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from: クマさんさん
2007/05/17 05:50:31
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ここが大山台だ
新しい環境に順応する力は、とても大切な力だと思う。
毎朝寝坊して、朝食にも間に合わない長男である。
やらねばならない勉強が山積みなのに、
そこから逃避して、ギターをかき鳴らしている彼である。
親としては、とても心配であるが、任せることを基本としている。
だから、余計なことは言わないように努力している。
やっぱり基本は失敗から学ぶこと。
それが一番本人のためになる。
そう思って遠くから彼のことを見守っている。
私自身、親として子供の成長に順応して、
小さな変化を遂げている。
彼の悩みは、彼のみぞ知る。
それなりに新しい環境の壁にぶち当たっているはずである。
理・数コースのために、数学の進み方は尋常ではないそうだ。
私は、高校では数学が全く理解できず、赤点の山であった。
彼については、そのことだけでも尊敬に値すると思っている。
しかし、家庭での学習が進められていないのだ。
「母さん、明日は6時に起こしてくれ。」
彼が妻に頼んでいた。
これも小さな変化の一つだ。
彼はまだ部活に入ろうとしていない。
確かに、好きなギターを弾く時間は大切なのだ。
部活に入ると確実に帰宅時刻は遅れる。
また、何に自分を打ち込めばよいのか分からないようである。
中学の同級生は、それぞれ自分の好きな道を活かして部活に所属した。
彼は、そんな仲間の姿を横目に一人帰宅してくる。
部活に入れば、先輩もいるし、仲間も増える。
何よりも異性との出会いもあるかもしれない。
しかし、かく言う私は、高校時代は帰宅部であったのだ。
それは、きっと彼と同じ理由からだと思っている。
その後悔が親父にはある。
「俺、端艇部に入ろうかなぁ」とふと語ったそうだ。
これもまた小さな変化の一つだ。
彼はほんの3〜4ヶ月前までは、とてもイライラとしてとんがっていた。
話しかけると、「煩い」と突っぱねてきた。
とりつく島が無い。
しかし、最近は笑顔が見られ、表情と態度に柔らかさが出てきた。
よく弁当のご飯やおかずを残してくることがあるが、
昼に友達と一緒に食べるために遅くなってしまうと言っている。
その残りは、ちゃんと夕食に食べている。
彼の本分である「素直さ」が、またちょっとずつ表れてきた。
それは、彼の心の中に鬱積していたストレスが少なくなった証拠ではないだろうか?
この小さな変化は、親としては嬉しい変化だ。
新しい環境に対する戸惑いは誰でもが感ずることだった。
あまり繊細すぎると、考えすぎて自分でつぶれていくものである。
そんな時は、鈍感になり、
どんどん行動することの方が望ましい結果とつながるようである。
考えすぎるから、人は動けなくなってしまう。
「ここがロドスだ。ここで飛べ」
「書を捨てて、まちに出よう」
高校時代の私の座右の銘である。
子供たちがそんな逞しさを親父たちから学んでくれたら、
もっともっと子供たちも生きやすくなるのではないだろうか?
この写真から感じられる気迫が、
生きて働く力として今、子供たちには求められていると思う。
「ここが大山台だ。ここで焼け」 by moroさん-
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