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  • from: クマさんさん

    2008年08月30日 23時51分42秒

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    彼と、彼と、彼。

    30年来の山の仲間と久しぶりに会った。
    あの頃、馬鹿をやって生きていたそのままの生き方だった。

    彼は、出世には見向きもせず、
    同じ部署で、30年近く過ごしている。
    上に上がるために、いろいろと上司から言われるが、
    我関せず。
    転勤して地方に単身赴任するよりか、
    家族と一緒に暮らすことを考えて、
    その上司の推薦を断り続けて来た男である。

    彼は、総務という重職にありながら、
    自ら潔しとせず、その役職を降りた男である。
    彼は優しく、人にはとても親切で気を使う人である。
    今は、研修関係の仕事を一手に引き受けている。
    生き延びる術を彼は知っていた。

    彼は、ただ今失業中である。
    彼の母は、認知症のために施設に入っている。
    それまでの2年間は独身の彼は、独りで母親の面倒を見ていた。
    仕事は、母親の世話が出来る仕事を選んで続けてきた。
    母親の介護が必要でなくなったので、
    今はその仕事を止めただけである。
    求職は、老人介護施設なのだそうだ。
    彼は、彼なりに燃えていた。

    そんな彼等たちと一緒に語っていると、
    何が本当に大切なことか分かってくる気がする。
    人間、地位や名誉や金ではないのだ。
    私たちが心からつながっていけるのは、
    お互いにそんなつまらないものを認めなかったおかげだと思っている。

    ステイタスを誇りに思う集団は、それでそれなりにいいのであろう。
    ただ、私の親友はそこには居ない気がした。

    彼と、彼と、彼とは、また昔のように再び山に登れる仲間なのだ。

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