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  • from: クマさんさん

    2008年07月25日 22時44分22秒

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    書くことは尽きぬ

    テレビで、高校生くらいの子供と父親が仲良く笑顔で話している姿を見ると、
    「へーーー、こういう家庭もあるのか」と思ってしまう。
    しょせん人間は、育った環境が自分の世界であるのだ。
    私は高校時代父とはそんな会話をした覚えはなかった。
    高3だったか、父と取っ組み合いの喧嘩をした。
    その時、父を組み伏せてしまい、
    私に両腕を押さえられながら、
    それでも「こんちきしょう」と私に向かってこようとしていた父を見て、
    私は父に逆らうことをやめようと決意した。

    「人間とはなぁー」とは、決して父は教えようとはしない人だった。
    いつも酔っ払い、借金を作り、競馬に全財産を投じた男だ。
    ビートたけしの自伝のドラマを観て、
    「何だ家と同じ家は他にもあったのか」と、妙に安心した私でもあった。
    父は、そうやって存在し続けてきた。
    それでも、家族からはとことん愛され続けてきた。
    それは何故なのか?

    あとどれくらい父と一緒に生きられるのだろうか?
    そんな状況でありながら、
    私は父とは未だにあまり語り合わない。
    親子で話すというスキルが、我が親子には存在していないのである。

    じっと一日中テレビの前で、首を垂れて座っているか、
    横になって口を開けて寝ているだけである。
    どういたわり、どう言葉をかけてやったらよいのか分からない。
    今更優しい言葉は、照れるのである。

    そんな父と私との関係が、私と長男との関係に反映しているらしい。
    理想的な和気藹々とした家庭は、私には存在しなかった。
    だから、父として私は長男に対する対応に迷っているのかもしれない。
    だから、環境なのだろうと思う。
    仏教ではいい言葉がある。
    業なのだ。

    老いて生きる力なく生きている父を見て、
    これが我が家の我が家所以の業なのだなぁと最近思うようになった。

    そんな意味で私も、長男もその業の被害者であるかもしれない。
    でも、私は思うのだ。
    この父が、私の父であって本当に良かったと。
    そして、私は思うのだ。
    この子らが、私の子であって本当に良かったと。

    50年間かかって分かったことは、それだった。
    長男も次男も、そんなことが分かるまでには、
    後40年近く必要なのだろうなぁと、今は思える。

    ドラマはしょせんドラマなのだ。
    しかし、ドラマのテーマとは、
    人間社会における永遠のテーマでもあると私は思っている。
    だから、この掲示板に書くことが尽きないのである。

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