    icon

    カウンセリング・マインド

    カウンセリングの研修を受けてきた。
    ミニカウンセリングの演習では、
    実際に聴き手と話し手に分かれて悩みの相談をする。
    聴き手としての傾聴の仕方を学ぶわけであるが、
    これがなかなか難しかった。

    肯くことで相手の話に反応を示す。
    共感的な理解が話し手に安心感と信頼感とを与える。
    時々、相手の言葉をそのまま返して、
    ちゃんと話を聴いていることを意思表示する。
    沈黙はとても大切な場面で、
    その沈黙の時間の中にさまざまなメッセージが隠されている。
    自分を無にして、相手の想いや願いを尊重して徹底的に聴く。

    何度も冷や汗をかきながら演習を続けていた。
    ロールプレーで反抗的な態度の中学生の役をやったときのことだった。
    理詰で説教され、一方的に指示や命令を出す教師役の人の言葉に、
    どんどん心や気持ちが離れていく自分が分かった。
    「話なんかするものか」と、
    だんだん頑なに拒否し、相手を怒らすような言動をするようになる自分がいた。
    「うざい」「うるさい」「むかつく」
    こうした言葉で表現されるであろう感情が私の心に生まれた。
    それは、中三の息子の感情ではないだろうか。
    教師は関係作りを求めながら、信頼関係をどんどん崩していくのだった。
    親子も同じだなぁと、私は父親として寂しくなってしまった。

    カウンセリングでは、そんな頑なな相手の心を溶かすことが重要なかかわり方である。
    話したくない相手に、いかに話をさせていくか。
    それは聴き手と話し手の信頼関係(関係作り)にかかっていると思う。
    二度目のロールプレーでは、全く正反対の教師が聴き手となった。
    「ご飯食べてきた」「最近疲れていない」「あなたのことがとても心配よ」
    こんちきしょうと思って席に着いた私は、
    その言葉を聴いてぐっと来てしまった。
    不覚にも涙が出そうになった。
    疑い・指示・命令・脅威には「反抗」であろう。
    しかし、優しさや共感に対しては、
    果たして人間はどんな反応を示すのだろうか。

    その機微が実に難しく、人間関係のポイントではないだろうか。
    人は育てられたように育つ。
    人はされたように人に返す。
    作用と反作用の関係は、人間関係には必ず存在する。
    まだまだもやもやとしているが、
    親子での関係作りも、もっと親は意識して行わねばならぬと改めて思った。

    それは夫婦にも言える。また、自分の父や母との関係にも言える。
    そして、職場での人間関係にも言えることだと思う。
    カウンセリング・マインドを、私は相手からいつも求められているのではないだろうか。

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

コメント: 全0件