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  • from: クマさんさん

    2009年01月27日 21時22分34秒

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    雪だからこそ

    さて、今朝は歩いて職場に向かった。
    それにしてもすごい雪だった。
    歩道はでこぼこで歩きづらいことこの上もなしだった。
    そんな中、やっぱり自転車を引いたり、歩いたりしている人がいる。

    ここには幅の狭い通り道だけである。
    このまま歩いていけば、
    向こうから歩いてくるおばさんと鉢合わせだ。
    どちらが道を譲るか。
    それは、ごくごく自然にできるのだ。

    江戸しぐさという言葉があるが、
    これは一つの雪国しぐさではないだろうか。
    お互いに半歩譲り合う中で、
    心と心との呼びかけが存在するのだ。
    「すみませんね。」
    「お互い様です。」
    「ありがとうございました。」
    「こちらこそ、ありがとうございました。」
    雪が無かったら、この会話ありえないものである。

    毎週「天地人」を楽しみに観ている。
    あれは一つの漫画だと思って観れば、
    それはそれなりに楽しませてくれるし、感動するものだった。
    雲洞庵で幼い頃に親元を離れて学んでいた頃のことだった。
    雪に閉ざされて、その長い冬の中で耐えて育つ兼続の姿があった。

    私は、そんな場面を観ていて、はっと思った。
    「やっぱり雪なのだ。」
    越後の人間を育ててきたのは。
    岩手の人たちには、岩手山がある。
    甲斐の人たちには、北アルプスに南アルプスがある。
    越後には、やっぱり雪があったのだ。

    大河ドラマに、雪を舞台とした壮大なロマンを描けるのは、
    やはり上杉謙信の他は誰もいないはずである。
    雪があって、上杉がある。
    どんどんと天から降りしきる雪の大群を見ながら、
    母は今更のようにぼそっと語った。
    「雪が降るから、米が出来るんだね。」

    この雪と秋の収穫とは結びついているのである。
    景勝が幼い兼続を背負い雲洞庵に帰る雪のシーンは、
    越後だからこそ、描かれる尊いシーンだったのだ。

    雪は、人を育て、米を育てた。
    雪が創った越後しぐさと忍耐とは、
    きっと今でも越後には脈々と息づいているはずである。
    その再発見こそ、「天地人」にあるのではないだろうか。

    明日は晴天。
    それでもやっぱり歩いていきたい。

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