体調が戻らぬまま一週間が過ぎた。
胃腸系から風邪に至る。
毎日薬を飲んではいるが、効果は余りなかった。
昨日は鼻の辺りがむすむずとして、
花粉症のような症状になった。
今朝はまた少々の腹痛である。

体力が衰えるということは、
こういうことなのだと自分の体を通して体験している。
「あんたは、7のもので10使っている」
私はそんなに丈夫な方ではないのだが、
その体を無理に使いすぎると、
昔かかりつけの医者によく言われた。

私が病になるときは、
体に無理をさせた時と、肥ったときである。
未病という言葉があるように、
本当はいつでも体の中には病の種が潜んでいるのだ。
それに対して健康な体は抵抗してバランスをとっている。

しかし、休養を必要とするとき、
そのバランスは崩れ、病の種は発芽する。
過労・過度のストレス・誤った生活習慣・暴飲暴食。
生活の中で無理をすることで、
体はその無理が大病になる前に、
サインを出して警告を行う。

生命体としての体の目的は、生存し続けることであるからだ。
私はこれまでのマラソン練習と１０キロのマラソンの走りで、
肉体を酷使してきた。
しかし、サインが出てもすっかり休むわけにはいかないのだ。
休養どころか、不摂生も行っている。
その結果が、この体なのである。

大病一歩手前。
今週こそ、静かに養生しようと心に誓っている。
この体は、私だけのものではないのである。
もし、私が倒れてしまったから・・・。
大病になり入院・手術となってしまったら・・・。

健康のためにはじめたマラソンである。
まさか、こんな結果になろうとは誰も知る由もなかった。
ただ現実を受け止めるだけである。
「休養宣言」
体の声に素直に従おう。