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  • from: クマさんさん

    2008年09月24日 09時28分20秒

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    Mさんからの宿題

    さて、長かった修行の季節も終わりに近づいてきている。
    振り返ってみたら、こんな人生は想定外のそれだった。
    人は、思ったとおりには生きられないものだ。
    そんなはずはないと思いながら、
    それはどんなに理不尽なことであろうと非情にも現実なのだ。

    山小屋のご主人Mさんのことをよく思い出す。
    このパソコンのスライドショーに彼が登場するからである。
    昨年の今頃、初めての抗癌剤の治療に入った。
    この治療はとても切ないらしい。
    そんな苦しみの中から再生を願い、耐え抜いた日々だったはずだ。
    私と二人で写っている写真がある。
    Mさんは、帽子をかぶっていた。
    めっきりとやつれてしまい、笑顔も少々寂しそうだった。
    その笑顔からは想像できない内面の戦いがきっとあったはずだ。
    「そんなはずはない」と、思っていただろうなぁと、今は思う。

    どうして私が。
    何でこんなになってしまったのか。
    もっと早く発見することは出来なかったのか。
    いろいろと考え、独り苦しんだと思う。
    しかし、決してそんな姿をお客である私たちには見せなかった。
    「いゃー、また来週から当分病院だっけお休みすってば」
    淡々と飄々とちゃっちゃと焼き鳥を焼き、
    お客の我侭な注文に応えていた。

    その姿は、こうした理不尽で、不条理な人生において、
    私の目指すべき心の姿だと思っている。
    「おたおたすんなて」
    「考えたって、悩んだって何も変わらないんて」
    「しょうがねぇねっけ」
    そんな声が聞こえる気がする。

    私のこの長期の修行の過程は、
    その生き方をどう自分のものにするかの時間だったように思える。
    しかし、この境地深すぎるのだ。
    「我執を捨てて、ただなんとなく」
    どれだけこの我執から遠ざかれるか。
    それは我が人生の師である山小屋主人Mさんからの宿題であった。

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