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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2006年09月14日 20時45分41秒

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    男は祭りだった

    Cさんから、明日から始まる祭りについてTELがあった。
    太鼓に我が自治会から誰が参加するかという問い合わせだった。
    ここ8年間、私と我が宿敵Eさんの二人が参加だった。
    連合でやりながら、
    肩身の狭い思いをしてきたものだった。

    ただし、長男・次男と太鼓を叩き続けてきた。
    親子で春も秋も目一杯太鼓で活躍させてもらっている。
    宵宮の帰りの一番太鼓は、長男の出番だった。
    飲み屋街を祝儀をもらうために、
    店から店へと渡り歩く太鼓の音色。
    それを叩いていたのが小学生の我が長男だった。

    長男の太鼓は筋が良いと、長老に褒められた。
    一番太鼓を押しながら、
    得意満面で夢中になって太鼓を叩いていた長男の顔が目に浮かぶ。
    「この子の太鼓、いいねぇ」
    「俺の子です」
    「そうかね、筋がいいよ」
    「ありがとうございます」
    親父は、長男の太鼓を聞きながら、酒によって夢見心地であった。

    懐かしいなぁ・・・。
    できれば・・・そんなことはありえないか・・・。

    本部に集結すると、男たちは一升瓶とビール瓶を片手に、
    お互いに注ぎあい、語り合い、和やかに談笑するものだった。
    はっぴと鉢巻とがいなせに光る。
    「久しぶりらね」
    「元気らってけ」
    「ほれほれ飲みなせや」
    世代を越えたそんな会話があっちこっちで交わされる。

    小学生だった我が長男は、
    子供たちと一緒におにぎりを頬張り、
    唐揚に手をかけている。
    今夜は男の子たちも無礼講である。
    そんな中で、野暮こき親父がやってきて、
    「おめぇの兄ちゃん、ゆうこときかんすけ、おこっといたれ」
    とぐてんぐてんの酔っ払い状態だった。
    「はー、ありがとうございます」

    「ほれ、出発の時間られ。」
    「何してんだ。はよ酒止めて、準備しろて。」
    いよいよ本宮の宮のぼりの時刻になった。
    気合が入り、男たちはまた太鼓と神輿の周りに集結する。
    空はピー感の青空の日もあれば、
    台風直前のすさまじい年もあった。

    その一こま一こまが忘れられない思い出である。

    男は、祭りに集つまった。
    祭りは、男だった。
    そんな地域には、親父の会はこの祭りの場に確かに存在していたのである。

    明日の晩は、町内のふれ太鼓である。
    土日は、祭りで飲み続け。

    この時期、山ノ下に生まれて本当によかったと感じる。

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