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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2007年01月23日 20時58分04秒

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    参観日と講演会

    今日は次男の参観日があったので、午後から山小に行った。
    父親として子どもの学習する姿を見るのも勉強になものである。
    他の子と比較しながら自分の子のことを客観的に観られるからだ。

    算数の学習では、円の面積の公式を発見する授業だった。
    パソコンを駆使し、円が長方形に変わることが分かりやすく理解できる工夫に驚いた。
    難しい学習も、こうした工夫で実に興味深いものになった。
    公式を覚えるだけの授業ではなく、公式を発見するプロセスをたどる学習は、
    参観する保護者にとっても面白かった。

    しかし、我が子は手も挙げず、答えることも無く、黙々とノートを書くばかりであった。
    次に、例題を出されて、終わった人から先生に円付けをしてもらうのだが、
    我が子はいっこうに立ち上がる気配は無かった。
    「ほらAさんが終わったぞ」「おいおいNさんも先生の所に並んでいるぞ」
    「もうすぐ授業時間がおわってしまうぞ」
    だんだん親の私が焦ってきてしまったのだ。

    とうとう我が子は、間に合わずに算数の時間は終了となってしまった。
    私は、彼に気付かれないようにそっと教室を後にした。

    その後の講演会は、感動ものであった。
    文化教養部の部長さんは、我がやろう会のOさんである。
    新潟日報にエッセーを連載していた藤田市男さんが講師だった。
    実は、私はこの「家族っていいなぁ」のファンであった。
    親父が家族のことを語っていいではないか。
    親父が親父の弱音を吐いてもいいではないか。
    親父が家族のことが大好きでいいではないか。
    父親が家族を温かく語るその語り口が新鮮だったから好きだった。
    何よりも「やろう会」の立ち上げと同時進行であったから、
    なおさら共感的に理解された。

    家族の原点とは何か。
    「子どもは生きていてくれて」「ただそこにいてくれて」それだけでいいではないか。
    「生まれてきてくれて、ありがとう」
    そんな気持ちをもって誕生した子どもを家族は迎えたはずだ。
    「そのうちに過剰な欲求が生まれる」
    しかし、「子どものことで悩めることは幸せ」という
    子どもを小児ガンで失った親の言葉がある。
    私は不覚にも泣きそうになったが、ぐっと堪えた。
    ここで十分講演内容を伝えられず申し訳ないが、
    とてもとても単純で大切なことを私たちは改めて気付かせられた気がした。

    例えば、算数が苦手な子どもがいたとする。
    「何とかしなければ」と焦った親がいたとする。
    しかし、その焦りは子どものためなのか、
    親自身のためなのか問うてみるとよいと思う。
    「よい高校へ入ってもらいたい」と子どもを叱咤激励したとする。
    しかし、その本気は子どものためなのか、親自身の見栄のためなのか。
    そうではなく、子どもにしてやれることは、
    子どもが未熟ながらに選んだ道をまっとうできるように、
    本人にも分からないようにそっと影から手助けしてやることだけではないだろうか?

    私は親として迷いながら、日々子どもに教えられつつ修正して生きている。
    藤田さんは、エッセイの中でそんな自分の生き方をさらりと伝えてくれていた。
    そして、どんな親であれ、子どもが可愛いそれだけで十分であり、
    子どもはどんなに親に反抗しても、
    けなげに親のことを慕っているということなのである。

    この世の中で血がつながっているのは、親子だけなのである。
    この事実は、実は親子の真実を物語っているのである。


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