外は時折青空を覗かせるが、真冬並の風と寒さである。
いよいよ今日が合格発表の日であった。
土日をはさんだおかげで、猶予の日々がありがたかった。
難関である。
その事実と対峙するための自信と不安で彼の心はいっぱいであろう。

昨夜、珍しく弟一緒に私の布団に入って、
「緊張する」と言っていた。
笑ってている姿とは裏腹に、心は揺れ動いているはずである。
私がそうだった。

さて、どんな結果となるか。
運命は午後2時に決定する。
長男はまだまだ深い眠りの中である。