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  • from: クマさんさん

    2008年08月29日 14時19分28秒

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    メメント・モリ

    とは言うものの、この土ツボに入ったアルビの選手の気持ち、
    とてもよく分かる私だった。
    思い通りにならないのが人生である。
    勝ちたい気持ちは山々だがが、
    どうにもならないこともあるのだった。
    そこをどう耐え、踏ん張っていくか。
    期待するのは、逆境の中での集中力と粘り強い戦いぶりなのだ。

    そんな戦いを、自分もやらねばならないと思っている。
    日々、自分と向き合い、自分を励ます。

    「メメント・モリ」

    長男は、テスト期間でありながら、バイトに行っている。
    9時近くに帰ってくる。
    「お疲れ様」何だか変だと思いながら声をかける。
    妻は、遅れた夕食をまた長男のために作る。

    次男は、部屋に入って勉強?をするようになってきた。
    「宿題は終わった」
    その先に勉強をやる義務はないとのこと。
    アルビの試合を観ながら眠ってしまった。
    最近、朝起きる時刻が遅くなった。
    起こすと、無駄な抵抗をするようになった。

    妻は、朝の台所で、長男のための弁当を作っている。
    炊飯器のスイッチを入れ、味噌汁を作る。
    いつもは母がやっていた仕事だった。
    母は、家族で一番早く起きて台所に立っていた。
    私の朝が早かったせいもある。
    しかし、今は起きてはこなくなった。

    長男が、自分から早目に起きるようになっている。
    言っても駄目だが、本人が自覚することで何とかなるものだった。
    それからゆとりの朝の支度に入るのだった。
    次男は、ノートが見当たらないと妻を呼んでいた。

    父は、それでも起きてはこなかった。
    かっては、庭に出て掃除をしたり、ゴミ捨てに行ったりしたものだった。
    父は、難儀なので寝たままだった。
    だから、長男と次男を見送れなくなってしまった。
    「いってらっしゃい」
    その父の言葉が最近聞こえない。

    「メメント・モリ」

    そうした我が家の生活の今は、川の流れと同じなのだ。
    二度とこの瞬間は戻っては来ないのである。

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